☆ ツーリング紀行 ☆
第11回VMAX_ML全国大会
&山陰ツーリング記

<3>


晴れた海っていいですね


<2009年9月21日>

今日もゆっくり海岸を

 7:30起床。
 ううむしっかりと熟睡してしまった。いやゆっくり寝られるに越した事はないのだけれど(笑)

 昨夜の大宴会をつらつら思い出すが、相変わらず記憶の途切れた箇所多数。大丈夫だよな、意味不明な壮言大語とか吐いてないよな、俺。(さあどうでしょう?)

 同室の方々が起きてこられたところで配給のパン&コーヒーの朝食。
 空は今日も明るい。付近の林からは鳥と虫の声、うん、いい雰囲気の場所ですよここは。


まさにリゾート地

 まったり移動して駐車場、VMAX話は相変わらず尽きない。それにしても昨日からこれだけ話し続けてネタ切れにならないというのも凄いことだ。


もうそこいらじゅうV-Maxだらけ

 9時、記念撮影会。
 幹事連の挨拶の後、解散となる。

 来年の開催は四国の高知。行けるかな?行けないかな?四国ならフェリーも使えるけど移動時間がなぁ…
#来年は大型連休じゃなくなるしねぇ

 三々五々散っていく50台のVMAX、皆気をつけて帰るんだよぉ…(←お前もな)

 さて、では俺も引き上げますか。
 
 気温が高いので今日は朝からフルメッシュ&メッシュグローブ。
 大阪へ出向くというヤマハのMK氏と途中まで同行させていただくことになる。

 2台の新型MAXで大山を後にする。
 海も山も観光地もあって落ち着けるこの辺り、また来られる事があるかねぇ…

 国道を東へ。

 当面の目的地はちょい走ったところにある「道の駅はわい」
 今朝、「面白い名前だし、HPのネタになるかと思って」と話したら、MK氏も是非行きたいと言われたのだ。

 国道沿いにはまたまた大型の風車が並ぶ。今日も南風が強く、ぶんぶんと景気よく回っている。

 左手の防風林を眺めながら走っていたら、突然細かい水を被ってびっくりする。「なんだなんだ、何の水だ?」
 
 なんと、道路右手で巨大なスプリンクラーが回っており、その水が南風に煽られて道まで飛んできていたのだ。
 一体何のための散水機なんだろう?畑か水田か…確かにこの辺りは砂地だろうしなぁ。

 途中、道の駅大栄で「コナン!」と一息を入れ、目的の「道の駅はわい」へ着いたのは10時半過ぎだ。
 


作者の実家が近くだそうで

 突っ込みどころ満載の名前「はわい」
 さぞかしネタになるものが沢山転がっているだろうと辺りを見回すが・・・「なにも無いぞぉっ!」

 ハワイなネタで目に留まるようなものはない。レストランが「ハワイ」なのと、土産物屋が「アロハ」な程度だ。
 
 ここは建設中の高速道路の無料区間。この道の駅は後にサービスエリアになるらしい。
 そのせいで今は地味にしているのかもしれないが、せっかくの「ハワイ」の名称、もう少し派手に遊べば良いのになと思う。


「大市場」かどうかはさておき

 「ネタになンねぇよっ!」とぶつぶつ文句を言う俺をよそに、駐車場に停めた2台の新型VMAX(しかもMK氏の乗るのはワイズギアパーツフルオプションのデモカー)ナンシーに大人気だった。
 
 それはもうまさに入れ喰い爆釣状態。
 次々と現れるナンシーを相手に、MK氏はオートバイへの啓蒙活動とヤマハの広報活動に励まれていた。


「これヤマハなんですよヤマハ…」

 啓蒙活動完了。「では大阪へ向かいます」というMK氏とお別れする。
 いやはやお疲れ様でした、ではまたいづれ(礼)

 一人となり、海沿いのR9は旧道を走る。
 並行して走るバイパス(これまた後に高速道路になるらしい)のおかげでこちらに混雑は無い。
 相変わらずの風に海には白波が立っている。サーファーも多数。

 ぼーっと走っていたら、突然空に大きな十字架が現れてびっくりする。
 多分飛行機雲だろうけど、交差するってのは珍しいなあ。
 


何かの宣託かと(笑)

 さて、次の目標は音に名高い鳥取砂丘だ。
 その前にまずは昼飯。鳥取市内へ入ると「港」の文字があったので寄ってみる。

 港の大きな市場には食堂も数軒・・・はいいのだが、さすがはシルバーウイークというかなんというか、猛烈な人出である。
 比較的空いてそうな店に一旦は並んだものの我慢できず出てしまう。港周辺の他の食堂も見て回るが皆行列が出来ている始末。
 「やめたやめた、ラーメンでいいや…」

 通りから一本入ったところにあるラーメン屋に入ってほっとする。
 知らない店で頼むのはメニューのトップ!と決めている俺は味噌ラーメンをチョイスする。なかなかに美味&セットで頼んだ餃子も旨かった。うん、これはこれで正解だな。

 「砂丘は混む」
 昨夜聞いたその噂のとおり、砂丘に近づくと混雑が増えてきた。

 「鳥取砂丘」の看板が出てからは一昨日の大阪付近並みの混雑となる。これまたさすがはシルバーウイークだ。
 すり抜けして前へ。満車の表示が出ている駐車場の隅にVMAXを停める。バイクはこういうときに楽でいいねぇ。

 海沿いに広がる鳥取砂丘は、成程広かった。

 手前に広がる砂の丘、遠くに海。
 う~ん、いい景色だな、これで人が少なければさ。


まぁとりあえずは記念撮影を

 走る車の台数から予想はしていたが、それにしても凄い人出だ。
 乗用車や観光バスからわらわらと降りてきた集団が、続々と砂の丘を歩いていく。

 奇声を発しながら砂を蹴立てて走っていく少年、無理やりラクダに乗せられ泣き叫ぶ少女、砂に足を取られ転ぶ親父等々。
 いやぁ、人生って大変だねぇ…(しみじみ)
 


ラクダって大きいんですね


うはは、見ろ人がゴミのよ(略)

 「でもまぁ、ここはもう一度来てみたいな、人気の無い時にさ」(笑)

 鳥取砂丘を離れるとまた交通量は減っていった。
 
 国道だからそこそこ車は走って入るが、邪魔になるほどではない。というか、こんなにツーリング日和だと制限速度でぽこぽこ走っても楽しいものだ。

 そんなぼーっと走っていたせいか、海沿いを走るつもりが内陸へと入ってしまう。あれれと気づいたのは20kmも行ってから。
 いかんな、いくらなんでもボーっとしすぎだろ。でも…

 「あーやっぱツーリングは午後が一番だわ」

 さて、これから先、どこをどう走るかは特に決めていない。
 帰るのは明日なので行けるところまで行って、適当なところで泊まろうと考えていたのだ。

 県道11号の海沿いで小休止、地図を見ながら熟考する。
 
 京都付近まで行けば帰りにどの高速を使うにしても困らないがちと遠い。しかも当日予約で泊まれる宿は少なそう。(そしてもちろん高そう)
 海の近くで、そこそこの観光地(=宿がある)で、夕暮れまでに着けそうな場所で…

 「当日予約じゃ難しいか?」と思いつつも、天橋立のユースホステルへTELしてみる。
 すると、たった今ベッドが1つキャンセルになったところだという。うーむ、こういう巡り会わせってあるんだよねぇ。


とりあえず一安心

 さて、宿が決まったならゆっくりと行きますか。

 くねくねと続く竹野海岸沿いの道。
 入り組んだ入り江を走る道が実に楽しい。

 平井の鼻岬を越える峠、交通量はゼロ。
 ちょい道幅は狭いけどペース上げちゃおうかな?

 少しだけVMAXを振り回してみる。トルクに任せて怒涛の加速。3速でぐわっとスロットル開けて、2速の時はスロットルワークに気をつけて…
 あー、やっとタイヤサイドが使えたわ(喜)

 そのまま丹後半島をぐるりと回る。
 ゆっくりと傾いていく太陽を背に走る海岸線、これまたなかなかに風情があった。

 道の駅「舟屋の里伊根」は、バイパスから外れたちょい寂しい場所にあった。
 
 夕方のせいか閉まった売店脇を抜けたところにある見晴台から見える対岸が「伊根の舟屋」
 海の中に立てられた(ように見える)家並みが不思議だった。


NHKのドラマの舞台にもなったとか

 半島をぐわっと南下。
 
 日暮れと共にシールドにぶつかる虫の数が増える。左手の海ではその虫を狙ってか、魚がぱしゃんぱしゃんと跳ね回る。

 あやうく見逃すところだったYHの看板に立ち止まる。
 これで宿の場所は判ったし、チェックイン前に付近の様子をみておこうかな?夕飯もまだ摂っていないことだし。
#これまた時間が見えなかったので素泊まりで予約


暗くなってもきましたしね

 しばらく走ると「シーフードレストラン」とあったので入ってみる。
 大型の観光施設だったが既にレストランは閉店したとのこと。おいおい、まだ18時過ぎでしかも今日は連休のど真ん中だよ?
 その先、海産物屋付属の食堂も同様に閉店済み。むっふ~、有名観光地にしては閉まるのが早すぎないかぁ~

 ともあれ、閉まっているものは仕方が無い、YHにチェックインしてからコンビニで弁当でも買って食べようか。
 
 YHに荷物を降ろし同室の方々にご挨拶。受付時にフロントで聞くと、まだ営業しているレストランもあるはずだという。
 教えてもらった場所へVMAXで向かう。ああ、ここレストランなんだ。さっきはバーかと思って素通りしちゃってたわ。
 
 バー併設のレストランで、ハンバーグ定食という実に素直な夕食を摂る。
 うむ、旨い。安心して食べられる味だ(笑)

 YHの風呂でゆっくり体を休め、早めに床につく。
 ああ、そういえばせっかく来た天橋立、今日は見ずに済ませちゃったな・・・

<本日の走行距離=350km><給油回数=3回><平均燃費=13.5Km/L>
<本日の教訓=今日が一番「ツーリング」って感じだったかも?(笑)>
 
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