なんやかんやと忙しい日常も一段落、さあ、今日は半年振りの筑波サーキットの走行日だ。
　梅雨の真っ只中という事で夕方からは雨の予報だが、予約を取った午前中はなかなかの上天気の様子。よしよし、やっぱりそうでなくちゃねえ。
　朝一番、筑波サーキットのパドックにトランポを停め、ガンマを引っ張り出す。
　さてこのガンマ、ここしばらく乗ってこそやれなかったものの自宅のガレージでそこそこの整備はしてある。更に今回はヘッドライトを取り外し、プラ板を加工して造ったプレートを取り付け、その上にはゼッケンまで貼り付けてあるのだ。見かけだけなら立派なＳＰレーサー、でも中身は完全なノーマル車なんだけどね（笑）

　走行前の点検をしていると、「見に来れば？」と誘っておいたＢ．Ｗ＆いずらん夫妻が到着する。
　お二人とも筑波サーキットは初めてとの事で、来るときはやはり道に迷ったらしい。昔に比べて案内標識はずいぶん増えたんだけど、それでも判りにくいんだよね＞筑波サーキットの場所。

　コントロールタワー横で受付を済ませて走行券を受け取る。
　今月からファミリー走行３０分前のミーティングはなくなったらしい。気温とともに路面温度も上がってきたせいだろうか？
　ごそごそとツナギに着替えて準備運動。半年振りだしなあ、今日は転倒だけは避けないとな・・・

　時間が来てコースイン。周囲の大排気量車に混じって周回する。まずは前回のこともあるのでじっくりとタイヤを暖めてっと・・・（笑）
　今日もさほど調子は悪くない。倒しこみも軽いし、エンジンも快調だ。裏のストレートでは相変わらず５速11,000rpm/minまできっちりと回る。そうするとあとはやっぱり乗り手の問題かな・・・

　タイヤが完全に温まった５週目辺りからアタックを始める。
　今日の集中ポイントは最終コーナー。５速全開からブレーキングして早めのシフトダウン、４速のパワーバンドをキープしたままカットイン、ホームストレートの入り口で５速にシフトアップして・・・のはずなんだけど（笑）
　突っ込みは大分好感触。他のマシンにもさほど負けることはない。しかし立ち上がりが目いっぱいアウトまで使えないのだ。スロットルを開けるタイミングが遅いのだろう。かと言って、パワーバンドに入っている２ストのスロットルは非常に神経質、怖くてあんまり攻め込めないのだ（笑）
　ピットロードの入り口からの距離を目安に、少しずつ突っ込みを深くしていく。立ち上がりも、少しでも手前からスロットルを開けるように心がける。くれぐれも丁寧に丁寧に。転倒したら元も子もないのだ。

　一度ピットインしてタイヤをチェック、ＯＫ、問題なしだ。
　再度コースイン、そろそろ最終コーナー以外も詰めていこうかな？と思っていたのだけれど・・・

　妙に遅い某大排気量車に引っかかる。いや、直線ではもちろん向こうの方が速いのだ。Ｓ字あたりで後ろに付くと妙に遅い。仕方なく１ヘアピンで抜き、引き離す。しかし裏のストレートではものすごい速度差で追い越していくのだ。が、最終コーナー入り口でははるか手前からブレーキングを開始するので追突しそう。仕方なくラインを換えて追い越すと、ホームストレートではまた後ろから・・・
　これが３、４周ほど続く。振り切れれば問題ないのだが今のタイムでは不可能だ。コーナーでは追い越しをする為に自分のベストラインを外して走る。ブレーキングポイントも同様、相手に悪気はないのだろうが妙にイライラしてしまう。

　そのままの状態で走行時間は終了。例のバイクのせいにしたくはないけれど、今日のタイムは前回と変わりない散々なもの。加速重視の大排気量車と、コーナーリングスピード命の２ストレプリカじゃぁあまりにも走り方が違うから、仕方が無いと言えばそのとおりかも。
　それでも、もっと速い人たちに混じれば追いついて苦労するというのはないはずだ。これを機会に思い切って１つ上のクラス「スポーツＡ」へ上がってみるのも手かもしれない。今のタイムがタイムだから、周りに迷惑を掛けてしまうかもしれないけれど・・・(笑)