☆ RGV250ガンマ ☆
レストア日記
◇その10◇ サビ取り~の2
さて、では保留になっていた(?)エンジン&チャンバー関係のサビ取りをしておこう。
まずはエンジンを洗いなおす。(BB-1の注意書きには『油汚れ落とし機能はありません』と明記されている)
キャブの取りつけを確認し(エンジン内部に水が入ったら…ねえ?)エンジンクリーナーを吹き付ける。このクリーナーは吹き付けるとすぐ泡状になって油汚れを浮き立たせるタイプだ。エンジンはすぐ泡だらけになるので要所要所をブラシで擦っておく。10分後、水をかけて洗い流せば洗浄完了。まあ「完璧に…」というには程遠い仕上がりだが、サビサビエンジンには上等上等(笑)サビ取りの下準備はこれで完了だ。
水分が乾いたら「BB-1」をエンジンに吹き付ける。油分が取れているので処理は良好、15分ほどでエンジンの右サイド(クランクケース)はサビが落ち梨地仕上げ風になった。まあ、こんなものかな?(左サイドには樹脂のカバーが付いているのでサビとり不要)
もう一度軽く水洗いし拭き取った後、さび落としを塗った部分を含め、エンジン全体にCRC-556を充分吹きつけておく。CRCはゴム部品にはあまり良くないので吹き付ける場所を選びながら慎重に吹き付け、エンジン部の洗浄、サビ取りはこれで終了。仕上がりは・・・まあこんなものでしょう。
次はチャンバーとサイレンサーだ。
タンデムステップ部のボルトを外し、取りつけバンドを緩めてサイレンサーを外す。一度サビ取りしているのでサイレンサー自体は綺麗なものだ。ただし外したコレを垂直に立てておくと中からオイルがじわっと垂れてくる。「こりゃあ中はオイルでべとべとだな…」
サイレンサーは家捜しして出てきた予備(?)のものと交換することにする。(こちらはほぼ新同)
スタッドボルトを緩めてチャンバーを外す。チャンバー本体は意外にサビが少なく綺麗だ。ただし相当に重い、「まあ純正品だしなあ…」 軽く磨くにとどめてそれぞれを装着。取りつけボルト&ナット等ももちろんサビ落としをしておく。
本当はいけない事だがエキゾーストマニホールドのガスケットは再使用する。実動して排気漏れするようだったらその時交換してやろう。
それにしてもスガヤのチャンバーがどこかにないかなあ・・・いやいや、贅沢は敵だ・・・
一旦取り付けてあったフロントホイールを外して、リアホイールと一緒にサビ取りする。
塗装に影響のないケミカルはこういうときに便利だ。(ホイールは紺色に塗装されている)サビは綺麗になったが、荒れている塗装自体はどうしようもない。とくにフロントホイールの荒れは目立つ。将来的には再塗装の必要もありそうだ。
これでバイク全体にわたってほぼ「サビ取り」と「汚れ落とし」が終了。
さて、次はどうしようか?