☆ RGV250ガンマ ☆
レストア日記
◇その11◇ 外装をあらためて
軽く洗ったまま放りっぱなしになっていたカウリングの類に手をつける事にする。
さて、そのカウル。この手のバイクにとって転倒の傷は勲章みたいなものだ。(そうか?(笑))
このバイクの場合、アッパーカウルと右サイドパネルは比較的きれいなのだが、左パネルには転倒の際の擦り傷が大きく付いている。タンクの左サイドにもハンドルの当たった跡があるのでそこそこの転倒(笑)だったようだ。
テールカウルは左右に擦り傷。まあこれは些細なものだ。
各々のパーツを再度洗ってワックス掛け。傷の個所は液体ワックスをコンパウンド代わりに使ってなるべく目立たなく仕上げる。再塗装も考えてはいるのだが、その時はタンクやフェンダーも含めた全塗装になるので当分お預け。どうせ缶スプレー使って自分で塗る事になるんだろうけど(笑)
1枚だけ貼ってあった古いステッカーを剥がす。このステッカーは前持ち主の友人もメンバーだった某チームのものだ。(ちなみにステッカーデザインは俺だったりして(笑))
新しいステッカーならきれいに剥がれるのだろうが、なにせ10年前のステッカー、一朝一夕に剥がれるわけはない。「ステッカー剥がし剤」を使って、後に残った「のり」を剥がす。
しかしこれがまた面倒な作業だ。「剥がし剤」と銘打ってはいるものの単にのりが柔らかくなるだけなので、でろでろになったのりを丹念に削り取っていかなくては行けないのだ。
「あ~面倒だぁ・・・」ぶつぶつ言いながら爪を使ってのりを削る。9割方仕上がった頃にふと思いついた。「そうだ、どうせだしデザイン変えちまうか…」
純正のデザインは黒ベースに銀の太いラインと細いラインが「コの字」に貼られたものだ。
ラインは塗装ではなくカッティングシート、「ステッカー剥がし剤」をうまく使えばこれを剥がすことも可能だろう。昔、同じ88年モデルに乗っていたとき、後に発売されたラインのない91年モデルを見て「あ~、デザインはこっちの方が格好良いなあ・・・」と思った事も思い出した。
あれこれ考えたあげく、センターパネルの太い銀ラインだけを剥がす事にする。
剥がし剤を塗りながら少しずつ剥がして行く。慎重に剥がした後はさっきと比べ物にならないほどの大きな範囲の「のり」剥がし、溶剤の匂いにくらくらしながら、やっとのことで剥がし終わったのは1時間後。「あ~、肩が凝るぅ~」
勢いで、サイドパネルの『Γ250』とあるロゴの「250」の部分だけも剥がし、テールカウルの「REAL SPRINTER」の文字も剥がしてしまう。シンプル イズ ベスト。うむうむ、なかなか格好良いぞ。
あらためてのワックス掛け。
傷の上に張られていたラインも剥がしたので、多少きれいになったようにも見える。
あとでテールカウルのラインの一部を剥がして、ゼッケンプレート風のエリアを作ることにしよう。
そうそう、テールカウルといえば、せっかくインナーフェンダーがついてるんだから、上のフェンダー部をもっと短くしても良いよなあ・・・どれ、んじゃカッター使って切っちゃおっと。
こんな感じかな?