某日…と書く必要も無い2007年のmotoGP日本大会。
恒例のとおり、土曜日の予選だけを覗きに行った(決勝は混むわ高いわ入れないわ…)のだが、そこで思いがけなく新型隼とB-KINGの実車を見ることができた。
これまで、雑誌やWEBの写真で見て「へぇ~」と思っていた新型隼。
その実物は…やはり雑誌等とは違うものであった。
★
★
まずはぱっと見た目の感想。
「あれ、同じじゃん…」
初め新型と気づかなかった(←まさか…)程、現行車に似たイメージだったのだ。
以前、こんな感想を書いた俺。だが
>「あ~、思ったほど変わらなかったな・・・」
どころの話ではない。
あくまでも外観だけの話とすれば、単なるマイナーチェンジだと言ってもおかしくはないだろう。
もちろん、じっくり細かい箇所を見ていくと、いろいろな違いが見えてくるのだが。
★
大きく変わっている部分としてはリアビューが挙げられる。
現行の「すっきりテール+普通のウインカー」から「尻下がりビルドインウインカー」へ。
非常に斬新なデザインだが悪くない。
フロント側と同じイメージのデザインだからだろうか?
現行の取ってつけたようなリアウインカーに比べれば「隼らしい」ともいえる。
雑誌で見た時には「ZZRみたいな感じだな」と思ったのだが、実車はオリジナリティに溢れていた。
★
フロントで大きく違うのは、ライトが楕円状からR1000のような「ツリ目」に変った事。
だが、これも違和感がない。
あえてそうと見れば別だが、「昔からこうだったよ」といわれれば納得しそうな感じさえする。
「やや膨れた」(広がった)とされる全幅も見た目ではわからない。
ウインカー&エアインテーク部の形状が変わったせいで「エラが張った」ようには見えるのだが。
★
サイドビュー的には、カウルの切替し部分がアクセントになる。
切替しがある分凹凸が強調され、インパクトがある。
展示されていた白ブサではなく、他の色だったらもっと印象的になることだろう(特に黒オレンジ)
※切替し部分でカウルを分けられるかどうかは確認できなかった。
もし分けられて、前側だけ付ける事ができれば…「凄い格好いいハーフカウル」に化けそうな気がする(笑)
★
太い太いと騒がれたサイレンサーも、俺的には「このくらいでもいいんじゃない?」程度。
形状が変わったとされるカウルスクリーンは、見た目まったくわからなかった。
★
全体をしげしげと眺め、俺的に気になった点をいくつか上げるとすればこんな↓ところだろうか。
・フレームもサイレンサーも、銀(地色)の方が絶対格好いいと思うのだけれどねぇ?
・どうせならウインカーも何も全部LEDにすりゃいいのに。
・あの格好悪いミラーをどうにかする気はないのか?
・だからコブには最初からタンデムバー用の切れ目を入れろとあれほど…
まぁこれは、隼を愛するが故の愚痴ということで(笑)
★
というわけで、結果まとめると最初に戻ってしまうのだが、「外観はこの上なくキープコンセプト」。
このバイクは間違いなく「隼」である。
隼好きから嫌われる事はないし、隼嫌いに好かれる事もないだろう(笑)
★
で、おまけにB-KINGの方をちょいとだけ。
む~、どうだろう。「思ったより普通のバイク」というのが第一印象だった。
これまでは、正直もっと吹っ飛んだイメージを持っていた。
※世の中に「カタナ」というバイクが出た時のような。
確かにタンクサイドのエラの張り具合は凄いし、マフラーもとんでもない形だけど、「なんだこりゃぁっ!」という驚きは無い。
良く言えば「ちゃんとしたバイク」。結構売れるのではないだろうか?
反面、悪く言うと「え~!普通じゃん!」
「もし、今の隼とV-Maxを処分して1台に絞るなら、第一候補はB-KINGかな?」と思っていた身としてはちょいと肩透かしかも(笑)
でも……マフラー交換してライト変えてアンダーカウル変えて、カタナスクリーン的なものを付けると凄く格好良くなるような感じも……
いずれにせよ、これも一度は跨ってみたいバイクである。
★
というわけで、新型の2台をたっぷりと眺められてお腹は一杯。
さぁ、次は今年のモーターショウでの新型V-Maxだ!
というわけで、某日と書く必要も無い2007年の東京モーターショウ。
スズキブースに当然のように展示されている隼とB-KING。
だがそこはさすがにスズキ。なんと単なる展示ではなく、跨れて、しかも前後横3方向からの自分の姿がモニターで確認できるという親切仕様だったのだ。
隼に跨った俺が写ったモニターを撮る俺
今日は平日(←仕事は?)。人出の少ないのをいいことに、あれやこれやとじっくりと観察させていただく。
それにしても、「外から見る」のと「跨ってみる」のはこんなに違うものなんだねぇ…
★
まずは隼。
前回「外観はこの上なくキープコンセプト」と記したが、乗ってみた感じもほぼ同感想だった。
大きく変わったメーターパネルのデザインだが、なぜか違和感は無い。ごく普通に受け入れられるのが自分でも不思議だった。
悪く言うと「ちょい新鮮味に欠けるかな?」
まぁそれだけ完成度が高いという事なのだろう。
違和感なし
ポジション等も(多分)旧ブサ(とあえて書く)とほぼ同様。
「多分」と書いたのは、もちろんうちの隼はバーハン化してしまっているからだ。
足つきが若干良くなっているか…とも思えたが、まぁこれは誤差の範囲内ということで。
モザイクかかってますが実はご満悦
結論としては、「さすが隼だよな…」とでもなるのだろうか(笑)
★
そしてB-KING。これが困った。
何が困ったかというと、ポジションが俺にドンピシャリだったのだ。
シートとハンドルとステップの位置が絶妙。
「手を出した先にハンドルがある」感じは、下手をするとあれだけ苦労して合わせたうちのV-Max以上かもしれない。
B-KINGに跨った俺が…(略)
上に弁当とお茶を並べて昼飯が食えそうなほどデカいタンク(とインテーク)も存在感があって実に良い。
今一つと思っているライトとマフラーは、乗ってしまうと目に入らないので気にならない。
「う~む、これは意外な発見が…」
新鮮な視界
こちらの結論は、「くそぉ、結構いいぞこのバイク」だろうか(笑)
※「そうか、ネイキッドで270km/h出るのか…」と遠い目をしてみる(笑)
そんな感じで楽しんだモーターショウ。
実は一番の楽しみにしていたV-Maxはこんな感じでしたとさ。
一応「動くパーツ」で構成されているらしいですが…