3日目:土佐は高知へGO!
呑んだ次の日って早く目覚めませんか?(笑)
今日も朝から快晴!絶好のツーリング日和だ。
鳥の囀るライダーズイン室戸を出発する。いやあお世話になりました、日本中にこういう施設がもっと増えてくれると嬉しいなあ…
今日一日だけは皆と一緒だ。R55を南(西?)へ向かう。土佐東街道と言われるあたりはやはり海岸線、バイクツアラーの数も多い。昨日にも増して交わされるピースサイン、気持ちよいぞぉ~。
マスツーリングでは(人一倍煩いので)皆の最後尾を走る自分、今日は少し前から後にGPZ900R(ニンジャ)が貼り付いている。バックミラーを覗くとやはりツアラーだ。デカい荷物と銀マットを積んでいるが・・・変な積み方だなあ?妙に左側に荷物が寄っている。右側にも何か積んでいるのかな?とも思ったがそんな様子も見当たらない。そうすると・・・「あ、荷崩れおこしてら」
後を振りかえってハンドサインを送る。「アナタ」「ニモツ」「クズレテル」
バックミラーにはニンジャが自分の荷物に手をやり気づき、ヘルメットの中で大慌てしている様子が映る。ハザードを出してバイクを左へ寄せるニンジャ、パッシングしてくれたのはお礼かな?まあ大事に至らなくてなによりでした。ツーリング途中に荷物落としたら悲しいものねえ。
そんなこんなと大騒ぎしながら高知市の手前、土佐山田町へ入る。
今日は比較的ゆっくりとしたスケジュールなので、ここにある「龍河洞」という鍾乳洞を見学に行くのだ。
途中のワィンディングでちょっと遊んで鍾乳洞へ。おおっ、気軽に来たけど、ここは結構な観光地みたいだ。駐車場から鍾乳洞入り口までは立派な商店街が出来ているし、人出も結構(というかかなり)あるぞ。
鍾乳洞へ入る、中は…「せ、狭い!」 福島にある「あぶくま鍾乳洞」とかと同じかと想像していたのだが、それより全然狭い。道は終始登り(一部階段)で場所によっては屈んだり、お腹を引っ込めないと通れないほどの狭さなのだ。
「腹が出てるからだ」「昼飯前に入って良かった」「ウエストバック外さないと通れないぞ」各々勝手に盛り上がりながら進む。
行程は約1kmで30分との事。しかし暗いし狭いし、閉所恐怖症の人にはあまりお勧めできない観光スポットだ。そして何より驚いたのが、途中の所々で解説している係員の方々。俺だったら絶対こんなところを職場にしようと思わないぞぉ、ちゃんと危険手当貰ってるのかな?テープの解説とかだと何が不都合なのだろう?
わいわいとそれでも楽しみながら鍾乳洞を出る。
時は丁度お昼、「まあ美味い物は夜まで我慢・・・」とかなんとかいいながら、土産物屋の中の食堂に入り、きつねうどんを注文する。ところがこれがまた・・・「美味い!美味すぎる!」
なんでこんな観光地の普通の食堂のうどんが美味いんだろう?それとも「普通」のレベルが違うのか?
参った!四国!勘弁してくれ!四国!
すごいすごいと首を振りながら龍河洞を出発。R32で高知市内へ。
高知市内、噂に聞いた路面電車が走っている。観光用にと世界各地から購入して走らせている車両もあるらしい。なかなか盛況らしく停留所には待ち人が大勢だ。路面電車使ってぶらっと市内観光っていうのもいいよなあ。
路面電車用の信号機もなかなか難しい。知識としては知っていたけど、前方の信号にいきなり矢印が出てもどうしていいかよくわからない(笑)。まあ回りの車に合わせて走れば問題ないんだけれど(笑)
「お~、すべるすべる」路面に彫られた(?)電車用の線路に乗ると、前後輪とも面白いようにすべる。「こりゃあ雨の時は大騒ぎだよなあ・・・※」
※こう言う事言ってるから…(後述)
ゆっくりと市内を抜け、R56を南下。この辺りは山間の道なのだが、ときおり海も覗ける不思議な道だ。大方町というあたりで海沿いへ出たらちょっと寄り道、ここの海岸、入野の浜は「砂浜美術館」と名づけられており、今「Tシャツアート展」が開催されているのだ。
バイクを停め、海岸へ出る。美術館とはいっても吹きさらしの海岸、そこに1000枚以上のTシャツがはためいている眺めは壮観だ。日本各地から募集したデザインをTシャツにプリントし、それを海岸に展示するというこのイベント、毎年GWに開催されており、実はもう11回目らしい。仲間の一人が応募したTシャツを眺めながら思う「次は俺も応募してみようかな?」
※展示後、Tシャツは応募者に郵送してくれるとのこと。
R56へ戻り更に南下、音に名高い「四万十川」の河口をぐるっと回ってR321へ移り四万十川の土手の上を走る。この辺りの道路は見とおしが良く、すばらしく気持ち良い道だ。傾きかけた太陽を右手に見ながらペースを上げる。う~ん、ツーリングはやっぱりこうでなくちゃね!
足摺スカイライン途中からわき道へ入り、今夜の宿「足摺グリーンハウス」へ到着。ふふふ、既に夕食には「鰹のタタキ」を山ほど追加注文してあるのだ。さあ、食うぞぉ!
|