寒いからと引っ込んでいるわけにはいきません。
<2003年1月上旬>
寒中お見舞い申し上げます
新年。といえば何は無くとも新年会である。 友人からの「今年の新年会の宿は伊豆に取ったから」との連絡にうむむと考え込む。「伊豆か…ならバイクで行ってもいいな…」 栃木県から静岡県へと抜けるには、否応なしに東京を縦断する必要がある。
・・・ 新年会前夜。V魔と隼、どちらを使うかで悩む。 隼の方がいろいろな意味で「安全」だ。メカトラブルの心配は無いし、半分とはいえカウルも付いているので高速も楽々である。
翌朝は天気予報どおりなかなかの好天となる。
今日の服装は下半身にゴールドウィンのオーバーパンツ、上半身に冬ジャケットの耐寒装備。だが気温を鑑みて、グローブは3シーズン用をチョイスしてみる。
フル充電のバッテリーでエンジンは1発始動。
ゆっくりと国道を走る。
どろどろとしたエンジンの鼓動を楽しみながら北関東自動車道へ。
蓮田SAでの恒例の給油の後、川口JCから首都高速へ。
さて、ここから伊豆へ行くには、渋谷線から東名高速へ乗り込めば良い。
やっと見つけた目的のビル。その手前にV魔を停めて、チェーン&ディスクロックで完全施錠する。
ネクタイを締めなおし、スーツのしわをぱんぱんと伸ばして変身完了。
服装に合わせて頭の中もすっぱり業務モードに切り替える。よし、一丁片付けるか。
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業務完了
2時間の後、仕事は予定通り完了となる。 ビルを出てほっと一息。
さて、んでは行きますか。
東名高速へ入ると周囲のペースが上がる。
海老名SAで給油休憩。ついでにちょい遅い昼飯を摂る。
紙コップのコーヒーを啜りながら二輪車駐車場へと戻ると、V魔の隣にGL1500とBMWのR1150GS、それにR1200Cが停まっていた。
少々離れたベンチに座ってつらつらと眺める。
一息ついたところでえんやこらと出発する。
二股に分かれる東名高速は、もちろん曲がりの厳しい「右ルート」を選択する。
静岡県の沼津ICまではあっという間だった。
国道414から海岸沿いの県道17号へのルートは昨年夏にも通っているので迷う心配はない。
伊豆の西海岸を走るこの県道41は、古くて狭い部分と広くて整備された部分が交互に現れるルートだ。
市街地からゆっくりと1時間程かけて、目的の民宿へと到着する。 先着のメンバーに「着いたぞゴルァッ!」と挨拶し「この寒いなかバイクで?バカじゃねぇの?」と返される。ええい大きなお世話じゃぁ(笑)
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今日もまた晴天です
「しかしなんでこう伊豆の宿の飯ってのは旨いのかねぇ?」 昨夜の蟹海老鮑刺身というバブル宴会メニューは言わずもがな。今、目の前にあるのも「夕食か?」と見まごう程のオカズが付いた朝食である。
ホテルとは異なり、ゆっくりチェックアウトできるのも民宿のありがたいところ。
今日は昨日にも増して天気が良い。
昨日と同じルートを戻ると富士山が丁度正面に現れる。
すんなり通り過ぎるのがもったいなくて、海岸沿いをゆっくりと走る。
またまた1時間をかけて沼津ICへ。
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<2日間の総走行距離=約700KM><本日の教訓=冬場のツーリングも悪くないねぇ>