その1
2004/8/9
きれいなテントサイトでした
どれどれと携帯電話で天気予報をチェック。
やはり東の方が天気が良いらしい。今日の目的地、サロマ湖あたりは結構な上天気になりそうだ。よ~し、うむうむ。
テントをたたみ、出発準備が完了…して気づく。昨夜はガソリンが心配でここへ泊まったのだが、さて、今この時間からやってるGSなんてあるのだろうか?
・・・ありました。
偉いぞ日高のエネオススタンド。5:30にオープンしているとは見上げたモンだ(笑)
V魔にレギュラーガソリン、俺にはセイコーマートのジューシージャムパンと缶コーヒーを注ぎ込み、出発となる。
日高から富良野へ向かう国道237、道路の具合が実に良い。
程よい曲がり方と時折現れる直線。ペースは相変わらずメーター55~65をキープする。
う~む、いいんだろうか、こんなペースで走っていて(再)
あっという間に富良野市へと到着する。
メロンの看板の掲げられた出店が目立つのは、やはり夕張が近いせいなのだろう。時間が早くて開いている店がないのが残念だ。
せっかくなので国道を離れ、裏道をふらふらと走ってみる。
このあたりも直線が長い。
裏道とはいえ、たっぷりと路肩がとられた道路が地平線近くまで続いている。
「おお…」とかなんとか感動して走っていたら……なんで川沿いのダートなんぞにいるんだ?俺。(←道間違えた)
ま、いいじゃないですか…
気を取り直して、畑の中を走るその名も「斜線道路」を走る。
なるほど「斜線」というだけあって、地図で見ると直交している他の道路を見事にナナメに横切っている。
実際に走ると交差点が全て*型で笑ってしまうのだ。
富良野市郊外のGS、ホクレンで給油。
北海道ツーリングの名物「ホクレン旗」(青)のgetに成功する。
今年は道北、道南、道東で3種類の旗(青黄緑)があるらしい。
そうか、失敗したな、苫小牧で道南の旗をもらっておくのだった…
時刻は8:00、この時間になるとバイクの姿が増えてくる。
ピースサインが出る。
それはもう出る。
いやという程出る。
いいねぇ、北海道だねぇ。
国道237を更に北上、美瑛に入ったところでまたもや脇道へと潜り込む。
この辺りにはあれやこれやの名所がある。ちょっと覗いていくとしよう。
こんなところもありました
美瑛は丘の町である。
さほど高くは無い丘がうねうねと続き、牧草や麦(?)が植えられている。
テレビコマーシャルで有名になった「なんたらの丘」やら「なんたらの木」をぐるぐると見て回る。
なんたらの丘になんたらの木(笑)
空を雲が流れていく。
突然日が差したり暗くなったり。遠くの丘に雲の影がゆっくりと動いていくのが見て取れる。
あ~なんかいい景色だなぁ…せっかくだからこのあたりで動画を撮っておこうか…
四輪の観光客が増えてきたのを機に国道237へと戻り、旭川市街をスルー(←街中に用はない)
国道39へ乗り換えた辺りで空の雲が厚くなってくる。
セイコーマートでの10時休憩に空を見上げ、今のうちに雨具を着ておくかどうか悩む。
ま、降ってきたら着ればいいし、とりあえず行けるところまで行くとしよう。
…と出発し、1kmと走らぬうちに路面がびしょ濡れになっていて驚く。
なんだなんだと慌てるうちに綺麗なドライ路面へと戻る。そしてまたウェット、100mと走らないうちにドライ。
ううむ、どうやらかなり気まぐれな雨雲のようである。
幸いにも、俺の走っている所に雨雲が来る事はなく、そのまま走ることができた。
時折雲が流れ、日の光が差しこんでくる。あ~こうなると紫外線が痛いな。
11:00、層雲峡。
渓谷を走る高速コーナーをMAXで抜けていく。
山間部の為か、気温が少々下がってくる。3シーズンジャケットのファスナーを全部閉じて走る。
昨日同様、ワィンディングが実に気持ち良い。
「いやっほ~っ!」と奇声を発しながら走る。冷静に見るとちょっと危ない奴ではある。
石北峠を登りきった峠の茶屋で小休止。
ツーリングマップルに「あげじゃがやゆでとうきびを食べて一服」とあったので試してみるが…うげ、なんじゃこりゃ。
茹でとうもろこしは大粒なだけで味がない。ジャガイモは怖くて購入する気になれずパス。
この記事書いたツーマプ担当者は、罰としてカエル君と牛君の人形買ってパペットマペット1000回ね。(1敗)
気を取り直して走り出す。
下りに入ると道は更に良くなる。「おりゃーっ」とまたまた声をあげながら高速ワィンディングを一気走り、下りきると今度は地平線まで莫迦のように続く直線道路。
しかしこんな直線道路を誰が作ろうと考えたのだろう。以後、この手の直線を「莫迦直線」と呼ぶことにする。
脇道なのに莫迦直線
国道242に乗り換えた12:00過ぎ、給油。もちろんホクレン。
リアバッグにくくり付けた青旗を見て、店員さんがにこにこしながら緑色の旗を持ってくる。
をを、この辺りはもう道東エリアですか。こんなことなら苫小牧で…(以下略)
13:00時過ぎに「かみゆうべつ温泉・ちゅーりっぷの湯」へと到着。
ここには温泉とレストランが併設されているのだ。500円を払い、ゆっくりと湯に浸かる。
ふ~、極楽極楽、首筋がちょいと痛いのは焼けたのかな?
「午後2時でオーダーストップなんですが…」の店員さんの言葉に慌てながら、レストランで「ホタテカレー」を食う。なかなかに美味。
程よく膨れた腹を抱えて駐車場へ戻ったところで、見覚えのあるW650とエリミネーターがやってくる。
京都ナンバーの2台は毎度お馴染みANK&OYG夫妻、いやぁこんなところで奇遇ですねぇはっはっは…(笑)(あれだけ前もって打ち合わせておいて何を今更)
ANKさんを先頭に、3台でサロマ湖畔の三里浜キャンプ場へと向かう。
ううむ、この辺りも直線が長いな。そして相変わらず道が広い。
到着したキャンプ場でANK&OYG夫妻に勧められ、今夜はキャンプではなく常設バンガロー(?)に同泊させてもらうことになる。
北海道全泊キャンプ計画は、2日目にしてあえなく挫折となった(笑)
荷物の整理が済んだら早速買いだし。サロマ湖の反対側「北海水産」までひとっ走りする。
17時の閉店ぎりぎりに到着し、今夜の為に生きホタテとボイル北海シマエビを購入する。
17時ちょい過ぎに到着したBMW軍団が買えずに引き返すのを見て、「ふっ、まだまだ甘いな」と呟いてみる。(←何様のつもりなんだか)
それにしても、ここで名物ホタテバーガーを購入できなかったのが返す返すも残念だな…
「しまった!サロマ湖に沈む夕日に間に合わない!」と慌ててとってかえす。
急いでいるわりに、途中で記念撮影してみたりもするのだが。
逆光の夕日 すいませんねぇ、待っていただいて…
キャンプ場へと戻り、カメラを取り出し、気づく。
「さ、サロマ湖には沈まないぢゃないか>夕日」
この位置からだと、しっかり陸に沈んでいく太陽。ま、綺麗だったんでいいんですが。
悔しいのでつまんでみる(笑)
夜はもちろんホタテとシマエビの競演となる。
ホタテはまず生のままバラす。
生きがいいのでうかつに扱うと指を噛まれてしまう。
OYGさん気をつけて、北海道じゃぁこれで年間3人は死んでいるんですから…(←誰が信用するんだこんな話)
バラした貝柱を刺身でやっつけて(この時の為に栃木から醤油とワサビを持っていった俺)
ヒモは軽く醤油で煮る(しまった、日本酒を忘れた…)
もちろん醤油を垂らした貝焼きも忘れない。
箸休めにシマエビをバリバリと齧りながら3人で食べたホタテは総数15枚。う~む、もう少しあっても良かったかな…
だから、食べてる最中は画像なんか撮れないって。
ビールにへろへろになって深夜就寝。
さぁて、明日はオホーツク海から上る朝日を見られるだろうか?