■意識する必要あり
お次はこれ、ステップバーへの足の乗せ方、踏み込み方。
「土踏まずを乗せる」のと「つま先側で乗る」とがあるわけなんですがね。
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土踏まず乗せ
王道というか、基本は土踏まず乗せなんですかね?
いや、俺はてっきり(後述する)つま先側だろうと思ってたんですが、ライディング本ペラペラめくったり、バイクショップで流してるビデオ(ブーツのセールス用)見たりすると、こちらを勧めているのが多かったんでね。
土踏まず乗せ
ヒールに引っ掛けて乗る感じ
足の中央でステップに乗るから、体は安定するし、ペダル操作(ブレーキ、シフト)もこのままの状態で行える。
先のセールスビデオでも「カカトを引っ掛けていれば滑ることはありません!」(だからヒールの付いたブーツを買いましょう!)ってやってましたな。
安全と言えば安全なんですがねぇ、デメリットも無いわけじゃない。
まず、土踏まずでステップバーに乗ると、左右ペダルにつま先がかかる事になる。
つまり、その状態で作動しないよう、ペダル位置を調整・低くしておく必要がある。
でないと意図せずシフトダウンしてしまったり(危険)走っている最中ずっとブレーキランプを点灯させたりするわけなんでね。
#実は結構見かけるんですわ→ブレーキランプ光らせっぱなし
これがねぇ、俺は気に入らないんですよ。
ブレーキペダルを低くしておくと「踏み切れないんじゃないか?」と心配になる。
シフトペダルを低くすると、シフトアップ時に足を差し込むのが大変になる。
俺的には、たとえ操作時に足を動かす・乗せる位置を変える必要ができても、自分にとって操作しやすいペダル位置にしておきたいんですわ。
そうそう、余談ですが、ステップバーに土踏まず乗せて、かつペダルにつま先がかからない方法もありますな。ええ、つま先をがばっと開く乗り方がね。
まぁこれは俺的に……というより一般ライディング的にも論外でしょうな。
「つま先を開いて乗ってる奴を信用するな」は心に停めておくべきでしょう。
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つま先側乗せ
さて、もう一つが、俺もやってるつま先側を乗せるやり方。
足の一番広い部分(親指の付け根辺り)
もしくはもうちょい先で乗ることもあり
つま先乗りの場合、ブレーキ・シフトペダルの操作の際には足を動かす(ズラす)必要がある。
つまり操作がワンテンポ遅れる事になる。
んじゃなんでそんなデメリットのある乗り方をしているかというと、この方が車体が落ち着く気がするんですわ。
バイクのステップってのは、下方向へは当然として、更にカカトを内側(バイク車体側)へ捻ることでより車体を固定・安定させられる。
俗にいう「くるぶしグリップ」という奴ですな。
くるぶしグリップのイメージ
ステップバー+くるぶし(カカト)×左右の4点支持で車体を抑えこむ。
この時、ステップバーからくるぶしまで間隔が広い程、テコの原理でより軽く車体を抑えられるってわけで。
俺がつま先側で乗っている一番大きな理由が上記のこと。
これ、俺的にはかなり重要な点で、例えば久しぶりにバイク走らせて「なんか今日は落ち着かないな……」と感じるのは、大抵この4点支持を忘れている時ですな。
ライディングで語られることの多い「ニーグリップ」(膝でのタンク挟み)
これの必要性を俺があまり感じて感じていないのは、くるぶしグリップの方を重要視しているからでしょう。
まぁニーグリップも使いますよ、オフロードでのスタンディングとか風びゅうびゅう時の高速道路とかにはね。
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車種により・使い方により
とまぁ、こんなつま先乗りができるのも、ステップが多少後ろにあるバイクならではの話。
フォワードステップになりがちなアメリカン車だと難しいでしょうねぇ。俺がビューエルに試乗して一番違和感を覚えたのもここでしたからねぇ。
もしかすると本格オフ車でも難しいかも(さて)
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そんな車種的な要素以外でも、バイクの走らせ方・目的によってベターな方法は違うはず。
サーキットでタイムを詰める、街中を安全に走る、長距離を楽に、とか。
そしてもしかすると「時代による」という要素もあるのかも。
いずれにせよ今の自分のやり方に固執せず、状況に応じていろいろ試してみるのも悪くないですよ。ええ、自戒を込めてね。
※某オフ会の撮影会の際、普段バイクに乗らない(であろう)お嬢さん方を撮る際に、カメラマン役の方が「違う!ステップにはつま先で乗って!」って大声で指示出してて、「そうそう」って頷きましたわ。
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