■ 大は小を兼ねる…のか?
ワイドステップを装着する。
買った当初から「小さいなぁ…」と思っていたセローのステップ。
当時「気にはならない」とは書いたものの、デカい奴ら(隼&VMax)とから乗り換えると「おっとっと…」となることが多かったのもまた事実である。
セローのステップがこのサイズになっているのは、「ガレ場で引っかからないように」とか「キックスターターを後付けした時邪魔にならないように」とかいろいろ理由があるらしいのだが、正直今の俺には関係ない。
ステップが嵌るような酷いところには行かない(行きたくない)し、始動はセルオンリーでキックを付ける予定もない。
それより「オンブーツで乗ると心もとない」とか「長距離乗る時の安定性」とかを重視したいのだ。
もう少し大きい(長い?)方が乗りやすいのは間違いないだろう。
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ところで、セロー用市販ワイドステップというと、これまたレアルエキップ製が有名だ。
そして相も変わらず目の玉が飛び出るような価格設定。
うちのオンボロセローに似合うはずも…というより、オフ車のステップに2万円なんて出せませんって。
さてどうしようか?と思っていたら、今は純正ステップをワイドに加工してくれる業者(個人?)さんがいるんですねぇ。
早速連絡を取ってお願いする。
価格はぶっちゃけ5千円(+送料)
自分であれこれする(もしくはあれこれ頼む)事を考えれば安い…かな?まぁ作業を一任できる分安心なのは間違いない。
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送付するため純正ステップを取り外す。
作業は簡単、割りピン抜いて外すだけ…のはずが、この割りピンがきっちり割れて(?)いて、ペンチでなかなか掴めない。
あれこれ捻っていて、外すのに20分もかかってしまったのは秘密の話である。
CRC-556で掃除したステップを送って一安心。さて、どんな姿で帰ってくるやら。
※しまった、送る前の画像撮り忘れた…
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某日、ステップ到着。
おお、こんな感じになったのか。
これは右ステップ
赤い部分が元の大きさです
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一回り大きくなったステップ。延ばされているのは後方と横。
ブレーキ・チェンジペダルとの位置関係に不満はなかったからこれは嬉しい。まぁそのあたりも一応打ち合わせてはあったのだけれど。
車体に対しちょい捩った感じは操作性を考えてあえてそうしてあるのこと。
塗装はラフに黒。。んー、溶接跡出てもいいから地金色でも良かったんけどな(笑)
もちろん取り付けは問題なし。リターンスプリングを付ける方向に悩み、割りピン付けるのにも苦労してまたまた20分かかってしまったのは秘密。
#軸が回るからピンだけ曲げるのって大変なんだよな。しかもピンの尖ってる面を残したくないし。
右側
(実は試乗した後なので汚れてる)
左側
(実は試(略))
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どれどれと試乗。
「うん、いいんじゃない。」
街中走りは確かに楽になった。
オンロードブーツ(カドヤ:ブラックアンクル)で乗ってみたのだが、操作性に不満は無く、安定感も良い。
ぼーっとだらだら乗っても足元が広いのでゆったりとできる。
それではと林道へ。
もちろんこちらはオフブーツ(ガエルネ:ED-PRO)でだ。
結果からいうと、こちらもとても良い。
移動時のだらだら乗りのゆったり感はオンと一緒。
いざ林道へ入ると、スタンディングでの安心感が絶大になる。
そしてカーブでは、アウト側ステップへの過重が非常にやりやすい。
むー、いいぞこれ。
どうして純正がこのサイズで無いのか不思議になるくらい良い。
これは加工に出して大正解だった。
いや、良かった良かった。「目に見える効果があったパーツ(加工)」って正直なかなか出会えないからなぁ(笑)