YAMAHA VMAX 1700 (VMX17)

☆ メンテナンス編 ☆

リアシートボルト変更記


メンテナンスじゃなく小技ですが
  

<2010年9月>

  自分なりの工夫をば

 とにかく荷物を乗せるところの無い新型VMAX。
 小物の類はバッグに頼らざるを得ないのだが、リアバッグの場合フックの類が皆無なのでバッグベースやらなにやらは直接リアシート(タンデムシート)に取り付けるしかない。
キャリアでも付いていない限りはね、へっへっへ。

 結果、リアシートを取り外す機会は結構多いのだ。

 タンデムシートの取り外し方法自体は簡単だ。
 給油時同様フロントシートの背もたれを開け、ボルトを2本外すだけで良い。

 ところがこのボルト2本が曲者なのだ。

 とにかく付いている位置が悪い。

 水平方向で奥まった場所にあり、しかも手前にはフロントシートをロックするためのフックがある。
 ボルトはヘキサボルトなのだが、普通の長さの六角レンチでは届かず、かといって長めのものだとフックにぶつかってしまう。


かなり奥の方に付いてます

 しかもボルト自体が短い。緩んで安心していると取り落としてしまう。
 そしてそのボルトが落ちる先は、決まってリアフェンダーの中
 ボルト1本の為にリアフェンダーを外すのは結構頭にくる作業である。
#ヤマハの整備の方でさえ「落として困る!」と嘆いていた(実話)

 というわけで、できるだけお金のかからない解決方法をいくつか考えてみた。

■その1、まずはこれ、長めのボルトにナットを2個カマせる方法。

 これにより、ネジ頭が表に近くなるので六角レンチの掛かりがよくなる。
 かつ、全長が長く、つまみやすくなるので取り落とす可能性も減る。

 俺が使ったのはM6-30mmのボルト。ホームセンターで100円未満だろう。

 ナットはダブルナットにしてあるので勝手に緩む可能性は低いが、念のため接着剤等で固定しておくと良いかもしれない。


左が純正、長さの違いは歴然です。

■その2、次がこれ、アルミの手回しボルト

 このシートボルトに締め付けトルクは必要ない。
 力のかかる方向(垂直方向)へのネジ込みではないので、単にシートが動かないよう固定できればそれで良いのだ。

 そこで、手回しできる大きな座面のボルトを購入してみた。
 手回しなので固定・解除が簡単になる。そして取り落としの危険性も少ない。

 俺はオークションで手に入れたが、これまた1個200円未満だった。


アルミ製なので強度は期待できませんが

■その3、最後はこれ、クイックリリースピン

 取り付けトルクが不要なのをいいことに、ベータピンで留めてしまおうという技(?)だ。

 実はこれはまだ理論(?)だけ。
 とりあえずイメージ図だけでも乗せておこう。


相変わらずセンスがありませんが
 

イメージは伝わりますかね?

 問題はボルトに穴を開けられるかどうかだが、その2で使ったアルミボルトなら加工できるはずだ。
 ベータピンとゴムには落下防止用のワイヤーをつけて置くと良いだろう。

 クイックリリースピンというと、既に市販品もある。

 だが、市販のクイックリリースピン(ベータピンなし)には、逆向きの負荷(シートを後ろにズラすような力)がかかったら走っている最中外れてしまった!&リアシートが飛んでいってしまった!という事例があったそうだ。
 やはりなんらかのストッパーは不可欠だと思う。

 ちなみに現在の俺の仕様は手堅い■その1
 これだけでもずいぶんと使い勝手が良くなっている。


ボルトがかなり手前に来ますからね
 
 

 2014/12追記:新バージョンもできました。




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