山ではスロットルワークは慎重に(笑)
■ いろいろやってきたところで。
…というわけで、今回の排気系変更(マフラー加工(してもらい)記、R-ECU装着記)に関する俺的総括なんぞを。
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まずはとにかく「結局お奨めって何よ?」なのだけれど。
改造順番としては(自分では試していないのでアレだけど)まずはリミッターカットして速度とYCC-Iの作動を楽しむのが良いと思う。
ここで満足すれば余計な費用はかけなくて済む。そしてその可能性はかなり高い気がする。
モアパワーを求めるのなら、その後マフラーを加工してトルクの上乗せをする。
この時加工をチャンバーのみにして、サイレンサーは市販のものを選ぶのも面白いだろう。(←そのサイレンサーの抜けのチェックは必要)
もちろんECUはノーマルのまま。これなら性能的デメリットなしでかなり楽しく遊べると思う。
ノーマル日本仕様ECUの良さは、R-ECUに変えて初めて「あーあれ良かったなぁ」と気づくのだ(笑)
「パワー一番・VMAXは加速が命」なら、もちろんチャンバー・マフラー加工に加えてR-ECUだ。
パワーは間違いなく出る。それはもう出る。
「これ使いこなせる人いるんかいな?」というくらい出る。
※いや、日本仕様でも充分に持て余すのだけれどさ。
そして「チャンバーを外してしまえばもっと…」とか考える人には「街乗りするならやめましょう」とも伝えたい。
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次に今回の俺的改造への感想について。
排気系に限らないのだが、それなりの費用をかけて改造をした場合、つい「凄い!速い!格好良い!」と言いたくなるものだ。
これには、買った物(弄った部分)へ愛着と共に「自分を納得させたい」という心情も多大に影響していると思う。
誰だって、自分が買った・選んだものは正しい!間違いない!と思いたい。そしてもちろん俺も例外ではない。
だが、時には客観的に見てみるべきだとも思うのだ。
「買って(改造して)成功か失敗か?」は人によって異なるもの。
「良かった」だけではなく「何故良かったか?」「何処が良かったのか」あるいは「ここがこう悪い」と明確にすることで「俺はそんな所は気にしないモンね」な人へも参考になるのではないかと思う。
#ま、あんまり書くと余計な反感を買ったりしますが(笑)
というわけで今回の俺の改造、得られた効果はほぼ予想通りといえるだろう。
パワーは死ぬほど上がって乗りにくさはさほどではなし。見た目はノーマルのままで排気音量も充分に許容範囲。
だがR-ECUまで含めると「高年式の中古セロー、250cc美車」が買える金額になる費用に見合うかどうかは「オーナー次第」だと思う。
はっきり言うと、乗りやすさ・オートマ感についてはノーマルの方が上だ。
ツーリングがメインなら、少なくともECUは国内仕様のままの方が良い。
ECU変更によるパワー上乗せの快感(*1)は、ある程度限定された状態でしか得られないからだ。
(*1:「ああ、パワーアップして本当に良かった…」としみじみ感じる時)
無闇にトルクが増えるとデメリットも出る。
必要以上のトルクは、「冷えた路面(タイヤ)でちょっとスロットルを開けると…」の危険性がつきまとう。
冬場や濡れた・荒れた路面等でナーバスになる機会は増えるに違いない。
※タイヤや燃費等消耗品の経費はいわずもがななのでおく。
先に書いたとおり、国内版のノーマルECUの設定は実に良く練られている。
R-ECUに変えると、そのがさつさにびっくりさせられる。
いろいろと絞られた(絞らなければならなかった)国内仕様を、ここまでスムーズに走らせることに成功したエンジニア(&テスタ)には本当に頭が下がる思いだ。
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とはいえ、全ての縛りから開放されたVMAXが乗って楽しいのもまた事実だ。
ノーマルの2000rpmでの違和感、4000rpm前後のもどかしさはすっぱりと消えるし、高いギアでの6000rpmから上の吹け上がりは実に爽快だ。
VMAXに初めて乗った時に感じた「デカいものが吹っ飛んでいく爽快感」が更に上乗せされているのは間違いない。
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振り返って思うのは「丸1年ノーマルで乗ってきて良かったなぁ…」ということだ。
どんな改造・パワーだろうと、人はいつか慣れてしまうものだ。(「慣れる」≠「使いこなせる」)
だが、これまでゆっくり弄ってきたことにより、これから先もより長い期間楽しめるのではないかという気がしている。