２日目は高知へ
翌朝７時起床。
「あ～、部屋が餃子臭いぃ～！」（←前にも使ったな？このフレーズ）
昨夜、午前２時まで騒いでいたわりに体は快調である。
窓の外は見事な晴天。昨日の雲はどこへ行ったんだ？と言うほどの青空だ。
いずらんさん謹製の朝食を頂き、ゆっくりと出発の準備。
昌さん＆つちもとさん（昨夜無事到着）はここに連泊、今日はB.Wさん、いずらんさんと共に淡路島観光らしい。しかし俺は…
「俺は四国を走るんじゃぁっ！」
午前１０時、「んじゃま、また明日と言う事で」、との謎の挨拶を残し、夫妻宅を出発する。
神戸淡路鳴門自動車道に乗り込み、一気に四国は徳島を目指す。
おお、相変わらずでっかいのぉ、大鳴門橋。
空は快晴だっ！ 気持ちいいぞぉ！
あっという間に四国へ上陸。徳島県鳴門ＩＣで国道１１号へと降りる。
さて、今日目指すのは高知県中土佐町。
スケジュールが厳しい厳しいと騒いでいるのになにもそんな遠くまで行かなくてもよさそうなものだが、ここまで来たからには高知のカツオを食べないわけにはいかないのだ。（←脈絡なし）
徳島県から高知県へのルートはいくつかある。
海岸沿いに室戸岬を経由して行くルートは４年前に通っている。
吉野川沿いに内陸部を進むルートも３年前に制覇済み。
「よ～し、んじゃ今年はその間の国道１９５号を使うかぁ」と思っていたのだが、何を考えていたのか間違って国道１９２号に乗ってしまう。（←何も考えていなかったのだと思う）
「まぁちょい南へ下れば合流するし」とお気楽に走れるのも１人旅ならでは。（←いいかげんとも言う）
適当なところで国道を離れ、適当に南と思える方向へと走る。
適当に風景を眺め、適当に休憩をとる。ああ、適当万歳…（←適当な奴…）
ふと見つけた道の駅で、地の山菜が入った炊き込み稲荷寿司をもぐもぐやりながら、「さて、ここはどこだ？」と地図をめくる。
どうやらここは国道４３８号線。１９５号はもう少し南のようだ。
このまま進むと道は４３９号へと変わる。
「国道４３９？ヨサクの東側かぁ！」
４年前の初の四国ツーリング。足摺岬から北上し、大騒ぎしながら走った国道４３９号は実に良い（？）思い出である。
あの時は時間が無く、丁度中間地点の大豊で高速に乗り換えてしまったのだ。
今日、もしこのまま走って大豊までいけば西と東の４３９を全線制覇ということになる。
「全線制覇…男の夢だね」
当然のようにコース変更である。
国道４３８から４３９。それは、やはり甘いものではなかった。
かなりの場所にバイパスが出来て走りやすくなってはいるものの、旧道部分は相変わらずの狭さ。
峠越えの場所は斜度もあり、アスファルトが剥がれてガレガレの場所さえある。
太陽がまともに照りつける見晴らし台があるかと思えば、日のまったく差し込まない暗い森の中の道もある。
路肩にひっそりと置かれた狸の死骸を避け、突然現れた青大将とスピード競争をする。
うおおおお、面白れぇ～…（←そうか？）
これはまぁ、全然広い場所ですな。 遠くに見えるのも…まだまだこんなもんじゃありません。
走る事100マイル（？）
４３９はいったん途切れ、大豊ＩＣ手前で国道３２号へ合流。
へろへろになって高速道路へと乗り込んでいく。「う～い、峠道ごちそうさまでしたぁ・・・」
「高速道路はやはり楽である」（←ナニを今更）
うむうむと頷きながら高知自動車道を南下する。
トリップメータはぐんぐん進んで、あっと言う間に高知市へイン！となる。
国道５６号バイパスから中土佐町へ。
今日泊まるのはいつぞやも使った施設、ライダーズインの一つ、「ライダーズイン中土佐」である。
決してわかりやすい道ではなかったものの、小さな看板を目印に迷うことなく到着する事が出来た。やれやれ。
これで一安心
チェックイン後、荷物を降ろしてＶ-Ｍａｘをざっと水洗い。
これが出来るからライダーズインはいいよねぇ。
急いだおかげで時間はまだ早い。
身軽になったＭＡＸで、美味いもの探しに出かけてみる。
ライダーズインのおばさんに紹介された漁港の食堂は残念な事に本日休業、それではと国道まで出て道の駅へと入ってみる。
中ではカツオのタタキの実演中。ワラの炎に焼ける半身が実に美味そうだ。
ここでも食べられるとの事だったので、１人前を注文してみる。
大ぶりの切り身が８～９切れ入って450円というのは実にお得。
味はもちろん激ウマ。バイクなのでビールが飲めない事だけが残念だった。
カツオの身が大きかったせいか、お腹が妙に満足してしまう。
まぁ夕べ食べ過ぎているし、今日は軽くて良いかとそのまま宿へと戻る。
着いた時には「今日は空いているなぁ」と思ったライダーズインだが、日が落ちかけた今は８割方埋まっているようだ。
売店でビールとツマミを購入、ＴＶを見ながらやっつけていると急に眠気に襲われる。
明日もまたちょい厳しめのスケジュール、どれ、今日は早く寝るとするか…
