☆ ツーリング紀行 ☆
2010 北海道 "判定" ツーリング記

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ああ、いい天気だ・・・日本海上は
 


<2010年8月11日>

到着なれど

 あけて翌日。

 心配していた台風はまだまだ遠いようで、フェリーの揺れはさほどでもない。
 そのせいもあって、昨夜はしっかりと熟睡できた。
#同室にいびきかく人がいなかったのが勝因かも。

 「おお、今日も晴れてるじゃん!」と喜んでいた空は、時間の経過と共に次第に曇天へと変わる。
 そして午後になるととうとう雨が降りだした。んー、まぁ天気予報どおりといえばそのとおりなんだけどなぁ…

 外の天気はさておき、満席となっているフェリー船内。
 ライダーの数は(多分)少ないものの、ご家族連れで大賑わいだ。

 最近、休暇時期のフェリーは船内で子供向けのイベントが行われる事が多いようだ。(GWの四国行きの時もそうだった)
 今回もなにやらけん玉のイベントが絶賛開催中、その歓声を遠くに聞きながら「深海のYrr」をめくってみる。

 定刻より30分早い17時前、フェリーは無事苫小牧東港に到着した。

 外は相変わらずの雨。フェリーを降りる前にごそごそ合羽を着込む。
 
 

<余談>
 もしかするとセローでのツーリングの場合、雨具の上半身は楽に着られるポンチョのようなものの方が便利かもしれない。

 前傾しないから首周りがルーズでも大丈夫だし、体の自由度も高い。
 走行速度も低いから耐水性がシビアでなくても我慢できる。
 何よりウエストバッグの扱いが格段に楽になるはずなのだ。
(携帯電話とかカメラの出し入れとか)

 確かビッグスクーター向けのポンチョが売られているはずだ。後でちょい調べてみるか。
 

 上陸後、カメラが濡れるのを心配しながらセルフタイマーを使ってお約束の記念撮影。
 いや、さすがにこの雨の中だと誰かに撮影を頼むわけにはいかなくて。


皆そそくさと出発しちゃいますから

 駐車場には、既にこのフェリーで入れ替わりに本土へ帰る組のバイク行列ができている。
 多分その中に…あったあったありました、お馴染みharuさんのGSが。
※「入れ替わりに帰ります」のメールを貰っていた。

 さすがにこの雨ではご本人は建物の中で休んでいる様子。メモ帳に「Ak!rA参上!」と書きつけてスクリーンの内側に差し込んでおく。
 んじゃ気をつけて帰ってくださいな。

 「っしゃぁ!行くぜぃ!」と出発。
 
 雨の量は多くなったり少なくなったり。四輪で言うと弾水処理した間欠ワイパーで丁度良いくらい。

 無料の高速道路(日高自動車道)へと上がり、東へと進む。

 さて、今年の北海道ツーリングで目的とした場所はいくつかあるのだが、前半はいつぞや隼で来た時とほぼ同じコースになる。
 今日泊まるのもあの時と同じ宿。港からだと約60kmだから1時間ちょいもあれば着くだろう。

 道路標識の温度表示は23度。合羽を着ていると暑くなく寒くなくという感じだ。

 「雨に煙る海を見ながら走るってのも乙なものだぜぃ」と強がりながら終点まで走り、高速を降りて国道235へ。

 国道には、こんな雨だというのに大荷物を積んだ自転車が数多く走っていた。
 皆、俺同様北海道を走るのを楽しみにしてきたのだろう。追い越し際「がんばれー」とサムアップしてみたりする。

 宿への到着は予想通りの19時前。

 屋根下駐車場にセローを停めてオーナー氏にどもどもと挨拶する。
 今日の宿泊はバイク乗り3人+自転車乗り1名
 1人は宇都宮ナンバーで、なんと元住んでいたのが俺の自宅から10分ほどの場所というのがわかる。

 夜半まであれやこれやの北海道話。そして外は相変わらずの雨。
 さぁて、明日からはどんなことになるのやら。


何は無くともまずビール!

 ★

 
<本日の走行距離=65km><給油回数=0回><教訓:ま、完全装備であれば雨もそう辛くはないものです>

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