☆ ツーリング紀行 ☆
2006 北海道"セレブ"ツーリング記


 


<2006年8月>

今年も行くぞぉ

 「今年はセレブツーリングである」

 いきなりなんだと思われるかもしれないが、とにかくセレブと言えばセレブに違いないのである!

 ★

 2006年のお盆休み。
 紆余曲折はあったものの、なんとか連続休暇が取れることになった。

 となれば、もちろん目指すは北海道

 今年も行けば3年連続。
 過去2回で結構な距離を走っている気もするが、まだまだ見ていない(食べていない)物だらけなのが北海道の凄いところだ。

 ネックとなるフェリーの予約はいつものようにキャンセル狙い。
 キャンセル料の発生する1週間前を狙い、ほぼ思ったとおりの予約に成功する。

 ……とまぁここまでは予定通りだったのだが、予定通りにいかなかったのが装備である。

 まずはテント。

 8年使ったテント(そうか、もうあれから8年か…)はそろそろいい感じに疲れてきている。
 買い替えるにはいい機会なのだが、どうせまた長く使うのだし慌てることも……とかなんとか考えているうちに今日を迎えてしまっている。

 そしてキャリア。

 今年は隼で行こう!と早くから考えていた。

 北海道へ行くならキャリアは必須である。だが、例の隼用自作キャリアの本格テスト(フル積載&長距離)を未だ行っていない。
※プレ走行を兼ねて行こうと思っていたHOC(隼オーナーズクラブ)の「積載量チャレンジオフ」(仮称)には諸事情により参加できず。

 いきなりフル積載で北海道までいくのは心配だ。
 まぁ荷物を減らせば問題ないのかもしれないが……

     「荷物を減らす?」

 今の荷物で一番重いのはやはりテント。
 そして装備で心配なのもテント。
 もし、キャンプをやめて全泊宿にすれば、テント&炊事用具他備品で4割くらい重量を減らせるのではないだろうか?

 もちろん宿代は莫大な額(当社比)になるが……昼のカップラーメンを日の丸弁当に換えれば今年中には償還できる…よね?

 こうして今年は「キャンプ用品は持っていかないもんね全部宿に泊るんだもんねどうだセレブだろうはっはっは北海道ツーリング」となったのである。

#しかし書いてて嫌になるくらい長い前振りだよな…

 高速一気走り

 出発当日。

 心配していた台風7号は、夜な夜な念を送ったのが効いたのか、東へと逸れてくれた。

 今日は朝から真っ青な青空。
 「さぁ行くぞぉ!」といきたいところなのだが……今日も昼間は仕事なんだよね……

 休み中連絡される事のないようにせっせと仕事を片付け、猛烈な暑さがひと段落した夕方、きっちり定時で会社を引き上げ自宅へと戻る。

 シャワーを浴びて着替えして。
 荷物は昨夜のうちに準備済み。
 バイクの整備も一応完了済み。

 忘れ物がないかどうかもう一度指差し確認してたら、今度こそ「さぁ行くぞぉ!」

 ★

 日の落ちかけた東北道を、荷物を積んだ隼で北へと走る。

 今年の渡道は新潟からフェリーで苫小牧東。
 新潟港発23:50というのは一昨年の初北海道ツーリングと同じフェリーになる。

 隼のエンジンは相変わらず快調。
 ツーリング前のおまじない「FUEL1半缶ぶち込み」が効いているのかもしれない。

 リアに積んだ荷物は、大幅に軽量化したとはいえ結構な重量になっている。
 それに積む位置がV-Maxより高い場所なのでライディングへの影響が大きいのだ。
 それは家を出て最初の曲がり角でおっとっととなってしまった程である。
 
 「軽量化してこれだと、テント込みのフル積載だとどうなるのかなぁ…」

 それでも30分も走ると多少は慣れてくる。
 高速道路の車線変更もスムーズに行えるようになってくる。
 コーナーの続く峠道でどうなるかは、北海道へ渡ってからのお楽しみかな?

 いつもの「60Lリアバッグ」自体は、特に暴れたりしている様子はなし。
 高速道路用にストレッチコードを1本追加してあるし、とりあえずは問題なさそうだ。

 ライディングポジション的には、バーハンを目いっぱいまで上げてある。
 以前書いたとおり、峠ではちょい窮屈な感じになるはずだが、高速巡航には楽ちん楽ちん。これなら北海道でも辛くなることはないだろう。

 余談だが、今回はフロントフェンダーをコワースから純正に変更してある。
 ダート走行の際、石を噛んだ時のクリアランスがちょいと心配だからだ→コワースフェンダ

 
出発前のワンショット
荷物も減りましたよ

 ★

 いつもの安積PAで休憩&夕飯&給油。
 そして東北道から磐越道。

 急に周囲が暗くなる。この辺りは照明の数が極端に少ないのだ。
 広く照らすロービームの明かりが頼もしい。

 いつの間にか昇った満月に背中から照らされる。
 交通量はごく少ない。シールドに虫がぶつかってくるのに閉口しながらも吹っ飛んで走る。
 あ~、隼の6000rpmキープって気持ち良いなぁ…

 ★






 新潟で磐越を降りたのが21時過ぎ。ほぼ予定通りの到着だ。

 市街地のコンビニで食料他を買い込んで(3度目なので)迷う事なくフェリー埠頭へ。
 おお、やっぱり結構な台数のバイクが集まってるな。

 珍しい事に、手続きを済ませるとすぐ乗船となった。

 バイクを固定して荷物を降ろし、「フェリーお泊りセット」だけを持って船内へ。

 「セレブ」がテーマの今回の旅、部屋はもちろん二等寝台。う~ん、贅沢だねぇ…
#しかし安上がりな贅沢だよな…

 風呂へ入って冷え冷えのサッポロビールクラシックを一本やっつけたら……さぁ、明日に備えて早く寝よう。

 退屈だが快適な18時間の船旅の後、翌日夕方、船は無事苫小牧東港へと到着する。

 天候はやや曇り、気温は25度前後だろうか?
 バイクで走るには丁度良い気候である。
 
 


上陸直後のお約束画像

 ここは俺が北海道の大地を初めて踏んだ思い出の地、「さぁ今年もここから行くかぁ!」

 ……とまぁ本来は勢いよく行きたいところなのだが、なにしろ今回は「セレブな旅」がテーマである。
 「慌てない慌てない…」と今宵の宿へと向かう。

 宿までは軽く60kmほど。
 
 屋根付きの駐車場へ隼をしまいこみ、宿のご主人とご挨拶。
 
 ビールと夕飯、そしてふわふわのふとん。
 
 「あ~、今回はなんて贅沢なツーリングなんざましょ…」(←セレブ風)

 
<2日間の走行距離=約371km><給油回数=2回><教訓=セレブっていいねぇ…>

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