その0
今年も無理やり出かけてみました
…はい、ええ、ではその件に関しましては休み明けにという事で。え?あ、うちですか?いえいえ、連休なんかじゃありません、うちは基本的にカレンダー通りでして。ははは、なにせこの景気ですしねぇ、休んでる暇なんてとてもとても。え?28日?ん~、その日はちょっと連絡付きにくいかもしれないんですが…いえいえ、休みじゃぁないんです、うちは基本的にカレンダー通りですので。いやぁ、やだなぁ、そんなわけないじゃないですか、ただちょっと連絡の方がアレでして。ええ、うちは基本的にカレンダー通りですので。あ、はいはい、では30日以降という事で、はい、ではよろしくお願いいたします~…。 ・ ・ ・ 基本があれば、必ず応用もあるのが世間の常識と言うものである。 |
<2003年4月25日>
いつぞや「四国へは、4日間では行っただけになってしまうだろう」と書いた俺。
今年はどうしようかなぁ?と散々考えたのだが・・・「ええい、行くだけいってやれぇ」
どうせ行くならとあちこちに連絡。結果、那智勝浦ー淡路島ー徳島ー高知という強行スケジュールを組んでしまう。
金曜午後、半休を取り(←仕事はどうした?)会社から自宅へと戻る。
前日まとめたおいた荷物をえんやこらとMaxへ積み込み最終確認。
今回は4日間(4.5日か?)という事でキャンプは無し。テント&調理器具を持たない分だけ荷物は減っているはずなのだが…あまり変わらない気がするのは何故なのだろう?
いつもと同じか?
午後3時。厚い雲が広がる空にむむむとうめきながら出発する。
ロングツーリングへ出かけるのに日中の出発は久しぶり。ここ数年のように出掛けに寒い思いをしなくて済むのがありがたいが、この空模様だけはどうにも心配である。
毎度お馴染み北関東自動車道から東北道へ。
V-Maxのエンジンは相変わらず快調である。
まぁ今回はFタイヤ新品、Fブレーキ周り一新、エンジンオイル新品、デフオイル新品、バッテリー完充電、エアクリーナー清掃とそこそこの整備は済ませてある。
これで調子が悪いようではちょいと困るのだが
恒例の給油の後、首都高速へ。
一路東名高速に乗るかと思いきや、湾岸線から羽田線、アクアラインへの分岐先で高速を降りる。
今年は激安チケットを見つけたので、神奈川県の川崎市から和歌山県の那智勝浦までフェリーで行くのだ、はっはっは。
#帰りは自走だけれど…
川崎フェリー埠頭手前の交差点で信号待ちをしていると、空からぽつぽつと雨が落ちてきた。
くそぉ、とうとう降り出したか。天気予報も今日は雨、ここまで雨具無しで来られただけでよしとしなければいけないだろう。
乗船待合所へと逃げ込み、やれやれと一息。さて、受付を済ませるか。
今回俺の乗る那智勝浦経由宮崎行きフェリー、実は心配な点が一つある。
今降り出した雨でもわかるとおり、現在大型の低気圧が移動中なのだ。
受付で確認すると、やはり、天候の如何によっては俺の降りる那智勝浦へは寄航せずそのまま九州の宮崎へ直行してしまう可能性もあるとの事だ。
さぁ困った。
ただでさえ日程に余裕のない今回のツーリング、一旦宮崎まで行き、帰りのフェリーを待つ時間的余裕などあるはずがない。
かといって、宮崎から自力で四国へ渡るのも一苦労。
う~む、どうしようか…ま、な~んとかぁな~るだぁろぉ~♪(←楽観)
そういえば九州の地図は持ってこなかったよなぁ…と考えているところへ「ど~もです~」と昌さん(@VTR250)が現れた。
実は激安フェリー情報を流したところ、それに惹かれて同じフェリーを予約したらしいのだ。
「んじゃ九州まで行っちゃったら阿蘇のライダーズハウスにでも」と相談。一昨年のリベンジにもなるし、それもまた面白いだろう。
定刻にフェリー乗船開始。
雨天にも関わらずそこそこの台数のバイク。なんのかんのと言いつつさすがはゴールデンウィークである。
雨に煙るフェリー埠頭
20時前、川崎港を出港。
雨はおちついているものの風が強い。甲板から川崎の夜景を眺めていると吹き飛ばされそうな勢いである。
那智勝浦へ寄れるかどうかの結論が出るのは明日の明け方、さて、どんなことになるのやら…