とにかく天気に恵まれたツーリングでした
■久しぶりですね
水曜日午後2時、ガレージオープン。(←「仕事はどうした?」とか言わないように。←お約束)
飛び飛び休日となる2010年のゴールデンウィーク。それでもあれこれ暗躍してそれなりの連休をとることができた。
ならばと今年は久しぶりに四国までへ出かけることにしたのだ。
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これまでの四国への訪問は、1999年、2000年、2003年の3回。
前回は4.5日のスケジュールでぐわっと回った…というか、友人達と会うのがメインで、ついでにうどんとカツオを食べてきたというのが正解だろう。
何か「○○を見た・走った」という印象は薄かったような気がする。
それから7年。(そうか、もうあれから7年か…)
今年はバイクをオフ車に変えてきっちりとツーリング、そして日本一長いと言う「剣山スーパー林道」を制覇しに出かけるのだ!
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「出かけるのだ!」と自分を励ましながらガレージでごそごそと雨具を着込む。
いや、実は今、外では結構本格的な雨が降っているわけでして…
状況はいわゆるザーザー降り。
夕方(もしくは夜)には回復するとのことだが、19時に東京を出る徳島行きフェリーはそれまで待ってはくれないだろう。
幸いにして明日からは天候が好転するらしい。東京までの移動ルートだけは我慢我慢。
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雨具を着たらブーツにはカバー、そしてグローブ…はせずに軍手の上からコレ↓をつける。
単価350円の超高級品です
見かけはともかく、耐水性とグリップ感は文句なしの逸品。
夏なら中が汗でびしょ濡れになるところだが、今の時期なら逆に防寒になって良い。特に今年のように妙に気温が低い時にはかなり使えるアイテムなのだ。
ガレージ内に控えるセローには、例によって大バッグを積んでいる。
だが、中身満載という感じではない。今回も全日宿(やど)泊だし林道走るしときっちり荷物を絞り込んだのだ。
正直、量的にはこの大バッグでなくても大丈夫。
だがスペースに余裕があると荷物を適当に放り込んでおける。そして何より今日のように雨が降ったら丸々カバーをかければ良いので使い勝手が良いのだ。
何も考えずにカバーだけかければOK
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セローエンジンスタート。
国道を南へ向けて走り出す。
土砂降りに近い雨の中ではあるのだけれど、セローのエンジンは絶好調。トパパパパという排気音が頼もしい。
まぁこのツーリングに向けいろいろと整備を済ませたばかりなので快調でないと困るのだが。
VMAXだと慎重になる水たまりもブロックタイヤなら万全だ。
#まぁタイヤより走行ペースの影響が大きいかもねぇ
宇都宮上三川ICから北関東道へ。
高速道路が苦手なセローだが、今日のような天気だと信号のストップアンドゴーがどうにも面倒だ。先は長いし楽なルートをとるとしよう。
それにほら、せっかく【せっかく?】ETCも付いていることだし。
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ここしばらくの気温を鑑み、雨具の下はそれなりに着込んでいる。
だが、まったく暑くない。これだけの装備で汗をかかないということは、やはりかなり冷え込んでいるのだろう。
向こう(四国)の気温はどうだろうか?一応更に着込める体制はとってはあるのだけれど。
#そうそう…
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北関東道→東北道→首都高と乗り継ぎ、東京フェリーターミナルへの到着は17時過ぎとなる。
ここへ来たのは初めての四国ツーリングへの出発以来11年ぶりだ。
(以後の四国行きは自走とか那智勝浦経由とか)
なんとなく見覚えのある風景に「懐かしいねぇ…」とつぶやきながら駐車場へとセローを停める。
天気予報どおり、雨は首都高に入った辺りで小降りになり、今はきっちりと上がっている。
やれやれと雨具を脱ぎ、ブーツカバーとグローブ(?)を外し、ウエストバッグにかけたカバーを外し…うわぁい!
どこから入ったのか、カバーの中は水浸しでしたとさ。orz
ウエストバックはカバー下に溜まった水にひたひたと浸かっていた。
「くっそー!やっぱケチったカバー使ったのがいけなかったかっ!はいはい『俺が悪い俺が悪いごめんねゴメンネぇ~』だっ!」
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最終的にはもっと増えました
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バイクの乗船は一番先だった。
さくさく乗り込んでバイク固定。フェリーお泊りセットを持って船内へ。
そしてさすがはゴールデンウィーク、ライダー以外の客も多く今日はやはり満席のようだ。
このフェリーにはいつも使う「2等寝台」の設定はない。なので今回はザコ寝となる2等席。
#その上は1等席。これが+1万円もしなければ使うんだけどねぇ…
満席だと2等席の1人分のスペースは結構狭く…「ああ、やっぱりそんなに隣と密着ですか…」
枕の間隔で察してください
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「そういえば10年前にカクチさんと知り合ったのもこのフェリーの2等席だったよなぁ…」と思いながら荷物を整理する。
着替えて船内用スリッパに履き替えて。
文庫本を持って休憩スペースでまったりと。
もちろんビールも欠かせない。(←をい)
定刻ちょい遅れの19時過ぎ、出航。
このフェリー、先のとおり寝るスペースはキツキツではあるのだが、「船内に人が満員!」という雰囲気ではない。
食堂も休憩スペースもそれなりの余裕が感じられる。
確か10年前にはどこもかしこもびっちり一杯で、廊下や階段で毛布に包まっていた人がいた記憶がある。
これも景気のせいだろうか?それとも高速道路1000円の影響だろうか?
フェリーが外洋に出るとと揺れが増した。
あてがわれたスペースでうつらうつら。文庫本をもって休憩スペースで読書。これを繰り返す。
正直あまり「ゆっくりできる」という状態ではない。
だが四国へは午後着なので、当日は軽い移動のみになる予定。
「ま、休憩とか睡眠は、初日の宿へ着いてからたっぷりとれればいいや…」
#さて、そう上手くいけばいいけどねぇ…
<本日の走行距離=160km><給油回数=0回><教訓:もう少し広ければきちんと寝られるんだけどなぁ>