☆ ツーリング紀行 ☆
2010 四国ツーリング記

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<2010年4月29日>

今日は半日だけの移動です

 朝7時半起床……というかなんというか。(←案の定あまり寝られていない)

 寝ぼけ眼でふらふらとデッキへ出る。
 天気は上々、今はまだ薄曇だが、これから良くなっていくであろう雰囲気がある。
 そして風が強い。海面には白い波頭が立っている。

 当然のように船もそれなりに上へ下へ。
 昨夜からの揺れは外洋に出たせいもあるだろうが、この風の影響も大きいのだろう。

 それでも、日中に陸地の近くを通るフェリーは景色に飽きが来なくて良い。
 船酔いの症状がないのを良い事に、デッキのベンチに座ってぼーっとする。「おお。風が強いと海鳥も大変そうだぁ・・・」

 定刻の13時、フェリーは徳島港ターミナルに到着した。

 こんにちわ徳島、久しぶり四国。


お約束お約束

 定例の上陸記念画像撮影の後、走り出す。

 天気は更に良くなってきた。相変わらず風は強いが走行に影響するほどではなし。
#橋を渡って来る人には大変だったかもね

 さて、まずはと徳島市内のラーメン屋を目指す。
 比較的近くに某MK氏から「絶対食っとくべきですよ!」と勧められた徳島ラーメンの店があるのだ。

 市内の道をふらふら走る。
 下調べが浅かったので迷うかな?と心配していたのだが、さっくりと店に着くことができた。

 なるほど混雑している店だ。複数ある駐車場はほぼ満車、バイクも数台停められている。
 それでも中に入ると「待つ」という程の事もなく席へと座ることができた。きっとお昼時を外してきた(現在14時前)のが良かったのだろう。

 注文は最も一般的と思われた「中華そばの中」
 程なく出てきたラーメンは、スープは濃いめ、麺は細め、具はメンマと焼肉(?)とシンプルなものだった。

 濃いめに見えたスープだが飲むとあっさりでびっくりした。細めの麺も博多ラーメンのように固くはなく俺好み。「うん、近所にあったら通う味だなこりゃ」


サインがいっぱいありました&おいしくいただきました。


 完食して外へ出てから気づく。「しまった、此処のラーメン生卵入れて食べるのが特徴だったんじゃん!」(←頼み忘れた)

 「ま、旨かったからいいか」と出発。さて、腹も膨れたし、鳴門の渦潮でも見に行くとしますかね。

 R11をとぽとぽと北上、なにやら見覚えのある橋を渡る。
 おお、ここは伝説の地「吉野川大橋北詰」じゃありませんか(笑)

 相変わらず照りつける太陽、心配した気温は高くはないが問題無し。
 ロンT+Tシャツ+3シーズンジャケットで丁度良い感じである。


大鳴門橋が見えてきましたよ

 より道しながらじりじりと北へと進み、鳴門公園への到着は15時。
 「ああ、そういえばここ、2000年に一度来てるんだよな。あの時は駐車場が有料で引き返したんだっけ。」

 入場待ちに並ぶ4輪を尻目に、係員に誘導されるまま駐車場へと入る。
#ああ、2輪で良かった…

 そして気づく。この駐車場、どうやら今では無料化されたようなのだ。
 うん、観光地的にはそれが正解の気がしますよ…(それとも2輪だけかな?)

 せっかくなので、歩いて大鳴門橋のたもとまで行ってみる。
 
 おお、やっぱすごいな。
 時間的に渦潮は見られなかったが、相変わらずの迫力ある景色に感動する。


迫力充分です


せっかくなので記念撮影も

 鳴戸公園出発。
 西へと向かう県道182は、海沿いの尾根を走る爽快なワインディングロード。
 
 「うひょ~、景色良いぜぃ!」
 ステップの上に立ち上がり、周囲を眺めながら走る。たぱたぱという排気音と振動が心地よい。

 左手に見えるウチノ海が実に綺麗。浮かんでいる筏は何の養殖場なのだろう?


見晴らしよし


いろいろ浮かんでますな

 ここは地元のお兄ちゃん達のやんちゃコースでもあるらしい。途中の駐車場にはそれらしい車両が数台集まっていた。
 その片隅でちょっとだけ休憩。「う~、何か飲み物でも買っておくんだったなぁ…」(←叫びすぎて喉渇いた)

 R11へ再合流。
 ここも気持ちの良い海岸沿いの道だ。今日は交通量も少なく実に気持ち良い。
 そういえばこの辺り、「デルピフォース集会」の時には大渋滞してたんだよな。

 県道1号に曲がる手前でちょいと謎のチェック
 「たしかこの辺に……って、これかよ!これなのかよっ!」『なぁ~にぃ~、やっちまったなっ!』
#詳しくは4日目にて

 『男は黙って』『休憩2時間』『男は黙って』『休憩2時間』、意味不明の言葉をつぶやきながら近くのGSで給油する。
#詳しくは4日目にて(再)
 いやぁ、セローってGSの場所気にせず走れるからいいよなあ(←現実逃避中)
 

 県道1号へと曲がって南へと向かう。
 
 ここは地図にもあるとおり、とんでもなく曲がりくねった狭い道だった。
 4輪がすれ違える場所はごく僅か。しかも木がうっそうと茂っているので対向車がわかりにくい。

 でもまぁ、セローでまったり走る分には問題なし。
 そして、峠の頂上からの見晴らしはなかなかに良いものだった。


これはまぁ、頂上の手前ですが

 頂上を越え、多少は広くなった道を下る。
 予約してある宿への到着はちょっと早めの17時。

 バイクも既に数台。どうやら今日の宿泊客にはライダーが多いようだ。

 オーナーにご挨拶して部屋で荷を解く(←というほどの量ではないけれど)

 ゆっくりと風呂に浸かり、ビールを飲みながらの夕食は予想通りバイク話で盛り上がる。

 そして同じくツーリング中のドラスタ氏、自転車88ヶ所氏、XJR氏等々と、ついつい夜中の12時近くまで話し込んでしまう。

 しまった、明日はメインの剣山スーパー林道なのにこんな時間まで…
#自業自得。でも楽しかったからいいんじゃない?
  

 ★

 
<本日の走行距離=83km><給油回数=1回><教訓:柔らかい布団で寝られるって幸せだよね>

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