<2006年10月>
前回の「30,000km超 インプレッション」に、懸案としてこんな事を書いた。
> もうひとつはサスペンション。
> ちょい柔らかめにセッティングしているにも関わらず、峠でペースを上げるとリアが暴れる事がある。
> いろいろセッティングを変えて試してはいるが、なかなか思うようにはならず。
> 純正品の耐久性はどのくらいなのだろう?「調整が下手なんだろうなぁ…」とは思いつつ、金色のサスペンションに心引かれていたりする(笑)
現在の走行距離は40,000Kmにもう少しというところ。
エンジンの状態は相変わらず悪くないのだが、足回りにはやはり不満が出てきている。
走っていて落ち着かないのは上記のとおり。
上では「峠でペースを上げると」と書いたが、最近では高速道路でも同様の現象が出てきている。
初期の頃の「鬼のような安定感」は希薄になり、路面の状態に左右されやすくなった気がする。
動きとしては、良く言えば「軽快」、悪く言うと「不安定」
もちろん「暴れる」という程ではないのだが、精神的にはあまりよろしくない。
※2.0KS(KousokuSeigen)から上での話だが
加えて、北海道ツーリングで感じた「ハンドルのブレ」が通常走行でも出始めた。
荷物をまったく積んでいないのに、だ。
「アップハンドル化」「タイヤの磨耗」等の要因もあるには違いないが、総合的に足回りがくたびれてきたのが根本とみるのが妥当だと思う。
この場合の「足回り」というのは
・前後サスペンション
・前後ホイールベアリング
・ステアリングヘッド(ベアリング)
あたりだろうか。
サスペンションが疲れるのは仕方が無い。
フロントは18000km時にフォークオイル交換をしてやっただけで、あとは放りっぱなし。
リアに至ってはピボットへの給脂すらしていない。
頑丈がとりえの純正サスとはいえ、「そろそろ勘弁してくれぇ~」と悲鳴をあげても仕方が無いだろう。
巷の噂では、ホイールベアリングが壊れる隼は結構多いそうだ。
部品の寿命が走り方やメンテで大きく異なるのはベアリングに限った話ではないが、これはまぁ、気になるなら単に交換すれば良い。
例のベアリングプーラーがあるので(多分)自分でも交換できるはずだ。
ステアリングヘッドについてはちょっと気になる事がある。
ハンドルの左右への「切れ」がちょいと渋いような気がするのだ。
V-Maxの場合、フロントを持ち上げておくとハンドルは左右へスコンスコンと切れる。
切れるというより「自然と曲がっていく」という感じである。
だが隼の場合、手で曲げてやらないと切れてはいかない。
しかも相応に渋いのだ。
最初は純正で付いているステアリングダンパーのせいだと思っていたのだが、外してみても上体はさほど変わらなかった。
気になってHOC(隼オーナーズクラブ:毎度お世話になっております)で聞いてみると、やはりこれは正常ではない状態の疑いがあるようだ。
ただ、この「フロントを上げた」状態だが、俺の場合はフロントスタンドで上げている。
これだとステアリングヘッドにスタンドを掛けて持ち上げているので、ヘッドには相応の加重がかかってしまっている。
本来の状態をみるには、ヘッドでない部分を使ってフロントを持ち上げる必要があるのだが。
・・・とまぁいずれにせよ、そろそろ足回りの全チェック&更新が必要な時期なのは間違いがないようだ。
これまた前回、「金色のサス…」とか書いたが、リアサスだけをグレードアップしても他がヘタっていれば同じ事。
ならその資金を使って、トータルでメンテしてやった方が有益に思う。
さて、問題は、何時、何処へ出す(もしくは自分でやる)かなんだが・・・
北海道でもずいぶん走ったしねぇ・・・
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