■バイクで行きましょう、北海道へ|北海道ツーリングのススメ

 

07 キャンプ

07 キャンプ|北海道ツーリングのススメ

 

自由自在なんです

 「北海道ツーリングといえばキャンプに決まっているだろう!」という意見があるかと思います。

 そのとおり!それはもう良いですよ、北海道でのキャンプというものは!前ページと矛盾)

エリア

 北海道のキャンプ場は、とにかく数と規模が段違い。どこにでもあっていつでも泊まれる!といっても決して過言ではありません。

 敷地も広々で「隣のテントと近すぎて…」なんて心配もナッシング。
 本州の小さなファミリーキャンプ場しか知らない人が行くと度肝を抜かれること間違いないでしょう。

 ロケーションも良いところが多くて、波の音の聞こえる海岸沿いや夜景の見える山、星の輝く丘の上など様々。

 しかもこれらがほとんどが無料、もしくは500円程度なんですから。
 普段からキャンプを楽しんでいる人には絶対的にお勧めできますね。

 心配なのはここ数年のキャンプブーム

 関東のキャンプ場は軒並み大混雑、オンシーズンの週末は満員御礼間違いなしの状況ですが、北海道ならさすがに満員ということはないでしょうし、泊まれないという事もないでしょう。(無い……よね?)

 それでもトップシーズンにそこそこ名の知れたところを利用するのであれば、前もって状況を問い合わせた方が良いでしょう。
 せっかくの北海道キャンプなのに、先のようにお隣さんとぴったり隣り合わせにテントを張るのは悔しいですからね。


デメリット

 さて、キャンプを北海道ツーリングというロングツーリング中の宿泊方法して考えるとデメリットもあります。

 まずとにもかくにも荷物が増えます。それでなくても大荷物なのに……というのは前ページにて述べたとおり。

 テントの設営と撤収に時間・手間がとられます。
 しかも夜間の作業は難しいので、結果的に日中にツーリングとして使える時間が減ってしまいます。

 天候や気温で快適さが大きく変わるのもデメリットと言えるでしょう。

 雨はもちろん寒さも侮れません。北海道ではお盆なのに明け方は気温一桁なんてこともザラにありますからね。

 なので、キャンプなんてした事の無い人が「北海道なんだから!」と意気込んでホームセンターでテント買って行く……なんてのはまったくもってお勧めできません。
 せめて近場で2、3回試して、テント泊・キャンプの良し悪しを感じてから判断してください。


メリット

 ともあれ、ある程度経験のあるキャンパーの方であれば、上で上げたデメリットは半減できることでしょう。

 テントを張りっぱなしにすれば設営撤収の手間は激減します。

 キャンプ場なら早朝発も深夜着も思いのまま。

 食事もあらかじめ購入・自分で作れば山海の珍味も安上がり。もちろん出来合いのもので良いと割り切ることもできます。
 いずれにしても旨いですからね、星空の下で飲む酒と言う奴は。


 本来キャンプというのは不便を楽しみに行く行為です。
 であれば上で上げたことなんてデメリットなんて言ってはいけないのかもしれません。

 もしかすると、ツーリング中の安く上がる宿泊方法としてではなく、キャンプそのものを楽しみに行く北海道ツーリングというのも面白いのではないでしょうか。


■俺的追記■

 「北海道のキャンプは最高!但し経験者に限る!」
 もうこれに尽きる気がします。

 上にも書きましたが、素晴らしい景色を眺めながらの飯・酒の旨いことといったら……ホント、これだけを目的に北海道へ渡ってもいいくらいです。

 ですから「ツーリングはソロでもキャンプは仲間と現地集合!」なんてのも楽しいものですよ。

 但し、キャンプだけで長期間過ごすと疲れが溜まるのも事実です。
 数日に1度くらいは、あるいは悪天候の日には、きちんとした宿へ泊まって暖かい布団にほっとしましょう。

 

 





 

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