■安全第一
さあ、準備も全て整っていよいよ出発当日となりました。
体調万全を確認して家を出ましょう!
大荷物を積んでいるはずですので走行はいつにも増して慎重に。
特に軽車両の場合荷物の影響は大きくでます。最初の交差点は要注意ですよ。
無事フェリー埠頭へと着いたらひと段落。
そして北海道ツーリングの事実上の出発地点ともいえるのが、ここからのフェリー乗船というわけです。
★
受付
フェリー埠頭には、遅くとも出港の1時間前には到着するようにしましょう。
もちろんWEBサイト・チケットに「○時間前には到着していてください…」的な記載があればそれに従って。
出港時刻は本当に「船が出る」時間なので、それ以前に受付・バイクでの乗り込み・固定が必要になります。
多少早く着いても土産物屋的なものがあるはずなので時間は潰せます。遅いよりは早い方が間違いありません。
最初の作業は受付手続き。
最近では大分簡素化され、特段の受付が必要なくなっている場合もありますが確認はお忘れなく。
また、予約時に使ったクレジットカードやバイクの車検証・ナンバー確認が必要になる場合がありますので注意してください。
★
乗船
バイクの乗船は案内に従って行います。
埠頭からランプ(斜路)をごとごとと上がってフェリーの車両甲板へ。
甲板は滑って危ないという話も聞きますが、固定用のフックがある程度なので普通に走れる人には問題ないでしょう。
ええ、北海道・九州・四国とフェリーは結構使っていますが、まだ甲板でのガシャーニングは3回しか見た事がありませんから。
甲板に停めたバイクは、順次船員の方の手によりロープ等で固定されていきます。
フェリー会社によりますが、この時、積まれた荷物を降ろすよう指示される場合があります。
沢山の荷物が山積みになっていると大騒ぎ。この点でもシンプルな積載が一番ですね。
この後客室へと上がるのですが、あらかじめフェリー内で使う用品だけをひとまとめにしておくとスムーズに移動できます。
でないと装備一式の大荷物を抱えて狭くて急な階段をえんやら上るはめになります。
ちなみに出港後は、バイクを停めた甲板への立ち入りは許されません。
ですので忘れ物の無いよう気を付けてください。
出航前であれば、客室まで行って「忘れた!」となってもバイクまで戻れますから、この点でも時間には余裕を見ておいたほうが良いですね。
★
部屋
フェリー内でもまずは受付を。
予約時に部屋を指定済みであれば確認のみ、そうでなければ部屋を指定されます。
前に書いたとおり、私のお気に入りはそれなりのプライベート空間がとれて、かつ手ごろな値段の寝台・二段ベッド室。
二段ベッドの上下どちらが良いかは個人の好みですが、便利さでは下、自由度では上が有利でしょうか。
いずれにせよ、いびきの大きな人と近いベッドにならないよう、ご先祖様に祈っておくと良いでしょう。
最近では二段ベッドといってもカプセルホテル風の個室になっている場合が多いので影響は少ないですけどね。
予約時に希望した部屋がとれなかった場合、受付時に入れ替え・キャンセル待ちができるかも聞いてみると良いでしょう。
★
船内
部屋へ荷物を置いてやれやれとなったら、あとはゆっくり過ごすだけ。
本を読んでもいいし、デッキで海を眺めてもいいし、ゆっくり風呂に浸かるのも良いでしょう。
船内ぶらぶら探索も楽しいものです。
フェリー内でしか買えない土産物もありますし、お盆というトップシーズンであれば船内で何かしらのイベントが行われているものです。
お子様向けが主ではありますが大人も楽しめると思いますよ。
そしてロビーでツーリングマップルを広げている人がいればまず間違いなくライダーなので話しかけてみるのも良いかもしれませんね。
もちろん、食堂でサッポロクラシックをぐびぐびやってもOKです。
くれぐれも呑み過ぎにだけはご注意を。
★
■俺的追記■
そんなわけで、俺はこのフェリーでの移動時間というか船旅もツーリングの楽しみに含めてます。
なんというか、単純に楽しいんですよね。
「何かをしなくてはならない!」という義務感が皆無でとても気楽です。
ま、単純に甲板で風に吹かれるのが気持ち良いというのもありますけれど。
★
■章■
(C) 1998-2024 garage Ak!rA. All Rights Reserved.