■冬でも夏でも
ガレージのメリットはといえば、もちろん天気や時刻に関係なくバイクを弄れることでしょう。
外が大雨でも大雪でも、また真夜中でもバイクを眺めてにやにやできるというのは実に良いものです。
でも気温はまた別の話。実はガレージって、冬は寒いし夏は暑いものなんです。
☆
屋外はもちろん、屋内にガレージを作った場合でも、冷暖房エアコンフル装備できる人はそう多くはないのではないでしょうか。
※あるとすればそれは既に「小市民的」ではないのでここでは対象外とします。
実際にはガタガタ震えながら、あるいはだらだらと汗を流しながら「ど~するかな~」と対策を考える事になります。
☆
暖房
冬の暖房といえばまず思いつくのは石油ストーブ。
設置場所を選びませんし、お湯も沸かせます。
パーツも熱せるのでピストンピンの圧入も楽々……ってまぁこれは例外的な使い方ですが。
でも私的には、ガレージ内で「直火を使う」というのにどうにも抵抗があります。
紙やらオイルやら可燃性ガスやらと危険なものがごろごろしているわけですから。
不完全燃焼によるに中毒も怖いですね。
ファンヒーターでもデメリットが同じですし、「熱せる」というメリットがなくなってしまいます。
では電気ストーブ。でもこれ、消費電力が半端じゃありません。
貧弱になりがちなガレージの電装だとブレーカーも心配です。
で、お奨めなのがハロゲンヒーターです。
そこそこ暖かく消費電力も価格もそこそこ。
小回りも効きますし、ピンポイントで暖められるので応用も利きます。
☆
暖房の手段としては他にもいろいろ考えられるでしょう。
いずれにせよガレージの暖房として使うならば、「直火ではない安全なもの」を選ぶべきだと思っています。
☆
冷房・送風
夏はとにかく扇風機、もうこれしかありません。
「扇風機なんか使わなくてもガレージの扉を開け放せば……」は、夜だと明かり・音的にご近所に気が引けます。あと、虫がねぇ……
※まぁ開け放たなくても虫除けは必要なんですが。
扇風機は体を冷やすだけでなく、バイクに向けることもできます。
車体に風を送れる装備があれば、エンジンを掛けたまま行う整備(同調とか)もできて便利ですよ。
☆
■でまぁ、うちの場合なんですが。
壁は薄いし屋根は鉄板なんで、夏はとにかく熱いです。ええ、それはもう減量に丁度良いくらい。
なのでサーキュレーター(送風機)が大活躍。これは虫除けにもなりますね。
今は卓上用ですが、壁掛けにすると(スペース的な意味でも)より便利かも。
そして冬は酷寒で。
上に書いたハロゲンヒーターはあるのですけれどあまり使っていないかも。
だって、本当に寒い時はメンテできませんから。
ゴムもプラスチックもカチンカチンだし、金属パーツも冷たくて触る気にならないんですよね。
それでもどうしても!という時の寒中メンテは服装でカバー。いわゆる「ドカジャン」を愛用しています。
☆
■章■
(C) 1998-2024 garage Ak!rA. All Rights Reserved.