晴れてるうちに林道行っておきましょう
■とうとう最終日
6時起床。
空に雲はあるが、当分雨の心配はなし。
今日が北海道での最終日。フェリーの出る小樽に15時前後に着けばいいだけとはいえ、やはり天気が良いと嬉しくなる。
同宿の3氏に「んじゃまたいずれ」とご挨拶。ま、2氏とは来月また別のイベントで会うんだけどね。
お疲れ様デシタ
★
さて、まっすぐ小樽に向かうには早すぎる。どこへ寄り道していこうか。
ゆっくり考えねばとふくだメロンへ寄り、富良野メロンをやっつけながら考える。
天気悪くないから林道へも行きたいんだよな。原点回帰だし、ニングルの森を往復するか。
大人になって良かった(しみじみ)
青空も出て来たしね
★
何年ぶりかのニングルの森。入口がピンとこなくて手間取ったが、無事林道へと突入する。
静かな森の中を行く一本道。2,3か所カーブがある以外は直線でとても見通しが良い。
「ここなら熊が出ても「どこでもUターン」して全開で逃げられるな……」
でも出るなよ→熊
「ニングルの森・入口」の看板から先、上りがきつくなり、森は更に深くなる。緑が目に優しい。
前はこんな立派な看板は無かった気が?
基本的に走りやすい路面
行き止まりの広場(登山口)には数台の車と1台のジェベル200。
軽く会釈してセローを停めて、しばらく森林浴を楽しんでみる。
ここでUターン
帰りも雰囲気を楽しみながら
素敵な林道ですわ
★
道道まで戻って、さて、以前行った布礼別林道(の西部)はどっちだっけ?
※道的には今走った林道も布礼別林道の一部(東部)らしい。
見れば道端には俺と同じように道を探している(らしい)先のジェベル200氏。声かけてあげればよかったかな?
ようやく見つけた布礼別林道入り口には、無情にも「がけ崩れで通行止めだよん」の看板があった。
うむ、残念だが仕方ない。んじゃゆるゆる小樽へと向かおうか。
残念無念
★
富良野から道道135、R452、そして道道116。
山中を大きく蛇行してはしる道が気持ちよし。そしてばんばん追い越されるがキニシナイ。
こんなにアップダウンがあるというのに、ここにもロードバイク(自転車)のツアラー多数。頑張って走れよー
★
12時前、三笠に入る手前。
「対向車が着てるのは合羽……か?」と思う間もなく、パラっと雨が落ちてくる。
おっとっと、よし、なら様子見を兼ねて飯にしよう。
三笠市内で入ったのはカレー屋さん。
お昼時なのに客が俺一人でびっくりしたが、女店主は愛想良く、何よりカレーが旨かった。
スープカレーは香辛料ビンビンで俺好み。価格も手ごろだし、会社の近くにあったら週一で通うかも。
※客はその後ご近所マダムが続々と入ってきた。
そして「ライダーサービス」があって驚かされる。もしかして有名な店とか?
「食った!旨かった!」と店を出ると雨は去り、路面もきっちりとドライ。
ま、晴れ男としては当然よと先へ進む。(カレーは辛かったがこれは甘い)
特に寄るところもない(略)GoogleMAP様(略)
★
R377、「銭函」の標識が現れてきた頃。
中央分離帯付き片側4車線(計8車線)という広大な道。そこそこの交通量がある工業地帯のド真ん中を走っている最中。
「ん?なんだあれ?」
右車線から中央分離帯を飛び越えて現れたのは……「鹿だーーっ!」
大きな女鹿が俺の1台前の車前を一気に横切っていく。当然周囲は急ブレーキとクラクションの嵐。
そしてそれに続くのは……「小鹿だーーっ!」
右側から、親に続かねばと一直線に俺に向かってくる小鹿が2頭。「うひーっ!」
どちらへ避けるか?!と思う間もあればこそ。車のクラクションに驚いたのか、中央分離帯で踵を返そうと急ブレーキして転倒する小鹿達。そのすぐ横をすり抜けるセロー。起き上がろうとする小鹿とばっちり目が合ってしまう。
通り過ぎて、後で轢かれてないないよな?とバックミラーを確認。うん大丈夫、そして路肩から見守る大きな女鹿の姿も。
「ああ、怖かった。絶対衝突すると思った。人気があってもホッカイドーおっかねぇ……」(再2)
★
14:20、銭函から小樽市へ入る辺り。
北海道で最後の給油をとGSへ入った途端、なんとまたまた雨が落ちてきた。
ううう、港まであとたった5kmなんだけどなぁ。
GSの休憩所でスマホのレーダーをチェックするが、これから先は悪くなる一方の様子。仕方ないかと合羽を着こむ。
船用の食料は、埠頭直近ではなく1つ手前のセイコマで。いつぞやのように売り切れてると困るから。
ここでおやつにしっとり豆ぱん。そうだ、1つ余計に買っておいて家に持ち帰るとしよう。
なんと今年初めての「しっとり豆パン」、旨し
★
15時丁度、フェリー埠頭。
係りのおっちゃんに「バイクの乗船始まってるよー」と促される。
はいはい、雨降ってるからさっさと乗るよ~
噂の小樽~新潟の新日本海フェリー新造船。セローはなにやら天井の低い小部屋に案内された。
二輪車専用スペースというわけではなさそうだけど、隣のバイクとの間を広くとれるのはありがたい。
謎の小部屋に導かれました
(別途いつものデッキ縁パーキングもあり)
★
新造船の船内はさすがに綺麗だった。
食べ物も(同じ新造船の)オーシャン東九フェリー四国便のように自販機オンリーではなく、これまで同様レストラン付き。
ベッドは行きと同じ個室風。空調ファンやコンセントも同じだが、位置が工夫されている感じだった。
※というか、行きの便は改造だったから位置の自由度が小さかったんだろうな。
エントランスもさすが
(そしてインフォメーション前でうなだれているペッパー君)
ま、俺はこれさえあれば大抵のことは
★
17時出航。そぼ降る雨は変わらず、見送りはデッキではなく船内から。
さらば北海道また来る日まで。
あ~あ、終わっちゃった……
★
今日のルート
★
■今日の走行距離:220km 給油回数:1回
■今日の教訓:名残惜しい……
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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