今回もいろいろありました
<2024年8月9日~10日>
■今年も(は?)行きます!
「一睡もしないでの出発はもうしないと言ったな、あれは嘘だ」
金曜日、午後7時半。
仕事をとっとと終わらせて帰宅。大急ぎで飯を食ってシャワーを浴びてモンスターエナジーを一気飲み。
ガレージのシャッターを開けて準備万端のセローを引っ張り出し、最後の指差し確認。思い当たる忘れ物無し。
「おーし、しゅっぱぁっつ!」
頼むぞ
行きましょう
★
2024年のお盆休み。2年ぶりの北海道ツーリング。
「目指せ北の大地!」と息巻いたものの、例によって狙ったフェリーの予約は取れなかった。
予約日が平日の仕事爆忙日で「PCの前で手ぐすね引いて予約開始時間を待つ」が出来なかったこともあるが、「出かける人が増えてきた」がより大きな原因であることは間違いないだろう。
なんとかとれたのは、初めてとなる秋田~苫小牧東便。
いつもの新潟港発なら、自宅からフェリー埠頭までは300kmというあたり。
だが秋田港だと500kmに近くなる。
正直、これだと青森まで行って津軽海峡フェリーを使うのとさほど違いがない。そして青森から函館までのフェリーなら料金は段違いに安い。
だが函館着では(今年狙っている)道東方面へは半日以上延々と走らねばならないのだ。
それに、秋田便だとスケジュール的に便利でもある。
この船のルートは、新潟~秋田(経由)~苫小牧東。
新潟港を出るのは金曜の深夜だから、今日のように仕事が上がってから急いで出発し、休憩なしで走っても間に合うかどうかはぎりぎりだ。なにか一つトラブルがあったら遅刻間違いなし。
それに比べ、経由地の秋田港なら出発は翌早朝。
これなら同様に出発しても、高速道路でフェリーを追い越せるので充分に間に合う。
「つまりまぁ、現地で過ごせる時間が1日増えるってことなのさ!」(ポジティブシンキング)
※帰りの便は苫小牧東~新潟が取れました(ほっ)
★
「にしても"ALL"ってのは厳しいよなぁ……」と東北道へとIN。
※ALL=寝ないで朝まで、の意(←未来の俺に)
日中の天気は悪くなかったのだけれど、近づく台風5号の影響もあり、夕方以降は雲の動きが早くなった。
案の定、ちらちら路肩が濡れてきたので矢板北PAで合羽の下のみを履く(水ハネ対応)
北海道へ着く前にGパンを汚すわけにはいかないからね。
路肩の表示では気温は26度。この先山越えにかかると温度は次第に下がっていった。
いつものスタイル、Tシャツ+パーカー、ジーパンだと(合羽を履いていても)丁度良い気温。
高速道路はお盆前にしてはちょい混雑していて、周囲のペースが遅いのもセローにはありがたいところ。揃った条件にニヤニヤしながら北へと進む。
21:30、福島松川PA
まだ疲れは無いしガソリンもたっぷり残っているのだけれど、なにせ目指すのは秋田港。
今日は2時間1スティント(8耐)でペースを作っていくのさ!
夜走るのは気を使うしねえ
270円の自販機のコーヒーに「これまで値上がったのか!」とボヤきながら出発する。
その先、レーダーから雨雲がすっかりと消えたので(そして路面もカラカラなので)国見PAで合羽を脱ぐ。
もちろんスティント途中(?)なのでショートストップ、すぐにリスタート。
東北道の「やや混雑」は継続だ。ペースも100km/h以下、場合によっては90km/h以下にもなる。
これなら今日は、例の「何故か高速道路の燃費が悪い」の対象外になるんじゃなかろうか。
★
23:45、長者原SA
満車の4輪駐車場に驚きながら給油する。燃費はやはり42km/Lと一般道並みに良かった。
「この時間はどうかな?」と心配していたフードコートが開いていて一安心。そしてそこがこれまた混雑していて驚く。
真夜中だけれど、夜食に味噌チャーシュー麺をチョイス。
工事中の影響もあったのかも→混雑
見た目はアレだけど(をい)おいしゅうございました
フードコートのTVでは近づく台風5号のニュース。
どうやら予想されていた北海道へではなく、東北への上陸になるらしい。
「ってことはちょっとは期待できるのかな?現地の天気はさ」(今年の北海道の天候は期待薄と思っていた)
「1日1本推奨らしいけど日付が変わったから大丈夫!」と2本目のモンスターエナジーを一気飲み。
さぁ、3rdスティントの開始だ!
★
東北道から秋田道へ。
いつぞやの山形道同様、暗くて狭い秋田道。もちろん片側1車線だ。
「こんなのがこの先140kmも続くのか……」
錦秋湖PAへ立ち寄ったのは1:50amという辺り。
この場所、この時間なのに駐車場がそこそこ埋まっていてまたまた驚く。
気温はまた下がって22度近辺。出発前にはジャケットのベンチレーションを閉めないといけないな。
バイクはさすがに俺1台でした
高速道路上では最後のロング休憩をとり、出発は2:30am
「さー、ファイナルスティントだー」
★
その先、秋田道は片側2車線&ちょい照明ありに変わってくれた。
やれやれと走り、秋田南ICで高速を降りる。
「ああ、やっぱ遠いわ、秋田……」
※まぁ距離というより時間帯と"ALL"の影響だけどねぇ
県道13号をぱたぱた走り、北海道へ渡る前に満タンに、と給油する。
フェリーふ頭の手前のコンビニで船内用食料を購入し、ついでにパンとおにぎり、コーヒーで早い朝飯を摂る。
秋田ババヘラタワー(違)
4:00am、秋田フェリーふ頭
「e乗船券」(スマホ表示)なるものがあるので受付は不要。バイクを列に並べる。
乗船はまだまだ先なのでバイクの数も少なく……はない。
もう20台以上いるんじゃなかろうか、秋田から乗るバイクがこんなに多いとは思わなかった。
※まぁお盆初日だしフェリー予約も満席だったし。
この後まだまだ増えました
フェリーも入港してきたけど乗船はまだ先
山形セローのお兄さんとかスズキ1200のおじさまとあれやこれやの立ち話。
なんやかんやしながら何気にタイヤを見ると、「ありゃ?」
摩耗と共に、変摩耗が目立つフロントタイヤ。
中央ブロックにはカスまでまとわりついている。
「うっはー、昨日チェックした時には普通だったんだけどなぁ……遅めのペースとはいえGP-610に高速500kmはやっぱ辛かったか」
減りはもちろん、減り方がヤヴァくて
このツーリング、この先走る距離は1,500km以上になるはずだ。
「さぁどうする?」と呟きはしたものの、今できる事は何も無い。
ここから先は、できるだけフロントタイヤに負荷を掛けないように、前ブレーキを遠慮気味にするように。そしてオフロードでハンドルが振られるのは仕方なしと諦めるしかないだろう。
「ま、今年のルートはオンロードメインだし、なんとかなるさ!」(楽観)
★
5:30乗船、6時過ぎ出港。
フェリー内で荷物を落ち着かせたら、「寝るぞー!」
なにしろ"ALL"だからねぇ(再)
ベッドに倒れ込んで、きっと爆睡間違いなしと思いきや意外に早く目が覚めてしまう。これはモンエネ2本の影響かな?(さて)
乗船中は風呂に入って本読んで。
日中便なのでビールが飲めないのが残念だ。
フェリー上は上天気なれど、風が強くてオールバックに
予報通り、心配な台風5号は東北へと曲がっていったようだけれど、引きずる雨雲の影響は判らない。
見るたびに異なる、もしくはサイト毎に違う天気予報に悶々とさせられる。
★
17時前、苫小牧東港着。
「また来たぞ北海道!」
天候は曇り、気温は28度と高めだが湿度が低いので不快感無し。
自撮り連発失礼
夕日を眺めながらゆっくりと走り出す。
既に夕方なので今日は宿への移動のみ。素泊まり予約なので途中のセイコマ(と呼ばせてください)で夕飯的なもの。
「そう、こういうのでいいんだよ」(五郎)
セイコマのコーン茶って美味しいよね
宿は夕飯無しだけどビールはアリ。
同宿の方と飲みながらダベる。
「さあ、北海道ツーリングは明日からが本番だ!」
やっと会えたね
★
■2日間の走行距離:560km 給油回数:2回
■今日の教訓:さあ、今年はどうなる!
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■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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