■ツーリングレポート SEROW250 茨城

 

2025 栃木県北部紅葉偵察記

2025 栃木県北部紅葉偵察記
シンメトリー
(今回も画像の色調整は行いません)

 

2025年11月2日

お馴染みルートを回りましょう

 朝8時、セロー発進。

 出がけの気温は11度という辺り。
 決して早い時間ではないのにかなり涼しいというか寒いというか。ホント、ここ数日でまた気温がぐんと下がったんだよねぇ。

気温11度
まぁ最低気温は既に一桁ですしね

出発
セローはいつもの格好です

 二週間前に出かけたお泊りツーリング

 そこで出会った福島・磐梯吾妻スカイラインの紅葉は本当に素晴らしかった。栃木の山もそろそろイイ感じになったと聞くし、天気予報も悪くない。
 ならばと今日は(去年同様)地元の北方面を一回りしてくる計画なのだ。

 馴染みの国道4号を北上する。
 思ったより冷えた二週間前を鑑み、今日の服装は割と重装備だ。

 グローブは3シーズン厚。
 アッパーは夏パーカー(ベンチ閉め)だけれど、中にウインドブレーカーを追加。
 ボトムスはゴールドウインの冬パンツ

 ボトムスだけちょい過剰ではあるけれど、他はこれでほぼピッタリな気温具合。
 「そうだよな、セローにはそろそろハンカバ付けてもいいかもな」

 青い空が広がる塩谷から鬼怒川方面へ。「あー、山が綺麗だねぇ」

北の山
キレイダナー

 鬼怒川温泉手前のコンビニで飲み物とパンを購入、リアボックスへとしまい込む。
 今日のルートには途中に店がほぼ無いのでね。

 外国人観光客が歩道を賑わす鬼怒川温泉をズバっと抜け、川治温泉から川治ダム

 水面に映る川治の山は……「うーん、紅葉にはまだ早い……のかな?」

川治ダム
でも相変わらず空が青くて何より

 早いのか遅いのかよくわからない山の色具合。
 でも路傍の木々の状況を見るに「早い」というのが正解のようだ。
 「ま、この辺りはまだまだ高度もないからな。」

 その先、餃子オフの秋コースの定番撮影スポットでもある、鬼怒川を渡る橋からの景色。
 「ああ、ここは結構イイ雰囲気だわ。」

鬼怒川上流
赤く染まる木は少な目ですけどね

 更にその先。これまた餃子オフでは定番の「幻の滝」(唐滝:夏は葉が茂るので見えにくくなる)付近も同じような状況だ。

幻の滝
水量は多めです

 県道249、土呂部方面へと向かう曲がり角。

 いつものように、これまた定番の「栗山舘岩線・全面通行止」の看板を「ヨシ!」と確認していると、どこからともなく現れたお巡りさんから「道、大丈夫ですか?」と声を掛けられた。

 「あ、大丈夫です、ありがとうございます」と慌てて答えて。
 そうだった、この角には駐在所があるんだったわ(汗)

 県道249で急激に高度を上げていく。

 途中に工事個所があり、凄い位置に固定されたユンボを発見して「うわー」と声を上げてみる。

斜面設置ユンボ
こんなのYoutubeでしか見た事ないわ

土呂部ダム
TOP画像にも使った土呂部ダム。水が綺麗でした。

 土呂部の集落を過ぎるとまた少し高度があがる。
 そういえば土呂部って、今シーズンは既に氷点下になってるんだよな。(もちろん豪雪地帯でもある)

 標高が上がるにつれ、周囲が黄色に染まってきた。
 赤い木は少ないけれど雰囲気は十分だ。

紅葉
綺麗綺麗

木々を愛でながらゆっくり走り、山の神、田代山林道の入口へ。こちらの閉鎖を確認する。

田代山林道入口
閉鎖確認

工事期間
「え!じゃぁ二週間後なら!」って思うかもだけど、その後は多分冬季閉鎖。

 ここの閉鎖は想定の範囲内。さて、んじゃ馬坂林道を降りていきますかね。

 「熊っ!くまっ!出るな熊っ!」と叫びながら舗装の林道を降りていく。

 空は青くて気持ち良いけど、交通量がほぼ無いので路面には大量の落ち葉が溜まっている。
 枯れ枝も多数、時々落石。
 下が舗装なのがかえって危ない、慎重に慎重にっと。

 林道は見晴らしが良かったり林の中へ入ったり。景色がくるくると変わっていく。
 木々は相変わらず黄色がメイン。紅葉的には去年と同じ感じだろうか。

馬坂林道
ちょい風がでてきました

林間
黄色に染まる舗装林道

 その先、川俣桧枝岐林道の閉鎖を確認する。

 これもまた想定内(再)ではもう少し馬坂林道を続けるとしよう。

川俣桧枝岐林道入口
閉鎖確認(再)

 馬坂林道を西、川俣方面へ。

 ここまで舗装だった林道が未舗装へと変わる。
 セロー的には大歓迎なのだけれど、今日の路面は水たまり多数のドロドロだった。

 元々日当たりの良くないルートだし、一昨日に結構な雨が降った影響だろう。
 合羽を履いてれば気にせず水たまりに突っ込むところだけれど、今日は冬パンなのでインリンオブジョイトイ走法(説明しない)で華麗にやり過ごす。

馬坂林道
ここは路面の良い場所、悪いところでは止まりたくない

倒木処理
これは大ナタ持参のジムニー軍団による倒木処理跡(邪推)

馬坂林道
基本的には気持ち良い林道です(例外もある)

 ジムニーといえば(をい)紅葉シーズンだというのに今日は妙に交通量が少ない。
※もちろん「林道としては」の話ね。

 この時期の週末だからもっとオフロード組がばんばん走っていると思っていたのに、この先も含め、すれ違ったのはジムニーと軽ワンボックスとCR80と数台の自転車軍団(!)のみ。
 「主林道(田代山&川俣桧枝岐)が閉鎖中だから、みんな他へ行っちゃったのかねぇ?」(伏線)

川俣湖
川俣湖が見えてくると林道も終盤です

 道が舗装になって見晴らしも良くなって。
 「そろそろ川俣湖の橋に合流だな」と走っていると。「なにー!」

 ゲートに前を塞がれました。(伏線回収)(早い)

ゲート閉鎖
なんだと!

 「ちょ待てよ!ここまで何も標識出てなかったじゃねぇかよ!」

 交通量が少なかった原因はこれに違いない、が。
 「あれ?んじゃ(二輪はともかく)すれ違った四輪はUターン組?」(さて)

 もしかして通れるのかな?と試しにゲートを押してみたが、もちろん開かなかった。(そりゃそうだ)
※でもゲート脇の箱に鍵が付いて無かったから、知ってる人には開けられるのかも?

 ともあれ、ここからUターンする気は無い。「よっこいしょ、っと」

 無事に川俣湖畔、県道23へと出る事が出来た。

林道出口
「やれやれだぜ」

川俣湖
空にはちょい雲が増えました(&風も)

 さわさわと吹く風を浴びながら川俣湖を眺めて。

 鬼怒川を左手に観ながら西へと進む。よし、お次は山王林道だ。

 川俣から日光戦場ヶ原へと抜ける山王林道。
 去年の今頃、通行止めで引き返した道だ。

 奥鬼怒へと続く道からの曲がり角、橋の上から川を覗く。
 「あ、ずいぶん小さくはなったけど、間欠泉はまだ生きているんだな」

間欠泉
昭和の時代には派手に吹き上がっていたんですよ→間欠泉

林間ルートへと突入。舗装林道を駆け上がる。

うん、まぁまぁの紅葉だな。雲が増えちゃったから写真ではアレだけどさ。

山王林道
うんうん

山王林道
道は広かったり狭かったり

 ここも交通量はさほどではない。ぽつりぽつりという感じ。
 大混雑(のはず)の日光から流れてくる車がもっと走っていると予想していたのだけどね。

 景色を愛でながら登り、頂上の駐車場でおやつを済ませたのが12時という辺りだ。

頂上スペース
ここも他に車なしで驚いて

おやつ
ちゃんとした昼飯は落ち着いてから

 出発。ぐるっと山を回り込んで南斜面、戦場ヶ原へと降りていく。
 紅葉は……うーん、こっちはもう終わりなのかなぁ?

山王林道南側
見晴らしが良いから気になって

 一気に降りて、日光戦場ヶ原の三本松駐車場着。

 紅葉は落ち着いているものの、さすがにここは混雑していた。
 広大な駐車場もほぼ満車で、車の出入りも多い。
 男体山をバックに撮れるいつもの碑の場所が中国からのお客様で大騒ぎ状態だったので、その脇でこっそり撮影する。

戦場ヶ原
画像に音が映らなくて良かった……

 更に山を下りていく。
 紅葉初めのシーズンには大混乱状態となる竜頭の滝だが、こちらには戦場ヶ原程の混雑はない。やはり紅葉が一通り落ち着いたからだろう。

 もうちょい降りて、中禅寺湖畔にある俺の秘密の撮影ポイント(秘密じゃない)

 人が多いとなぁ……と心配したけれど、相変わらずの静かさに一安心。

中禅寺湖畔
そしてこの辺りにはまだまだ見られる紅葉も

 どうするかな?と悩んだけれど、せっかくだからと半月山方面へと走ってみる。

 さすがに頂上までは行かず、良さそうなポイントで山と湖の撮影を。

男体山と中禅寺湖
男体山と中禅寺湖

 Uターンしての第一いろは坂(下り)は当然のように渋滞中。

 「あはは、セローは軽くて良いわぁ」と、いつもどおりの「絶対右端キープ走法」でがしがしと走る……のはいいのだけれど、ちょい広い場所がある毎に、停まっている車と景色眺めの人。
 「いろは坂は基本駐停車禁止なですが……」まぁ気持ちは判るけどね。

 いろは坂を降りきって、清滝手前。
 「えー、気分が乗ってきたので、真っ直ぐ帰らず鹿沼まで回ることにします!」

 でもまぁ、その前に飯だ飯だ。

 「確かこの辺りに……」と、これまで前を通り過ぎるだけだった店に入ってみる。
 オーダーは画像のとおり。そして卵の食べ方に悩まされる。

蕎麦とカレーと温泉卵
結局、温泉卵とみなして単独で頂きました

 国道122を足尾方面へと走る。ああ、路面に掘られたグルービングにタイヤがタイヤが……

 細尾峠へ来るのは何時ぶりだろう?
 お久しぶりの道だけれど、素直に登らず脇道へと浮気する。こっちの方が山が深くてセロー的には面白いのだ。

細尾峠脇
道は細かったりそこそこ太かったり

細尾峠脇
途中から砂利に変ったりも

 このルート、以前走った時には途中に荒れた集落(?)があった気がするのだけれど、今回は見当たらなかった。
 代わりに新しく建てられたらしい家が。雰囲気はいいけれど、この辺りからだと買い物大変だろうなぁ(世話)

 えんやら走り、県道14に合流したら、古峰神社へと降りていく。

合流地点
合流地点の標識に「通洞駅」とあり
まぁ方面ではあるけれど、一般人にお勧めできるような道ではないような

県道14
ここから先は道が広く。でもここも油断は禁物で(坂が急)

 黒々とタイヤマークの付いた(ドリフト)九十九折れを降りて古峰神社。
 こちらもちょい混雑気味、でもまぁ、観光地が混んでいるのは悪いことではないわけで。

 更に降りて、大鳥居もお久しぶりです。

大鳥居
逆光の大鳥居

 ゆっくりと大芦川沿いを南へ走る。

 この辺りも紅葉ポイントなのだけれど、時期的にはまだ早い様子。来週あたりには染まるかな?なんか今年の紅葉は場所によって時期がバラバラだよなぁ。

大芦川
大芦川を振り返り
この辺も真っ赤になるポイントなんですけどね

 鹿沼市手前まで走ったらコンビニへとIN。
 丁度3時なので甘いもの休憩。

 さて、ここから先は街中走りになるのでツーレポは終了ということで。

 この後ちょい寄り道をするけれど、家には日暮れ前には着けるはず!

鹿沼シュウマイ
鹿沼市街にて
シウマイ宣伝を本格的に始めたみたいです

今日の走行距離:300km 給油回数:1回
今日の教訓:おお、ツーレポもこれで200本目か


今回のルート
(鬼怒川温泉から鹿沼市街)

TOP TOP  

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

ツーリング紀行へ戻る ツーリング紀行へ戻る