■ツーリングレポート SEROW250 群馬・新潟

 

端上林道・大塚真壁探索記

端上林道・大塚真壁探索記
知らない道はまだまだ沢山

 


<2024年5月12日>

出かけてみましょう

 先日、友人に勧められて(?)買った「林道ツーリングガイドブック 2024~2025」

 関東を中心に広範囲のメジャー林道が載っていて「オフロードツーリング計画の参考になるぞ!」と喜んでいたのだけれど。

林道ツーリングガイドブック
メインは関東甲信越

 つらつら眺めていると、比較的近場なのに行ったことの無い林道がいくつか載っている。

 例えば、筑波山・加波山エリア

 確かにこの辺り、「未舗装林道」を走った記憶が無い。茨城で林道と言うとほぼ八溝山付近がメインになるからだ。

 「せっかく本を買ったのだから一度は行ってみないと……もったいないぞ!」(貧乏性)

 朝8時、セロー発進。

 コンビニで朝飯。天候は薄曇り、気温は20度という辺り。
 夏ジャケの下はTシャツ1枚なので今はちょい涼しいが、日中は丁度良くなるはずだ。

晴れ空
雲はありますが、晴れです!(断言)

 現地付近までのルートはGoogle様に全部お任せで。筑波山付近って土地勘無いんだよぉ。

 「ホラ、時間と共に段々暖かくなってきた」とパタパタ走る。

 「そうだ、林道入る前にお茶買わなきゃ」とセブンイレブンに寄って、すぐ先でセイコーマートに遭遇する。
 ぐは、失敗した、こっちにするんだった。そうだよな、ここはもう茨城県だものな……
※セイコーマートは北海道と茨城県がメイン

 筑波山がじわり大きくなり、自転車でお馴染みの専用道「りんりんロード」を横断する。

筑波山
筑波山が大きくなり

りんりんロード
りんりんロードへもまた来ましょう(自転車で)

 目指していた「みかげスポーツ公園」へは思っていたより大分早く着いた。
 ここからちょっとだけ戻った枝道が、第一ポイント「端上林道」の入り口になる。

 道端には「全面通行止」の看板があった。
 でもまぁ、塞がれてないし、通行禁止でもなさそうだから行けるかな?

通行止め
広々と開けてありました

林道看板
途中にもいろいろありそうな

 端上林道へ進入する。

 道はほどなく未舗装へ。よーしよしよしとセローを進ませる。

 道は上り坂。
 路面は砂利ではなく土・泥がメインで所々に岩が出ている。ここしばらく晴れ続きだから今日は大丈夫だが、雨上がりだと印象は大きく変わる事だろう。

 知らない道だからとゆっくり走る。そして……「あー、結構荒れてるところが出てきたわー」

 路面の所々に大きなギャップが現れはじめた。

 雨が流れてできた深い溝は他の林道でも見かけるけれど、道のド真ん中がドカンと大きく凹んでいるのは珍しい。
 二輪ならラインを選んで走れるけれど、四輪だと車高とフロントオーバーハング次第になるだろう。
 「でもまぁ、本気の(?)ジムニーなら」

 バイクでも、ところどころラインが無い=乗り越えるしかない部分もあり。

 決して難しくはないのだけれど、途中で躊躇すると転倒間違いなし。
 一発勝負で乗り越えるしかないので心理的プレッシャーが結構大きいのだ。(小心者)
#一度危なかった
##危なかったのでそこの画像は撮れてません

ダート開始
ダート開始します

ギャップ
二輪なら避けられますけどね

路面ギャップ
これは越えるしかなし(右端にも手前に深溝が隠れてる)

路肩崩れ
当然、路肩が崩れている箇所も珍しくはなく

 「下りならともかく、登りのギャップは向こう側が壁になるからジムニーでもきついんじゃ?」とか考えながら登って行ったら、そのジムニーの後ろ姿が現れましたとさ。

ジムニー
噂をすればなんとか、的な

 ちょい広くなった場所に停まった4台のジムニー集団。
 ここまで上ってきて、この先の様子を偵察中……なのかな?

 「この先抜けられますか?」とお聞きすると「バイクなら大丈夫ですよ」とのこと。
 礼を言って先へ進む。

 その先も状況は変わらず。二輪でもラインを外すと危ないので気を抜かないように、と。

ギャップ
画像だと状況が伝わりにくいんですけどね(腕)

 4km程でダートを抜ける。
 ふー、距離は短いけど気疲れしたわ~

ダート終了
出口には倒木やらなにやらも

 舗装に変った林道をゆるゆると上る。

 突き当りを左折すると稜線(?)を走るくねくねロード。
 途中にはパラグライダーの離陸場所が二か所。大きく開けていて、下に街並みが広く映る。

パラグライダー場
これは1つめの場所。2つめはTOP画像参照

 稜線を通る道路だけに、遊歩道と交差している部分もある。
 そんなところに現れた「二輪入るベカラズ」の看板。きっとここで遊ぶ奴が多かったのだろう。

遊歩道上るべからず
わざわざ書かれる&杭を打つくらいですからね

 ほうほうと走り、次のチェックポイント「一本杉峠」へ到着だ。

 ★

 ここで道は4方向へと分かれている。

 俺が来たのが南からの道。
 北へ行くのが林道丸山線。これはこれで面白そうだけど今日はパス。

 東へ降りていくのが、これから行く大塚真壁線の東側。

 そして西へ降りるのも大塚真壁線で……ああ、やっぱこっちはヤバそうですか……

一本杉峠
どれがその「一本杉」なのかはわからず

右
東(右)はすぐ先からダート

左
西(左)はゆるく閉鎖中

左の先
出だしはさほどの荒れではないような

 大塚真壁線の西側は、先の本でも「ソロで入るべからず」とされていた道だ。
 入口はともかく、先は相当に荒れているらしい。
 ここはいずれ複数台ででも。(何時になる事やら)

 予定通り、ゆっくり東へと降りていく。

 こちらは比較的フラットな林道だ。下りでもあり、気軽に走っていくことができる。
 だけどここも初めての道だし、気を抜かないように慎重に、と。

 途中(遊歩道ではない)枝道が結構ある。これも複数台の時にチェックしよう。

大塚真壁線
「だーじょうぶ、フラットフラット!」

枝道
誘ってくるんですよ、枝道が

 細い林道の端に立っている「ダンプが通ります」の看板に驚愕しながら、これまた4km程走って林道は終了となる。

 県道を南に走って、今度は間違いなくセイコーマートで休憩。

 ふー、距離は短いけど気疲れしたわ~(再)

北海道フェア
今年の夏は行かなきゃな

 お馴染み、グランディアブラックとしっとり豆パンで休憩したら帰り道。

 真岡市まで戻り昼飯をとり(そう、まだお昼)あとは一気に自宅まで。

……というわけで、「半日さくっと林道」は楽しく走ることができた。

 印象より大分近かったし、ギャップ越え的なイベント箇所も多数ある。
 ソロでも面白いが、大勢だとまた違った楽しさがありそうだ。

 「うん、時々遊びに来ようっと」
#でも雨上がりはヤメとこう。

今日の走行距離:150kmくらいかな?
今回の教訓:情報は大事

今日のルート(林道周辺)

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 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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