
晴天万歳
2025年11月22日
■本格的な冬が来る前に
朝7:30am。
気温5度、快晴。雨具はまったく必要なし(多分ね)

多少冷えてはいますが

空が青けりゃ問題なし!
(ハンカバ付けました)
11月の三連休。
天気予報によれば関東&太平洋側は全面的な晴れとのこと。となれば出かけないわけにはいかないだろう。
……というわけで、狙ったのは福島浜通り。
以前購入した雑誌「林道ツーリングガイドブック」に載っていた林道が気になっていたからだ。

端上林道・大塚真壁行きでもお世話になりました

この辺りの林道群です
丁度付近にちょっとしたヤボ用もある。だから距離的には完全に日帰り圏内だけれど、せっかくの機会でもあるし一泊で計画した。
だってほら、ソロ林道ツーリングだと途中で何があるかわからないからね(言い訳)
★
セロー発進。
もちろん装備は冬仕様だ。ゴールドウイン冬パン&3シーズングローブ厚は半月前のツーリング同様、羽織る冬ジャケットは今季初出撃となる。
「うん、やっぱ風が当たると冷えるわ、冬仕様で正解だわ」と確認できたところで、R4氏家(さくら市)のガストでモーニングを摂る。
慌てない慌てない。急ぐ旅じゃなし、距離もさほどじゃないわけだし。

基本、サニーサイドアップ派です
げふ~と再発進。
那珂川町から大子町。この辺りは何もない田舎道だけれど、空が青くて飽きることなし。

イイテンキダナー
大子町の先で「あゆのつり橋」という看板を見つけて停まってみる。
そういえばここ、前通った時に気になった場所なんだよな、今日は寄ってみるか。

駐車スペースもある観光地(?)

久慈川にかかる綺麗な赤い橋
水郡線の駅(矢祭駅)と線路、そして公園の向こうの川と橋が実に良い感じ。
橋の上からゆっくり川を眺めてみる。
「良いねぇ、秋のツーリングだねぇ……」(もう冬が近いけどな)
セローへと戻ると、登山姿の数人が道の反対側、細い山道へと入って行くところだった。
腰に付けた熊鈴がりんりんと鳴る。そうだよな、今年は多いって聞くものな→熊。
★
R349は、国道だが時折物凄く細くなる&曲がる。まぁでもセローなら何も問題はなし。
次に見つけたのが「桜窪」という看板だ。
まったく知らない場所だけれどメジャースポットなのかな?でも入口は単なる林道で、四輪では入りたくない雰囲気だ。
そしてもちろんセローには大好物なのでいそいそと進入する。

これは反対側から見た看板ですが

入口はこんな感じ、もちろん未舗装
しずしずと(?)走る。
道の脇に細い川が流れていて雰囲気は良い……のだけれど、ガードも何もないのでやはり4輪では走りたくない道だ。でもセローなら(略)

夏場も気持ちよさそうです
周囲が開けると、完全に「林道」になる。
葉の落ちた木々は見通しが良く、青い空も垣間見えて大変に気持ちが良い。でも幅的に4輪では(略)

軽トラでも気を遣うこと間違いなし
へええと1km程走ると広場に出た。
これは……駐車場の予定地かな?この先にも道は続いているけれど、どうやら工事中っぽいので遠慮することにする。
Uターンにはなったれど、気持ち良い寄り道だった。

工事中らしき箇所には撒きたての新砂利が
区切りのところに例のゴムのベロ(雨水による溝防止用)を埋め込む溝が掘られてました

路は全面枯葉だったりするわけですよ(そして結構斜度もある)
<余談>
帰ってきてから調べるとこの場所、桜の巨木があるようだった。
春になるときっと綺麗に咲き誇るのだろう。「でもなぁ、今の状況じゃぁ四輪では行く気にならないよなぁ……」
#道はこれから整備されるのかもね。
★
国道まで戻って先へと進む。「ああ、ホント今日は良い天気だわ……」

気温はこのくらい

そういえばガキの頃よく登ったよなとか(火の見櫓)

目の前に突然現れる巨大建造物とか

場所によっては紅葉も、とか

「旅人」(たびうと?)って良い地名じゃありませんか
そしてちらりと見かけて慌てて停まった小さな橋(と言えるかどうか)
やっぱ、 #気になる橋を見かけたら渡らずにはいられない のだよ。

橋……だよねぇ
寄り道を繰り返しながら走り、福島県にINしたのが12時前。
「さあ、林道に入るぞ!」
★
さて、それっぽい場所(?)には来たものの、道がわからない。
先のオフバイク雑誌でも(別途持ってきた)ツーリングマップルを見てもはっきりとせず。
まぁ入り口が見つからないのは林道あるあるではあるのだけれど。
「こんな時は……と。」
地図上で明確になっているトンネルの入り口まで行き、そこからゆっくりと引き返してくる。途中にある枝道のはずだから……やっぱこれかな。

一度は通り過ぎました(舗装なので)
それっと走る。
舗装のくねくね道を進むと二股が現れた。
標識は無いが、狙う「官沢林道」へは基本右折のはずなので右へ。
するとまたまた分かれ道。「ふふふ、また右だと囁くのだよ俺のMFゴーストが!」(意味不明)
#というかそっちが砂利だしな。

舗装林道(但し枯れ枝落石多数)

多分右

多分右
(未舗装だしゲートあるし)
★
砂利に変った路面を駆け上がる。
周囲は針葉樹。なので見晴らしは悪いけれど(落ち葉は少ないので)路面は良く見える。
ペースを上げたくなるところだけれど、何故か所々に舗装(?)の跡。
その「跡」が荒れていて、結構危なかったりもする。

ごく普通のフラット林道(ここはね)

これは荒れ舗装じゃなく雨水溝かな?
道は上ったり下ったり。
周囲が広葉樹に変ると道は枯葉でいっぱいになった。
雰囲気は良いのだけれど、路面が全く見えないので注意必要。(岩やら溝やらが隠れてる)

その分明るくなりました

逆光は勝利(古典)
うひゃうひゃと走る。
空は青いし気温も程々、林道走りには絶好の状況と言えるのだけれど……今日は妙にタイヤが滑る。
先の通り、路面はさほど悪くないというのに(フロントはともかく)リアタイヤがずるずると横に逃げる。
ブレーキングで尻を振り出して……とか書くと格好良いけれど、スライドが止まらないので大騒ぎ。もちろん立ち上がりでも同様に。
それはもう、途中で「パンクしてないよな?」と確認してしまったほどだ。
うーん、前回のような泥路面ならともかく、今日は完全ドライなんだよなぁ。見た目ブロックは残っているんだけどねぇ……
★
「ソロツーリングだし安全第一!」と「絶対転ばないペース」で走って、またまた分岐に出たのが13時。
ここには銘板があった。予定通り、ここまで「官沢林道」だったようで一安心。
※案内図には「宮沢」とあったけど。
地図を引っ張り出して確認。「この分岐(のはず)だから……左だ!」
そしてその左から自転車が走ってきてびっくりする。
軽く頭を下げて左から右へと走っていくシクロクロス(多分)。やー凄いな、本気のシクロ野郎ってのはさ。

1本目出口(のはず)

銘板&案内図(振り返って)

左から右へ華麗に走り去っていきました
★
左へと走る。
うう、こっちは結構荒れている場所があるわ。ここを自転車で走ってきたのか、凄いなシクロ野郎(再)
自転車並みの速度(マジ)でぱたぱたと走っていると、突然見晴らしの良い場所へと出た。
開けた場所は久しぶりなので小休止。(と持参のお茶を飲む)

ここまでずっと林の中でしたから
ここからしばらく道は下り。
下りきるとまた丁字へと出た。案内の類は無いけれど、位置的にここは右だよな。
この先でも、いくつも分岐が現れた。
もちろん電波の入るような場所ではないのでGoogleMAP様は沈黙中。
だから物理地図で確認しているけれど、油断していると迷いそう。というか、俺、今、迷っていないよな?(さて?)
<余談>
まぁ今日は天気が良くて太陽の位置がはっきりわかるし、基本的に南へ降りるルートなので迷ってもなんとかなるかな?とか考えたりも。
何より、航続距離がたっぷりとあるセローだからね!(油断は大敵だぞ)

毎回毎回同じような分岐が現れます

そしてこういう見通しの良いフラットな場所に出ると安心するわけですよ

終わりかけの紅葉と青空が
★
「く~まさえ出なきゃ~、た~のしいりんど~」
ところどころ荒れている場所はあるものの、基本的には気をもむ必要なく走り続けることができる。
「うん、今日来て正解だったな。夏場はまた雰囲気変わるんだろうな。」
#木々の枝葉が伸びているだろうからね。
★
上り下りを繰り返していた道が下りへと変わる。
またまた分岐に出ると、角に看板が打ち捨てられていた。
どうやら数年前のラリーの案内板のよう。「そうだな!確かにここまでラリー的なルートだったな!」(ラリー経験無し)

左から出てきました

令和元年(6年前)のラリー看板
ここを右(2つ前の画像だと手前)へと曲がる(合流する)
そこから1km程で林道を終わりとなった。
「ありゃ?予定よりちょっと早いな。まぁいいか、たっぷりと走れたわけだし。」
道は舗装となり周囲には集落も現れた。
電波も入るようになってGoogleMapも見られるようになったけど、逆に物理地図上だとどこに出たのかわからない。細かい地名まで書かれていないからねえ。
「でもま、とにかく東へ向かえば海に出るでしょ!」(適当)

人里に出ました
<余談>
これまた家に帰ってから見直したのだけれど、どうやら先のラリー看板の丁字路は左へ曲がるべきだったよう。
そうすればもう少し林道で遊べただろう。
ショートカットになってしまったのは残念だけど、まぁ変に入り込んで同じところをぐるぐる回るハメになるよりは全然マシだからね。(ポジティブシンキング)
※「林道ツーリングガイドブック」39ページで、F→E→Cの後、Bに行くはずが街中へ(のはず)
興味ある人はレポート最後のGPSログと地図を見比べてください。
★
……というわけで、林道レポートはここまでと言う事で。
以下は俺的メモリーとして、画像とコメントだけ挙げておきます。

海沿いまで走って、時間も早いので天神岬へ。
何度か泊ったキャンプ場はテントサイトが拡大されて多くのテントが建てられてました。
キャンプブームって終わったんじゃなかったっけ?

宿はビジネスホテル、なので近場の道の駅で大浴場&夕飯を
海鮮ちゃんぽん、おいしゅうございました。

翌日の朝も青空で
でも昼から(&南に行くほど)雲が増えました

海沿い万歳

旧道万歳

昼飯は何度か寄ったお店で刺身定食、もちろんおいしゅうございました
(ご飯大盛りにするんだった……)

海沿いではまだ紅葉も……

……黄葉も

最後は馴染みの道の駅で締めました
★
■二日間の走行距離:450km 給油回数:2回
■今回の教訓:たっぷり走って晴天で、これぞバイク乗り的至高の週末!
★
今回のルート
(さくら市から茂木町)
★
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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