■ツーリングレポート VMAX1700 栃木

 

2025 餃子オフ The FINAL記

2025 餃子オフ The FINAL記
ひと区切り付けましょう

 


FINALです

 餃子オフを開催する。

 餃子オフとは、栃木県北部のワィンディングを嫌というほど走って、蕎麦と餃子を食おう(そして夜には呑もう)というイベント/オフ会だ。

 初回の開催は西暦2000年(20世紀!)
 俺がGSX1300R隼を購入したお披露目を兼ねてのイベントだった。

 以後、毎年恒例となっていたのだけれど、今回の開催はなんと6年ぶり

 前回は2019年の19回目、これを最後に以後未開催。
 理由としてはまず新型コロナウイルスの蔓延。その後は俺自身のあれやこれや。

 様々な要因があるとはいえ、結果的に休止状態になっていたのは否めない。

 長く続いた・続けられてきたイベントだけれど、この手のオフ会はある意味勢いで開催するものだし、正直これだけ長く中断してしまったのだからこのまま終了でも……という気にもなっていた。

 だが、自然消滅はどうにも気持ちが悪い。
 次は丁度20回目だし、きちんと区切りを付けるために!と、最後の開催をすることにした。

 「FINAL」と銘打った最後の餃子オフ。さてどうなりますやら。

※餃子オフはFINALだけれど、もちろんこの先他のオフ会を開かないという意味ではない。

<2025年5月24日>

さぁ行きますか!

 当日朝、がらがらとガレージのシャッターを開けたのは7時という辺り。

 空には厚い雲。天気予報では「曇りのち雨」
 これまでのオフ会なら気をもむ予報だけれど、今回は多少の雨でも開催するつもりだったので迷いはないのだよ。

 時間帯での降水率で言うと、 0-0-30-80%
 夜にはがっつり降るらしい。だが言い方を変えれば、日中は降らないということだ。
 「ま、雨になったらなったで新しい合羽のテストになるからな!」(ポジティブシンキング)

 それにしても空気はなかなかに肌寒かった。ガレージの温度計はなんと17度を指している。
 ついこの前30度の日もあったのに、今年は(ここ数年は?)上下が激しすぎるんだよな。

 どうしようか迷ったインナーを長短レイヤードにしたのは正解だったよう、上に羽織った夏ジャケットは当然ベンチレーション全閉めだ。

気温17度
もう5月も後半なんですけどね

VMAX1700
行きましょう!

 VMAXは準備万端だ。
 タイヤとオイルを新品に替えて試走も完了済み、懸案事項なし。尚、乗り手まで準備万端かどうかは定かではない。

 軽い暖機&乗り手の体伸ばしの後、国道へと出て北へと走る。

 「うーん、やっぱり肌寒いな……もしこれで雨が降ってきたら更に冷えるんじゃ……」と考えていて、レイングローブ(という名前のゴム手袋)を忘れてきた事に気がついた。
 いかんいかん、この気温で手が濡れたらエラいことになるわとUターン、往復20分20kmを無駄にする。
#余裕ある出発に勝るものなし

 集合場所付近への到着は、集合時間の30分前だった。
 よしよし、ぎりぎりにはならなかったぞとGSへ寄って給油する(←VMAXはたった20kmの余計走りでも油断できない)

 朝飯をもごもごやっていると、今日の参加メンバーが集まってきた。

 毎度毎度とご挨拶。今回集まってくれたのはほぼ古参メンバーだ。
 「ああよかった、6年間で6歳年をとったのは俺だけじゃなかったわ……」(をい)

 車両も見事にバラバラだ。
 オンオフSSアドベンチャー、排気量も150~1700と様々。そう、どんな車両でも楽しめるのがこの餃子オフなのだよ。(と勝手に思ってる)

集合
バイクもいろいろ変わりました

 なんやかんやで出発が予定より30分遅れたけど問題なし。このメンツなら時間はいくらでも取り戻すことができるから。(そうそう)

 「FINAL」だけに、今日計画したコースは恒例の/走り慣れた「餃子オフ・夏ルート」だ。

 ここも久しぶりだねぇ……とまったり走り、これまた毎度のご挨拶ポイントでは、いつもの画像撮影ではなく、動画を撮ってみたりする。


ご挨拶動画

動画撮影
そしてそれを撮る俺
(撮影:SALMON氏)

 皆が手を振りながら走り去った後、撮影機材(ってほど大げさではないけど)をえんやら片付ける。
 VMAXのエンジンをかけてそれっと後を追う。

 走るは林間のくねくね道。曇り空ではあるけれど、濃い緑が目に優しい。
 うん、やっぱ新しいタイヤは走り易いな、俺の体の方はまだ追いついてないけどさ。

 これまたいつものとおり、栃木県民の森で隊列を整えて、最初のSS(スペシャルステージ)へとなだれ込む。

 それっと飛ばす……のは危険なので程々に。うん、バイクは安全第一ですからね(今更)

小休止ポイント
定番の小休止ポイント、今回は本当に小休止のみで

 それっと突っ込んでいくSS2は、砂利の浮いたデコボコ路面の上り下りだ。

 ここぞとばかり後ろからオフ車が追いかけてくるけど、焦らない焦らない。
 重量級のVMAXだし、何より俺、以前ここで前後輪滑らせてシにかけてるからね。(危)

 そして路面が良くなればこっちのもの。VMAXの莫迦馬力と凄いブレーキを使ってここまでのうっ憤晴らし。(をい)

 次の小休止もまたまた最小にして、さて、メインのSS3行きますか。

 SS3、日塩もみじライン。

 ここまでもそうだったけれど、路面は完全なドライだった。そして土曜日だというのに何故かがらがらに空いている
 「ふうむ、こりゃ行くしかありませんな……」

 それっとペースアップ。
 ここぞとばかり後ろからSS車が追いかけてくるけど焦らない焦らない(再)
 VMAXの莫迦馬力と凄いブレーキを使って(再)
 「うほぉ!久しぶりの峠はおっかねぇ!」(せやな)

 ひと汗かいた後(?)頂上付近で写真撮影会。カメラはSALMONさんよろしくお願いいたします。(頼)

VMAX1700
そう、これから参加者各位のSNSに似たカットの画像が載るわけですよ
(撮影:SALMON氏)

撮影隊
毎回ありがとうございます!

 これまた恒例、白滝駐車場へと入って、今日初めての大休憩をとる。

 ほら、押してた時間、ここまででチャラになったでしょ?(ペース良かったし休憩最小だったし)

白滝駐車場
やっとヘルメットが脱げました

アマリング
そこそこ頑張ったつもりなのに、タイヤには派手なアマリング(仕方ない)

白滝駐車場
滝は相変わらず綺麗でした

日塩出発
んでは昼飯へ向かいますか

 道がカーブがとわいわいやって再発進。この先の日塩道路は下りになるので程々のペース、そして……

 「鹿だーっ!」

 VMAXの直前で道路を横切っていく若い鹿。
 夜ならともかく昼前なのになぁ。それだけ交通量が少ないということか。

 国道をまったり走って、昼飯の蕎麦屋への到着は予定していた12時丁度だった。

 ここでメンバー2名と合流する。そう、餃子オフってのは集合離散も自由なのだよ。

 この蕎麦屋もずっと通っている定番店。蕎麦は相変わらずの味、同時に頼む天ぷらも同様だった。
#天ぷらは夏は山菜、秋だとキノコがメインに変わる。

山菜と蕎麦
「五合蕎麦は3人でくらいが丁度いい」もこの店で覚えました。

 1時間ほどわいわいがやがや。
 6年ぶりだから話す話題には事欠かない。
#まぁメンバーと6年会わなかったわけではないけどね。

 帰りにはお店から「土産だよ」と山菜を山ほど頂いてしまう。いや、毎回すいません。

蕎麦屋解散
蕎麦屋集合のお2人は蕎麦屋解散ということで

 時は13時過ぎ。

 天気は曇りのままだし、雨雲レーダーもまだ大丈夫そうではあるけれど、何時降ってきても不思議でないのが今日の天気予報。
 だから真っ直ぐ宇都宮へ……え、そうですか、もうちょいぐるぐるしたいですか。

気温15度
ちなみに北へ来たせいもあるとはいえ、朝より気温下がってます

 例年ならこの後東堂塾ルート(謎)へと上がるのだけれど、さすがに今日はスルーする。
※東堂塾ルート往復+頂上休憩=1時間なので

 塩原温泉で(VMAXだけ)給油する。そしてこれまた恒例の大量の飴をいただいてしまう。
「ホントなー、このGSでかれこれ何個、飴貰ったかなー」(多分100は越えている)

給油
一台ぽつんと給油の図
(撮影:ODEON氏)

 飴を舐めなめ、矢板方面へ向かう山の中へと突っ込んでいく。

 しばらくの間はぎりぎり1車線のくねくね道。四輪はもとより二輪同士のすれ違いにも気を遣う程細い道幅。
 「逃げ場ゼロだから対向車に気をつけてねー」

 途中から2車線に変るけど、まだまだ油断は大敵で。
 「毎回言ってるけどトンネルの出口は危ないからねー」

 見上げる程派手な斜度のコークスクリュー(命名俺)を駆け上がっていく。
 「うっはー、それにしてもなんで今日はどこもかしこもこんなに空いているんだぁ~っ!」

 八方ガ原へと駆け上がって、駆け下って。

 栃木県民の森も完全ドライの素敵路面、もちろんがらがらに空いている。
 まぁ県民の森近辺はあまり飛ばすべき場所ではないの程々にっと。

 駐車場で午後の大休憩となる。

トランポ
はいはい、オフ車はトランポトランポっと

 さて、んでは餃子屋へ向かいますか。

 ここから先はまったりゆったり。
 7月開催だと汗だくになる街中も、今日は渋滞なし&涼しくて快適走行だった。

 宇都宮、餃子屋への到着は15時といつもより1時間は早かった。
 これなら東堂塾ルートへ回っても大丈夫だったかな?(いや、あそこには雨雲来てたっぽいよ)

 「さっき蕎麦食ったばかりで腹は減っていないが食う!」と餃子と食べる。
 腹がどうあれ、なんてったって「餃子オフ」なのだから!

餃子
10種食べ比べとかとか

 食いすぎたー食いすぎたーと喚きながらの解散は、16時とこれまたいつもより1時間早かった。

 雨雲レーダーを確認すると、この辺りでは空はまだ持ちそう。
 はっはっは、せっかく持ってきた(&取りに行った)雨具が無駄になったわ。(喜)

 「さぁオフ会は終わったぞ!さっさと帰れ!」と皆を送り出したのは、この後「夜の部」(全員参加)が控えているから。

 さーて、俺も一旦帰って……この時間ならゆっくりシャワー浴びれるかな?

夜の部二次会
そして案の定呑みすぎました(これは二次会)

……というわけで、餃子オフは無事最終回を終えましたとさ。(ぱちぱち)

 いやー、走った走った、そして楽しかった。
 今更だけど、バイクは、そして大勢でのオフ会ってのは実に面白いもンです!

 さて、餃子オフは終わったけれど、最初に書いた通りもうオフ会を開かないってわけじゃなし。今後も皆またよろしくです!

集合写真
お疲れ様でした!&ありがとうねー!

今日の走行距離:160km(集合~解散)
今回の教訓:ひと段落完了!

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