■ツーリングレポート SEROW250 栃木・福島

 

遅いか早いか紅葉林道散策記

遅いか早いか紅葉林道散策記
定番ルートをぐるり回ってきました

 

 

garage Ak!rA

 

<2023年11月4日>

なんてったってシーズンですから

 11月の三連休。いろいろヤボ用があり遠出するわけにはいかないのだけれど、中日1日ならフリーにできそう。

 ならばと紅葉見物と称して、セローでいつもの林道を巡回してくることに。

 現在、日光・いろは坂方面は紅葉大渋滞の真っただ中だけれど、マニアック林道ならその心配は皆無だからね。

 当日はゆっくり7時出発、だったのだけれど。
 「なんで曇っているんだよぅ!」

曇りの朝
……とTwitter(X)でボヤいたりとか

 予報で「良い天気になるでしょう」だった空にはなぜか厚めの雲が広がっていた。

 天下御免の晴れ男的には許しがたいところ(傲慢)だけれど、ま、現在の予報には「時間によっては」「場所によっては」の文字が見えるから期待しておくとしよう。

※その後、北へと向かう途中では真っ白な霧の中に突っ込んだりも。この日栃木県南部には「濃霧注意報」が出ていたとかいないとか。

 セロー発進。
 幸いなことに、北の山々が近づいてくると空は次第に晴れ上がった。

 「よしよし、まずは一枚」とセローを停め、画像を撮るべく刈り取りの終わった田んぼの土手に降りようとして、堀にハマって見事にひっくり返る
 「だってさぁ、U字溝があって、かつ二列になってるなんて思わないじゃん!」
#枯草がねぇ……

隠れている溝
『ここに二列のU字溝が隠れていることを見分けられる者だけがこの者を笑いなさい』

山と青空
山と青空は綺麗に撮れました

 「まぁ足とか捻らなくて何より」(いやマジで)と立ち上がってパンパンと泥を落としていて、ガエルネブーツのストラップが1本プラプラしているのに気が付いた。
 「うは、付け根から壊れたぁ~!」

バックルごと外れ
留め具ごとまるっと外れました

 ネジで取り換えの効く台座ではなく、その台座のベース部分がバキっと割れて外れている。
 まぁこのガエルネも買って17年、いろいろ壊れてくるのは仕方ないよねぇ。
※俺的「壊れるのは樹脂から」はウエストバッグのコンテンツにも書いたこと。

外したストラップ
とりあえず外してっと

外したストラップ
ちなみに、この日の帰りにシフトパッドの壊れかけにも気づきました

 外したストラップを「(残り)3本で充分ですよ」(ブレードランナー)とリアボックスにしまいこんだら、さて、出発しよう。

 北上して鬼怒川温泉。
 三連休だけあって人ではそこそこある。そう、やっぱ観光地には人が集まってくれないと。

 無料になってしばらく経つ旧龍王峡ラインを通り、川治温泉手前で西へ。
 ちょい枝道へと入って、ネタ画像(?)を撮影っと。

トンネルと橋
ハッシュタグ「トンネルと橋の画像を晒せ」用(なんじゃそりゃ)

橋とトンネル2
ネタでなくても(?)印象的な場所ですよ

 この辺りの山はじわり紅葉してるかな?な感じ。
 もう少し先の時期でも楽しめそうだった。

紅葉具合
これは本線に戻ってから撮影(隠れた溝がないか気をつけながら)

幻の橋
木々の葉が落ちた時に見やすくなる「幻の滝」は水少な目
先の場所より高地なので紅葉も進んでます

 毎度お馴染み、土呂部への道、県道249を駆け上がる。

 おお、ここは紅葉しているわ……っていうか、むしろちょい遅い感じなのかも。

紅葉
茶色メインな感じでした

紅葉2
んでも雰囲気良し

 季節だからか三連休だからか、こんなマイナールートにも対向してくるバイク多し。
 オフ車はともかく、オンロード車はさすがに(俺がこれから行く林道からではなく)湯西川温泉方面から来るのだろう。

 パタパタ進んで、その湯西川温泉への分岐を左折。
 ほどなく到着した田代山林道(栗山舘岩線)は案の定閉鎖中だった。(想定済み)

田代山林道入口
看板に「夏は工事で閉鎖・冬は積雪で閉鎖」とあって、「んじゃ秋なら大丈夫なはずじゃぁ?」と突っ込むのも毎回恒例

 左へとスルーして山を下りて、これまた恒例、川俣桧枝岐線の入り口に到着。
 こちらは問題なく通行可能だ。

川俣桧枝岐線入口
但し落石・路肩注意(通年)

 林道へ進入してすぐ、これまた定番ポイントでの画像撮影。

 残念ながらまた雲が出始めたけれど、これはこれでよし。

ダム湖
毎回言ってる通り撮影に緊張する場所なのでレンズに指がかかったり(左上)

 その先、河原から中洲へと渡るべく、ざぶざぶと川渡り。

 これまたさすがは三連休、県外ナンバーの複数二輪と複数ジムニーの先客があった。

中洲上流
お客さんが多かったのでまずは上流側で

中洲下流
いつもの下流側、太陽は出たり引っ込んだり

自撮り
そして自撮り失敗(景色が映ってない)

 ★

 「さーて、んじゃ本格的に行きますか!」と林道を走り出す。

 まぁ今日は観光が目的なので気張りは無い。転んだり落ちたりしないように気をつけながら走る。
#いつもそうしましょう

 川俣桧枝岐林道は基本的にはフラットで走り易い林道だ。

 それでも所々でガレてたり深砂利が撒かれていたり岩が落ちてたりするので慎重に走るに越したことはない。

フラット路面
「だーいじょうぶ、フラットフラット」
(ここは8月に出会った倒木箇所、きちんと処理されてました)

崖崩れ跡
崖が崩れても直してくれるしね

 山を登り、高度が上がると、さすがに葉落ちしている木々が多くなった。
 時期的なものもあるし、天候的なこともあるのだろう。

 まったり走って頂上駐車場へと着。

 「よ~し、面白く走れたぞぉ~」
 紅葉にはやや遅かった(?)けれど、この先道が下りになるとまた雰囲気が変わるはずだ。

頂上駐車場
頂上駐車場には山歩きな方々の四輪複数台とドジェベル

 パタパタと福島県側に山を下りていく。

 栃木側に比べ走り易い福島側(なので四輪も通る)
 しばらくは杉の木林を抜けて行く。路面はその杉の葉(?)でいっぱいだ。
 茶色に染まった林道には杉の香りが漂っているけれど、これは花粉症には影響ないよね?(多分ね)

 これまたいつもの砂防滝は、橋越しではなく近距離から撮影を。

杉の木林
真緑の笹薮とのコントラスト

砂防ダム滝
意外に水量多めでした

 ほう!と桧枝岐温泉へと出る。

 R352をちょっとだけ走って、尾瀬・小繋ラインへ右折。
 「ここ、山頂にトンネルができる前は酷い山道だったんだよなぁ……」と登る途中、旧道と思われる古びた橋を発見する。
 「ぐぬぬ、上にセロー停めて撮影したいけど、あそこまで行く道が無いわ」

旧橋
新道(バイパス)から見えました

旧橋2
絶対乗りたいじゃん、こんなの!

 「カラカラな時期なら藪越えていけるかな?」と考えながら頂上のトンネルを抜けて湯の花温泉。

 「でもそもそも今がカラカラな時期なんじゃ?」と考えながらR352へと復帰。

 「いずれにしても雪の時期には行けないよなぁ」と昼飯にラーメンを食う。

ラーメン
おいしゅうございました
(海苔・アオサが効いてます)

 げふ~と出発。さぁここからは帰り道。
……だけれど、例によっての「ちょっとだけ」の寄り道を。

 鱒沢林道は、一昨年前の丁度この時期に立ち寄った林道だ。
 「ホント、これが安が森まで抜けてれば良い帰り道になるんだけどね」
※今は通行止め、そして今後は多分廃道化

鱒沢林道入口
入口には「行き止まり」的な表示はなし

 ぱたぱたと進む。周囲は紅葉、というか黄色に染まっている。

 「うん、やっぱいいなここは。下を流れる川も綺麗だし、道もフラットで荒れてないしさ」

紅葉林道
TOP画像もここで撮影

 行き止まりは判っているので、トンネル辺りまで行って引き返すかと思っていたのだけれど、そのずいぶん手前に「通行止め」が現れた。
 ありゃま、こりゃ本格的に廃道にするつもりだわ。 

通行止め
予定の半分も行かないうちに

そそくさとUターン。

悔しいので画像撮影を繰り返す

紅葉
そうか、暗い時には明るさ・照度を上げると肉眼視に近くなるのか(学)

紅葉
やりすぎるとこうなるけど

紅葉
でも肉眼だとこれくらいの感じといっても間違いではなく

 R352から121

 五十里湖畔は旧道をチョイス。「湖カラカラだけれど大丈夫かな?」

五十里湖
時期的に仕方ないのかも

旧道
枯葉落石だらけの道だけど国道標識は残ってます

 さて、あとは真っ直ぐ帰るだけ……ではなく、これまた「無料だし」の理由をつけて日塩もみじラインをちょっとだけ覗く。
 「ああ、ここももう少し先まで楽しめそうだな、紅葉は」

もみじライン
これも明るさ調整したら派手になったけど、肉眼でもこのくらいに(略)

 後はホントにまっすぐ帰る。

 自宅前給油が17時という辺り。やー、300km無給油で走れるのって素晴らしいねぇ。

※ちなみに今日の燃費は45km/L、これだとあと100km以上走れた計算。

 ここ数回のちょい乗りに加え、今日の北回りでさすがのセローもドロドロに。

 「よし、天気は悪くなさそうだし、明日洗車してやるからな!」
#ヤボ用が片付けばね。

トンネル2つ
ちなみにこれは「トンネルが2つ連続する画像を晒せ」用の(略)

今日の走行距離:300km 給油回数:1回
今日の教訓:来週は塩原あたりが楽しめそうな→紅葉

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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