■YAMAHA SEROW 250 燃費編

 

走って測ったツーリングセローの本当の燃費


走って測ったツーリングセローの本当の燃費
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garage Ak!rA

 

前書き

まとめ記事として

 ツーリングセロー250(ファイナルエディション)の燃費動向を書いておくとしよう。

 燃費に関してはこれまでもあちこちに書いてきたのだけれど、そのまとめ的な意味で。
 そして今後、状況が変われば燃費も変わるであろうから。

 数値を上げる上での前提は以下のとおり。まずは225セローとの比較記事で書いたこと。

 あくまでも一般ユースでの感想。
 トライアルでエンデューロで……とかはまったく知らず・語れず。
 9割舗装、時々林道、間違ってゲロ道。街中チョイ乗りと山盛り荷物でロングツーリングに使う場合ということで。

これに付け加えるとすれば、

・計算は満タン法。ツーリング後自宅近くでのセルフ給油が主なので誤差は少ない。
・影響がありそうな改造はSP忠男のパワーボックス、エキパイサイレンサー
・季節による変化はあまり感じない。(パワー感はちょい変わる)
・キャタライザー仕様なので保管時のガソリン蒸発は少ないはず。実際、ツーリング初回と2回目での差は(使用状況が同じであれば)これまで乗ってきたバイクより小さい。

……つまるところ、誤差は比較的小さいと思うのだ。

★ 

 燃費というのは走り方で異なるもの。また場所・シチュエーションでも大きく変わるもの。
 そしてこれまた何度か書いてきた通り、俺は費用的な意味での燃費の高低はあまり気にならない。金が無いなら走るのを控えれば良いのだから。

 燃費を気にするのは、主としてバイクの調子を見極めるため

 普段の数値から変化があったのであれば、そこには(良い悪い双方に)なんらかの意味があるはず。だからこそここに「俺としての普通」を記録しておく意味があるわけなのだ。

<2022年12月> 現在の燃費

直近情報

 以下が今の燃費状況となる。

現在の燃費

状況 実燃費範囲 俺的認識
街中・チョイ乗り 40~45 43で計算中。リザーブまで330km、そこからガス欠まで(安全を見て)70km、トータル400kmが目安。
山・林道・ワィンディング 40~42 40プラス、街中より1割弱落ちる感じで。
高速道路 33~38 35でもちょい不安。リザーブまで250km、そこからガス欠まで70km、トータル320kmが目安。

 現在、一般道でなら「300kmまでなら何があっても大丈夫」がデフォルトになっている。

 反して高速道路では一般道の2割落ちとなる。250km以上走るときにはGSの確認が必要だ。

 「なぜ(他のバイクでは燃費が良くなる)高速道路で悪化するのか?」については今後も検証していこうと思っている。

 SP忠男のパワーボックスを装着後、若干だが燃費は悪化した。
 これはマフラー云々より、より大きくスロットルを開け閉めするようになった影響かもしれない。この点についても今後検証と言う事で。

<2020年7月~> これまでの燃費

燃費の推移

 以下は、2020年7月の新車購入時からどのように燃費が変わってきたかの記録。

ナラシ運転時 (総走行距離 0~1,000km)

状況 実燃費範囲 俺的普通認識
街中・チョイ乗り 42~48 45
山・林道・ワィンディング 42~48 45
高速道路 未計測

 ナラシの状況の詳細は下記のとおり。

>ファーストインプレッション記 実走(慣らし)前編
>ファーストインプレッション記 実走(慣らし)後編
>燃費報告記・慣らし運転編

 慣らし時にはとにかくセローの好燃費に驚いた。250ccで40km/Lオーバーなどという数値が出るとは思わなかったからだ。
 「最新のFI(当時)凄ぇ」と呟いたのも先のとおり。

通常走行時 (総走行距離 1,000~11,000km)

状況 実燃費範囲 俺的普通認識
街中・チョイ乗り 38~45 40
山・林道・ワィンディング 40~43 40
高速道路 33~40 35

 慣らしが終わり、普通に走るようになっての一般道での燃費は40Km/Lというあたり。

 まぁこれくらいに落ち着くのだろう、というか俺的には充分だ。
 この燃費なら航続距離は400kmに近い。リザーブが点くまででも300km近く走ることができる。
 「日帰りツーリングなら給油は帰宅時の1回のみ」が日常化しているのが現状だ。

 反して首をひねってしまうのが高速道路での数値。

 ともかく一般道より悪いというのが不思議でならない。他のバイクなら間違いなく10%以上良くなるはずだ。
※実際、VMAX1700だと20%変わることもある。

 速度はほぼ100km/hプラスマイナス。巡行メインで追い越しはめったに行わない(行えない)
 エンジンもレッドまで回ってはおらず、むしろ燃費向上には丁度良い回転域に思える。

 普通なら燃費が上がるはずなのだけれど……やはり空力が影響しているのだろうか。

2022年リコール対応後 (総走行距離 11,000km~)

状況 実燃費範囲 俺的普通認識
街中・チョイ乗り 40~47 43
山・林道・ワィンディング 40~45 40
高速道路 33~40 35

 実はこれがこの燃費コンテンツを作ろうと思った原因でもある。

 リコール対応後、燃費が向上した。一般道で複数回45Km/L以上の数値が出たのだ。
 これまでの「俺的標準」より明らかに良い。もちろん走り方は同じだ。

 燃費にこれだけの変動があったのだから、明確な原因があるはず。
 そして今回の場合、それは明らかに「リコール対応」(ECUセッティングの変更)なのだ。

 ヤマハの説明からすると、リコール対応でセッティングは「より濃く」なったはず。なのに燃費が向上したというのがとても興味深いところだ。

 但し、高速道路での燃費はさほど変わらず(若干は向上している気もしないではないが)
 この点については今後もロングツーリングで検証しようと思っている。



 

 

 

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