■これまた快適装備の一つ
ツーリングセローの通常装備として常時積んでおこうと思っているアルミ箱。
これは前225の時に一生懸命選んで作ったお気に入りの箱だ。
キャリアに仮置きしてみるとバランスは良い。アルミ地のカラーもツーリングセローによく似合う。
サイズ感も丁度良く
問題はやはり固定方法。
前225の時には2本のベルトをキャリアの下をくぐらせて固定した。
複数のフック・突起に挟ませてベルトを通したので前後方向へのずれもなく、ダートでも安心して乗ることができた。
※そして左右方向へは余裕があるのでいざという時の逃げにもなる。【全てが転倒前提】(再)
ツーリングセローの場合、先のコンテンツ「アドベンチャーキャリアにフック取付記」に書いたとおりキャリアに突起は2か所しかない、しかも最後部にだ。
同じ方法で縛っては走行中前後に大きく動いてしまうだろう。
加えて通したベルトが微妙にリアフェンダーに接触するからスレること間違いなし。これもなんとかしなければ。
★
ベルトの通し
ベルトをどう通すか。いろいろ考えて試したのだけれど、フェンダーに接触しないような複雑な方法だと、先の「左右方向への余裕」が無くなってしまう。これだといざという時が心配だ。【全てが転倒前提】(もういい)
そして何より取付け作業が面倒くさくなる。
この手の奴はとにかく簡単に脱着できるようにしておかないと、後々「いじやける」(栃木弁でイライラするの意)こと間違いなし。(俺が)
やはり前225と同様としよう。
そしてリアフェンダーへの接触は仕方ないと諦めて、ガードテープを貼って胡麻化すか。
少し気泡が残ったけど見えない場所だからキニシナイ
★
箱の固定
箱の位置(前後方向)をどう固定するか、これもいろいろ考えた。
そして前225のようにベルト位置での固定が難しいのなら、本体のストッパーを作るしかないという結論に。
またまたうんうん唸って考えた結果がこちら。
この手のステー、今は見た目そこそこ高級感のあるやつが(安価で)売られてます
(これは1枚150円)
それをこう
(ボルトは手持ちの低頭がこれしかなかったので仮ということで)
最初はキャリアのベースプレート(黒色板)の前部取付ボルト2本に共締めしようとしたのだけれど、ボルトの長さ調整がシビア&ナットの取り付けに手が届かない等々で断念。上画像のようにプレート本体への別途取り付けに変更した。
※ベースプレートには計12か所に黒いメクラ蓋がしてある隠し穴(M6サイズ)がある(画像参照)
ところがこれも気に入らない。
上記画像のとおり、初めに共締めしようとしていた前部ボルト2本がステーで隠れてしまい、ヘキサレンチを掛けられないのだ。
裏のナット側からだけでも締められないことはないのだけれど、この手の奴はとにかく簡単に(略)いじやける(略)
「ダメ、却下、やり直す」
★
またまた頭をかきむしる。
先の方法でも取付ボルトさえ隠れなければいいのだ。だがステーは長いし左右に動かせる量もたかが知れてるし……「なら、切るしかないな」
グラインダーでステーを真っ二つに。
このサイズなら先の場所に付けてもボルトが隠れてしまうことはないはずだ。
真っ二つに……と簡単に書いたものの、その後バリを取ったりヤスリで削ったり
今度こそ!と取付を。
「よし、ベースプレートボルトを避けられた!支える部分は減ったけど、ステーの材質は鉄だし、そもそもそんなに力がかかるはずはないからこれでも充分だろう」(多分ね)
取り付けボルト(銀色)を避けられて一安心
横一線になるよう位置調整して本締め
改めて箱を置いてベルトを締めてどれどれと。
良いんじゃないでしょうか
ちゃんとストッパーになってます
うん、これなら大丈夫そうだ。
ストッパーのおかげで前にズレることがない。箱が一番動きたがるのはブレーキングの時なのでこれは重要な点なのだ。
※前225でキャリアサポート作った時と同様。
キャリア後ろには突起がありベルトはその内側に掛けているので、後ろにすっぽ抜ける心配もしなくて良いだろう。
そのベルトは……実際に取り付けると案の定リアフェンダーに接触するけれど、これは織り込み済みっと。
仮置き時同様、車体全体のバランスは悪くない。
本当を言うと、箱をもう10cmほど前に積めればより良くなるのだけれど、そうするとシート後端と干渉してシートの取り外しが難しくなる気がするんだな。
※そう、とにかく面倒くさくならないように!
「よし、これで行くか!」
……そう思っていたんだけどねぇ……
<続く>
★
■修正しましょう
<続き>
「やっぱ箱が付くと便利だよな~」とナラシ走行を続行中。
コンビニで停まってやれやれとヘルメットを脱ぎ、グローブをしまうかと箱を見ると……「ありゃ?後ろにズレてる?」
せっかく作った前部ストッパーに隙間ができているではないか。
「何故だろ?箱が動くのはブレーキングの時のはずなんだけど?」
最初はもっとズレてました
これが未だに不思議でならない。
ベルトは前後方向にはテンションをかけていないし、キャリアは基本前下がり。後ろにズレる理由が見当たらないのだ。
もしかすると乗車時(サスが縮んだ時)にはキャリアが並行に近くなっていたりするのかな?それでも後ろにってのは納得できないのだけれど。
原因はさておき、とにかくまだまだナラシ運転中。
こんなにゆっくり・スムーズに走っていてズレるようではこの先林道では危なくて仕方がない。なんとか修正しなければ。
★
ガレージへ戻ってから再チェック。
確かに後ろにズレた箱。
2本掛けたベルトの後ろ側が例の「2本しかない突起」に引っかかっている。
これがなかったらもっと後ろへ?
どうやらこれ以上はズレないし、ベルトがすっぽ抜けることもなさそうで一安心ではある。とはいえ修正は必要なのだけれど。
#先述のとおり箱はできるだけ前に積みたいしね。
いろいろと考える。
2本掛けたベルトに前後方向へのテンションをかけるとすれば、「前側は後ろに行かないように、後ろ側は前にいかないように」が基本のはずだ。だから今回の件は(後ろに行かないように)前ベルトで対応したい。
だが先述の通り、前ベルトは前後に固定できる部分がない。ふむ、無いなら作るしかないか。
前回余ったステーを切ってこんなものを作ってみる。
切り込みは「逃げ」に必要なんです(下画像参照)
裏側にこんな感じで取付を
これをキャリアのベースプレートの裏側に貼れば、突起にベルトが引っかかるはず……引っかからないよ!
そりゃそうだ、最初に「当たる」と書いた通り、ベルトはフェンダーにぴったり張り付く位置に通っているのだから。(つまり作ったフックより下になる)
うんうん唸って、前ベルトの「行き」をキャリアのベースプレートを通すように変更し、先のステーに引っかかるようにしてみた。
「帰り」はこれまで通りキャリア下。これでとりあえずはズレへの抵抗になるはずだけれどどうだろう?
※関連図を書こうとして諦めました(多分伝わらない)
その後の慣らし運転で試してみると、「うん、どうやら大丈夫」
ズレはほぼ無くなった。ほんのちょい隙間が空くことはあるけれどこれくらいなら問題なし。
よし、当面はこれでいこう。
今後の林道走行ではどうかな?ま、最悪、箱が落ちることさえなければいいんだけどさ。
※しかし常設箱でこれじゃぁロングツーリング用デカツイン箱をちゃんと積むのは大変だぞこりゃ。【覚悟】
★
■他とのからみもあり
アルミ箱の搭載位置を若干変更。アドベンチャーキャリア拡張に合わせて、箱のストッパ・ステーを変更、前にズラした。
これが正解。見た目はより良く落ち着いた感じに。尻の自由度への影響もなし。
とはいえ、ぱっと見では判断付かず
これに伴い、せっかく作ってキャリアベース裏側に付けた後ろズレ防止ステーが不要になってしまった。
今の位置関係だとアドベンチャーキャリアステーで代用ができるのだ。
※ゴンゴン走ってズレないこと確認の後取り外し
そして新しくした新ステーは機能はOKなものの形状が今一つ格好良くない。今後変更を検討中だ。
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