■YAMAHA TOURING SEROW 250 FINAL EDITION メンテナンス編

 

アドベンチャーキャリアにフック取付記


アドベンチャーキャリアにフック取付記
無くても良いけどあると便利


 

 

garage Ak!rA

 

<2020年7月> 

快適装備の一つ(のはず)

 ツーリングセローの巨大なアドベンチャーリアキャリア

 これが意外に荷物を積みにくい。いや、積みにくいではなく引っ掛けにくい、かな。

 これだけ大きなキャリアにも関わらず、フックというか突起が後部2か所しかない。
 加えてキャリアフレーム・ステーが太いので、一般的なネットのフックが掛けにくい。
 きっちりパツパツで余裕なし。ネットによっては引っ掛けられない可能性すらある。

……とまぁ、これらはあくまでも「ネット」を使う時の話。

 きちんとゴムロープで縛る、もしくはツーリングバッグの類を専用ベルトで取り付けるのには何の支障もないのだけれどね。

 ともあれ、突起・フックを追加するとしよう。

 ネットのみで荷物を固定することはほぼ無いのだけれど、補助的に使うことは多いし、他の使い道もあるわけだから。

※とか書いておいて早速「ネットで雨具積んでお出かけ」をやってますが。

 作業開始。
 アドベンチャーリアキャリアのステーにはサイドバッグサポート取り付け用の穴があり、ここにフックを作るのが定石のようだ。

フック予定
前部は穴のみ、後部はフレームへ

 今回作ろうとしているのは、フックというか飛び出したボルトというか。
 凝ったことをする気はない。だから重要なのはこのボルトの選択だ。

 「フックになるような長いM8ボルトあったかな?」と考えて思いつく。
 納車時に貰った予備パーツ(ツーリングセローのオプション)の中にそんなボルトがあったような。

 どれどれと引っ張り出すと、いろいろある中に60mmと65mmのキャップボルトが2本ずつ。
 同梱の説明書を読むと、これまたオプションのビレットラゲッジフックとやらを付ける時に使用するらしい。
 よし、んではこれを活用させてもらうとしよう。

予備パーツ
せっかく頂いてきましたから

取扱説明書
なるほどなるほど

<俺メモ>
 キャリアの穴の長さ(深さ)は30mm
 純正袋ナットに入れられる部分は10mm以下
 後部ナットのカカリは浅目、外すと結構隙間ができる

 ボルト以外は手持ちのパーツを組み合わせて作る。

 アレとコレをそうして……袋ナットだと長さが合わないから通常のナットに交換して……はいできましたよと。

フック
あとゆるみ留めワッシャとかも追加で

フック取付
できました

 うん、割とスマートにできたんじゃなかろうか。

 突起・フック部は15mmほど。ネットやロープを引っ掛けるには十分な幅だ。

 そしてこのくらいの飛び出しなら他の邪魔になることもないだろう。そう、転倒した時とかにもね。【全てが転倒前提】

フック取付
飛び出し量はこんな感じ

フック取り付け後
見た目もさりげなく

ネット掛け
これでネットも万全に

 ちなみに今回の製作費は手持ちのパーツを使ったので0円。
 でも基本ステンレス製(一部スチール)だから、新たに購入するとすれば4か所で500円はかかるであろう高級パーツ群なのだよ!

 さて、これでいろいろ引っ掛けられるようになったとして……次はやっぱりだな。


 

 

 

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