■見つけてしまったものですから
セローにグリップヒーターを付けてみる。
「付けてみる」というのは、それまでそんな気はまったくなかったから。
ハンドルカバー+冬グローブでそこそこの気温まで乗り切れていたからだ。
そんな今冬、ふと見に行ったパーツ屋さんで中古のグリップヒーターを見つけてしまう。
グリップ巻き付け式、電源はUSB-A。
つまるところ「ごく簡単に付け外しができますよん!」な仕様だった。
もちろん中古品なので箱も説明書もありません
今、VMAXにはグリップヒーターを装着している。
これはグリップラバー一体型のもので、操作性を考えて(できるだけ細いグリップにしたくて)の選択だ。
セローにも装着すれば便利/快適だろうけれど、こちらは常に転倒が前提となる(をい)
転べばグリップは削れるし、気軽に購入できる価格でもない。
だから「もしセローに付けるとするなら安価で簡単に取り外しできるものだよなぁ」と考えてはいたのだ。
そしてもう一つ、購入に至った大きな要因は、メーカーがデイトナだったこと。
無メーカー/中華製であれば、新品でこの中古品以下の価格の品物が沢山存在する。
だが電気系に怪しいものは使いたくなかった。特にグリップヒーターは「熱:火災」に関わるものでもあるのでね。
「ここで出会ったのも何かの縁だし、デイトナ製なら試してもいいかな。なんてったって価格が新品の1/4なんだから」(重要)
★
さくっと購入して(予想通り)これまたさくっとショップの駐車場で装着する。
「うむ、簡単に付けられて良いぞ!」
※"とりあえず"のセット。装着のあれこれはまた後で。
左右から伸びたコードがUSBに繋がってます
ヒーターのスイッチはONオフのみの簡単なもので温度調整は無し。
ONにすると小さいパイロットランプが点くけれど、大変に控えめなので日中はほとんど見えず。
スイッチのあるのはUSBコネクタ部。
これは大変に便利、グリップ付近だとハンドルカバーに隠れて使いにくいのでね。
パイロットランプとスイッチ
ショップからの帰り道で早速試してみる。
肝心の暖かさは、「じんわりと」な感じだった。
USB=5V(の2.1W)だから期待していなかったし、決して熱くはないけれど、ハンドルカバー併用を前提とすればこのくらいでも十分かもしれない。
テスト時の気温は2~5度という辺り。
使ったグローブは3シーズン用の「厚」
往路では「やっぱ指先冷えるなー」だったのが復路ではなくなったので、相応の効果はあったと思う。
そして……操作性は最悪。
恐ろしく太くなったグリップは、積極的な操作をする気にならなかった。
どうやらまったり走りしかできなさそうだ。まぁこれは覚悟していたことだけれど。
★
さて、ざっくりと付けただけのグリップヒーターは、自宅へ戻ってからいろいろとやり直した。
この辺りを含め、使用感/効果等々の詳細は次回報告と言う事で。
<なので続く>
■きちんと付けてみましょうか
<続き>
……というわけで、自宅へ戻ってからいろいろとやり直す。
まずはとにもかくにもグリップ部。グリップにぴったりと被せて紐を締めこんでやる。
グリップはできるだけ細くしたいし、遊びが出るのも嫌なのできっちりと巻く。
ちなみにセローの場合、グリップエンドにハンドガードが付いているので、紐を全部外さないと取り外しができない。
不便ではあるけれど、取り外しは(多分)シーズンに1回のみなので妥協するとしよう。
紐の端はメーカーサイトでの説明同様、蝶々結びにした。
コードストッパー等も考えたのだけれど、かえって邪魔になりそうだった。
でもちょい工夫すればスマートに留められそうな気もするのでこれは再考ということで。
紐を後ろへ回せばコードストッパーでも?とか
配線は暫定版と同様に落ち着いた。
USBコネクタを2つ付けておいて本当に良かったわ。
※1つはスマホ用として使うので
上からハンドルカバーを被せて装着完了。さて、軽く調子を見るか。
★
街中メインで走ってみる。使用感は基本的に暫定版と同様だった。
グリップは極太で積極的な操作はする気になれず。
暖かさはじんわりな感じ。
ネガティブイメージで書いたけど、それでも未装着に比べると快適になったのは間違いない。
早い/遅い時間のツーリングでは活躍してくれるだろう。
今後は冬季シーズンのハンドカバー装着時に取り付けることになりそうだ。
「うん、とにもかくにも手が温かいのは良い事だよな!」
★
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