■かねてよりの懸案事項
セローのナラシはまだまだ半分ちょい。それでも走っていろいろ感じるところがあった。
そこで(当初予定どおり)ちょいハンドルを上げてやるとしよう、なにしろポジション合わせってのは重要項目だからねぇ。
とはいえ、ハンドル交換とかライザー装着とかは先の話。
まずはハンドルを回してみるだけだ。
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現状確認
邪魔なものを外してハンドルポスト周りをすっきりと。
右側のポストを外すとハンドルにポンチマークが。位置は下のポストとツライチになる辺り、これがヤマハ指定の位置かな?
とりあえず右だけを
純正はこの位置ですか
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調整・固定
シートに座りライディングポジション。左のポストも緩めてハンドルをじわっと回す(上げる)
スタンディング時を考えて、かつベタ座りの時でも肘が上がりすぎることはなく……「ま、この辺りか」
丁度ケガキ1つ分回しました
僅かにも見えるけれど、実際は結構な角度変更になっている。
そしてこの手の変更は、ほんのちょっとだけでも感触は大きく変わるのだ。
もう一度念入りに確認してからポストを本締めすれば作業完了。
ちなみにハンドルが上に回った分、相対的にレバー位置が下がったけれど、そもそもスタンディング(上から握る)を考えての変更なのでこれは問題なし(なので修正不要)
「よーし、ノーマルよりは俺好みになった気がする。あとは実走してチェックだ!」
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<余談>
今更だけど、ポストはまず上側(矢印表示あり)をぴっちり締めて、その後下側で締め付けトルクを調整するものだ。
これはミラーステー等、矢印やUP表示のある部分は全て同様。(前フリ)
上矢印あり
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■そういえばこれも試しましょう
……と、ハンドル周りを弄っていて思い出したのがヘルメットロックの移設だった。
セロー250のヘルメットロックの場所は225とほぼ同じ。
(ツーリングセローには付いてないけど)左のサイドグリップの下辺りだ。
ここですね
ぶっちゃけ、使い勝手が良い位置とは言いにくい。
まぁ純正で使いやすいヘルメットロックなんてのは希少(俺調べによる)なのだけれど、例えばサイドバッグを使う人にとってこの位置は致命的だろう。
※セロー225(の4JG以降……かな?)ではヘルメットロックがツールボックスのキーも兼ねていたのでこの場所にも意味があった(はず)
そのせいもあってか、250ではロックを別に付けるなり、場所を移動するなりしている人が多いようなのだ。
WEBで見ると、ハンドルに移設するパターンが目立つ。某メーカーからは移設キットなるものも売られているとか。
「ふーん、便利になるのかな?なら移動させてみるか」
俺は別途ワイヤーロックを持ち歩いているので純正ハンドルロックに依存する必要はない。
そして正直ハンドル周りには既にあれこれ付けすぎ気味。でもまぁ、毒を食らわば皿までも。【違】
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取り外し・位置調査
それではと作業開始。
ヘルメットロックの取り外しはなんてことないのだけれど、セキュリティ上書かない方が良いのかも。
取れました
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取り付けるハンドル側。
これは右ミラーのステー・ポストに共締めするのが定番らしい。
どれどれと下調べ。
先のハンドルポストのところで書いたとおり、この手のステーの上のボルトはぴっちり留める用になる。だから共締めするなら下のボルトだろう。
※ヘルメットロックは1本のボルトで固定できる
ミラーポストのボルトはM6の25mm、
ヘルメットロックもM6の25mmでこちらは皿ネジ。
手持ちの長ボルトで仮留めして様子を見ると、上のボルトに干渉せず共締めできる位置での空き間隔(スペース)は10mm前後。
……ってことは、50mmくらいのボルトなら丁度良いかな?
仮留めして下から覗く。この間隔が10mm弱
灰:ハンドル&ミラーポスト
赤:ヘルメットロック
青:ミラーポストボルト(純正)
緑:ヘルメットロック固定ボルト(新規購入・皿ネジ)
黄:スペーサー(新規作成)
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作成・取付
M6、50mmのステンレス皿ネジを新規購入。
スペーサーは手持ちのカラーをカットして作る。
こういうのがさくっと買えるホームセンター万歳
長さは……8mmくらい?(適当)
上の図のように仮組みする。(ゆるみ留めワッシャを追加)
「うん、いいんじゃない?ちょい邪魔くさいけどさ」(をい)
手前に出っ張るのはまぁ仕方なし
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どれとヘルメットを持ってきて試す、と……「うわー、惜しいな……」
ミラーに掛けたヘルメットの顎紐のDリングが微妙に届かないのだ。
もう少しなんですけどね
「そもそもミラーにヘルメットを掛けるべきではない」(内装が痛む)はさておこう。
なぜなら今回の変更の目的は「便利に使う」であり、実際的にこれが一番便利に使えるパターンなのだから。(自己責任)
もちろん、VMAXのようにワイヤーやらなにやら小細工するならこのままでも問題なし。
でもどうせだったらシンプルにしたい。そう、面倒だと「いじやける」のでね(再)
「うん、ひっくり返そう」
ヘルメットロックの取り付けを逆にすればぎりぎり届くような気がするんだよな。
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いろいろとひっくり返す。
ボルトの共締めを上側(ぴっちり)ですることになるので、まずは下のボルトを仮留めする。
その後共締めを「ぴっちり」とやって、下のボルトは(メガネレンチが入らないので)オープンスパナで少しずつ回す。
ふむ、多少面倒にはなったけれど、そもそもミラーポスト(兼ブレーキレバーステー)は転倒時に回って逃げるようガチ締めはしないものだしな。(ポジティブシンキング)
こうなりました
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今度はどうだ!?とヘルメットを。「よーし、なんとか留まるぞー」
入った入った
なんとか収まって一安心。シンプルにできたし、当面はこれで使ってみるか。
心配な点としては、メインキーシリンダーと違ってキーホールにシャッターが付いていないので雨天走行後にどうなるか。でもまぁこれは純正位置でも同じかな。
ここにヘルメットロックがあると本当に便利なのか?を含め、今後いろいろチェックするとしよう。
#さて、残っているナラシの半分を頑張らねば……
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■走ってみた感じは
さて、そして実際に走って・使ってみた感想なのだけれど。
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ハンドルアップ
良くなった。確実にノーマルより俺好みになっている。
回してシャクられた(というほどには上がっていないが)事により小指側がよりアップ。これがなかなかに具合が良い。
そしてこのせいか、あるいはポジション自体が上がったせいか、乗っていて「背筋がシャンとした」ように思う。
ロードモデルでの背中をちょい丸める癖が付いている俺には、このシャンとさが気持ち良いのだ。
そしてそして、「ん~、これならもうちょっと上げたいな……」な気分がムクムクと。
このハンドルはこれ以上回すと本当にシャクれてしまうのでNG。
となるとハンドル交換かライザー装着しかない。
まぁこの辺りはもう少し乗り込んでから、あるいは林道をガシガシ走るようになってからあらためて考えるとしよう。
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ヘルメットロック
「あ、意外に使えるかも」が感想だ。
ツーリング途中のトイレ休憩とかでもさくっとロックできるのは確かに便利だった。
要不要はさておき、何事も簡単になって不便なことはない。
「それにメインキーの抜き忘れ防止にもなるからな!」(←時々やらかす)
見た目の出っ張り感は相変わらず。でもまぁこれもいずれ慣れるだろう。
というわけで、当面このまま使っていくつもりだ。
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