■225では困りました
カムチェーンテンショナーを確認する。
総走行4,500kmで確認する必要などまったくないのだけれど、例の音が(略)
思いついた時に思いついた事から(略)
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さて、このカムチェーンテンショナーという輩。
セロー225の時には(多分)これが壊れて(多分)カムチェーンが暴れて(多分)それが原因でエンジンを壊してしまったいわくつきのパーツだ。
「だから信頼していない!」というわけでもないのだけれど、「カムチェーンのたるみを自動的に調整する」がその機能。だから音についても影響がないわけでもない(はず)なのだ。
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さて、調べると、構造的には250も225とさほど変わりはなさそうだった。
だが違うのはメンテナンス(確認)のし易さ。
225ではエンジン左側からのアクセスで、特殊工具(後述)を使う必要はあったもののさくっと取り外しができた。
だが250では右側からのアクセスになる。そしてエキパイが邪魔で手が入らない。
ここにあるんですが、どうやっても手が入らず
「なら外せば良いのだよ!エキパイを!」
※結果的にこれが一番楽です。さくっと外しましょう。
それにホラ、もう慣れたし……
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取り外し
テンショナー中央にあるボルトは単なるカバー、なのでさくっと外す。
上下2つのボルトを緩めると、テンショナー本体がずんずん外へと出てくる。これは中に入っているバネの影響なので手で保持しながらそーっと外す。
これは中央ボルトを外す前
レンチがかかっているのが取付ボルト
外れました
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確認
最初に外した中央ボルトの穴に細いマイナスドライバー差し込んでやる。
この状態で時計回りに回すと、中に入っているバネが縮み、出ていたプッシュロッド(上画像参照)がじわじわと引っ込んでいく。
そして手を離すと、バネの力で、ジャッと音を立てて戻る(出る)
これが正常な状態。
つまり、カムチェーンが経年劣化で伸び・弛むと、バネの力でプッシュロッドが押され、カムチェーンガイドを押し、そのゆるみを取るという仕組みなのだ。
古くなるとバネが戻り難かったり、先の225の時ように切れる・固着する事があるのだけれど……
「うむ、正常だわ。ってか4,500kmで調子悪かったら大事(おおごと)だわ」(定例化)
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装着
取り付けは結構面倒だ。先のとおり、「ドライバーを突っ込んで時計回りに回してバネ・ロッドを縮めた状態にしておいて」セットする必要があるからだ。
ここで活躍するのが自家製特殊工具
100均一のでいいので、細いマイナスドライバーを短く切断したものを1つ作っておくと幸せになれます。
結構あちこちで活躍しますよ
差し込んで縮めてエンジンにセットして上下ボルトを締め、ドライバーを外して「ジャッ」を確認する。
ボルトを留め終わるまで外さないように
その後、念のため、「右回し→外すジャッ」を2、3回繰り返す。
納得いったら中央カバーボルトを留めて完了だ。
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というわけでカムチェーンテンショナーも全くをもって正常、問題なし。
うーむ、正常だったか。
まぁ新車だしなぁ。走行4,500kmで調子悪かったら(略)★
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