■ツーリングレポート セロー 栃木

 

GW日光林道散策記


単独行は慎重に!

 

 

garage Ak!rA

 

<2018年5月1日>

せっかくのゴールデンウィークですし

 2018年のゴールデンウィーク。休みは取れているものの、諸般の事情により遠出は叶わない。

 それでも今日は時間ができた。うん、ならちょっとだけご近所周りをしてこようか。


 朝、セロー発進。

 気温は高く、長短Tシャツにパーカー、Gパンという初夏スタイルでも今日は充分暖かい。

 「寒くないなら」と日光方面へ鼻先を向ける。今の時期、山の上ならぎりぎり桜も見られるかも。

 セロー常設のボックスには先日ゆるいアレ△を見て買った折り畳み椅子を収めてある。景色の良いところが見つかったらこれでゆっくりするとしよう。

 市内から日光街道。交通量がさほどでもないので油断していたら、日光市街はさすがの大混雑だった。

 神橋付近の歩道は画像を撮る人で大賑わい、やはりゴールデンウィークは侮れない。

 今日はカレンダー的に平日のせいか、日本人より外国人の姿が目立つ。でもそもそも外国からのお客様にゴールデンウィークって関係はあるんだろうか?
※旅行するなら行先のレジャーシーズンは外した方がいいような?

 せっかくなので、以前から気になっていただいや川沿いの林道を探索に行く。

 「こっちへ回ってこう行って……あ、やっぱ行き止まりか。セローならこの程度の段差越えるのは物理的には可能だけど遊歩道っぽくもあるから倫理的には……(最近お気に入り)


 国道まで戻り、ゆっくり登るいろは坂。

 天気は薄曇りで気温は相変わらず高め。高度は上がったが先の格好でも寒く感じることはない。

 無事に中禅寺湖畔まで出たら、「うん、ゆっくりするならやっぱりあそこかな。」

 湖畔へと降りられる、湖北岸の俺のお気に入り場所。

 いつもは閑散としているのだけれど、今日はGWのせいで結構人影が。
 そして釣り人も多数。中禅寺湖のマスってまだ持ち出し禁止だった気がするのだけれど。
調べたら現在も持ち出し禁止でした。

 セローを停め、椅子を持って湖畔へ。「おー、咲いているじゃないか、桜」

 湖岸から伸びた枝には綺麗なピンク色の花が咲き誇る。
 もちろんソメイヨシノではなく……オオヤマザクラ? (花はわからん)

 木陰に組み立てた椅子の上にどっかりと座る。お、背もたれ深めだし足を投げ出せるし、なかなか座り心地いいぞこれ。


椅子デビュー


カメラを持ってくるんだった(今日は全部スマホ撮り)

 途中のコンビニで買っておいた缶コーヒーを飲みながらぼーっと水辺を眺める。

 ぽつりぽつりの人影は釣り人の他にカメラマン。桜狙いらしい方から「写真をSNSに上げて良いですか?」と問われたが丁重にお断りする。そーゆーのは専門のモデルさんの方が良いと思いますよ。

 30分ほどかけて、5月の太陽光線と湖上からの涼やかな風の充填が完了。

 「よーし、んじゃせっかくだから林道の探索を続けるかーっ!」

 第一いろは坂の上にある某林道を覗きにいくもゲート封鎖につき断念。
 「えんやらやあ」(?)も可能だったけれど、今日は単独だしさほどこだわりもないし。

 いろは坂を下り、旧道から表男体林道方面へ。

 杉林の九十九折れを駆け上がる。
 「うはー、舗装路伸びたなあ。この分だと裏見の滝への分岐まで舗装されちゃうのも時間の問題だな。」

 ちょい手前からダートになっていてほっとした、その分岐点。

 右が裏見の滝。左が志津林道方面、つまり男体山を上る林道だ。


分岐到着

 志津林道は一度セローで走り切ったことのあるルートだけれど、近年がけ崩れで道が無くなったと聞いている。

 その後補修したという噂も聞かないし、間違いなく行き止まりだろうけれど、どんな雰囲気になってるかだけでも確認してくるか。

 ダートを駆け上がる。

 記憶より道が広くなっている気がする。きっちり撒かれた砂利は深めで走りやすくは無いけれど、以前のような荒れ荒れの深溝とかは皆無、なんとなく整備されている感じだ。これなら4輪車でも(ジムニーじゃなくても)充分に走れるんじゃないだろうか。

 えっほえっほと走り、高度を上げていく。と、覚えのある広場へと出た。「あれ?ここまでこれちゃったか」

 開けたこの場所は男体山と中禅寺湖が望めるビュースポット。前回もここで休んだ覚えがある。
 今は薄曇り(&撮り手の腕が今一つ)なのが残念なところ。


男体山を望む


中禅寺湖を望む

 「まだ行けそうだな」と更に上へ。

 道の雰囲気は変わらない。整備されている感じの砂利道が延々と続く。
 とはいえ、もちろん人気は皆無だ。以前道路わきで白骨化した鹿を見たのはこの辺りじゃなかったかな?


 どのくらい走ったろう、突然、目の前にコンクリートの橋(土手?)が現れた。

 ありゃま、こんな山奥でこんな本格的な工事が行われていたとは。
 山を削って新しい道を造った風に見えるけど、ここが噂の崖崩れ場所なんだろうか。そして、これだけ気合入ってるってことは本気で道を直すつもりなのかな?
※ここまでの道が広かったのも重機を通す為だったのかも。


橋も新品だし、前後も新しく作られた道のような


確かに大雨が降ると大変な場所でしょう


 その先、しばらく走ると道は急に狭くなった。

 これまでの半分の幅で路面も砂利から土・岩・草に。路肩からはぼうぼうと枯れ草が。

 倒木跡もあって、四輪車ではちょい厳しい感じだった。(但しジムニーを除く)

 「そうそう、これが記憶にある志津林道(の上の方)だよな。」


こちらの方が覚えに近く

 「そろそろ行き止まりかな……」と進むと、またまたコンクリートで固められた場所が。

 あ、でもこれは砂防ダムだな。そしてそれほど新しくは無さそうな。


on the ダム


上流側を望む……と、既に土砂で平らになっててダムの機能は失われているような

 砂防ダムの前後は多少広かったが、道はすぐに狭いダートへと戻った。

 草ぼうぼう変わりなし。落石倒木あり。そして草むらからは何時何が出てきてもおかしくはなし

 「よし、今日はこの辺りで撤収ぢゃ」

 道はまだ続いているけれど、時間も時間だし腹も減った。ここは複数台で来ての再アタックを楽しみにしておこう。


 Uターンして、降りて降りて降りて。

 「裏見の滝の駐車場ゲート開いてないかな~」と覗きに行って、案の定閉まっててまたUターンして。

 国道まで戻って今市。モスバーガーに飛び込んで遅れに遅れた昼飯を摂る。
 「ああ、ハンバーガーはやっぱモスが一番性に合うわ……」

 自宅へは日が傾く前に到着。 

 いや~セローで林道はやっぱ楽しいわ。そしていつの間にかずいぶん日が伸びたんだねぇ。


 

今日間の走行距離:200kmくらい 総給油回数:1回
今日の教訓:勇気ある撤退は大事です。

 

 

 

 

■ ご注意 ■
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