■ツーリングレポート VMAX1700 静岡

 

定例・春の伊豆ツーリングは桜記


マスツーなので画像は少な目です(これも定例)

 

 

garage Ak!rA

 

<2019年4月6日>

今年も行きますよ

 春のお泊り伊豆ツーリングはここ数年の恒例イベント。今年もおよばれしたので出かけることにする。

 ところでこのツーリング、主催者がアレなので(?)毎年天候が大荒れなのだ。

 過去には大雨や強風、はては4月なのに積雪とか。
ツーレポから「伊豆」で検索してください。

 気象庁レーダーでは雨雲一つ見当たらないのにゲリラ豪雨に遭った時には、主催者は参加者から袋叩き(比喩)にあっていた。
 さて、今年はどうなるのだろう。

 当日、がらがらとガレージのシャッターを開けたのが朝7時前。

 昨日までは花冷えで気温が低迷。
 おかげでようやく咲いた桜が散らずに済んだとも言える。平年並みの気温に戻る今日明日で、栃木県ではきっと満開になるだろう。
 朝の今も空気は冷たいけれど、寒いと凍えることは無し。

 天候も上々……というか「この土日は晴れるよ!暖かいよ!お出掛け日和だよ!」な予報が出ていたりとか。
 「う~ん、伊豆ツーだというのに不思議だな、幹事氏体調壊してなけりゃいいけどな……」

 そして完全に晴れの予報だけれど、もちろん雨具を忘れずにっと。


では行きますか


 VMAX発進。

 天気予報に従い、今日は冬装備をやめて初春仕様を目指してみる。
 下はタイツにニーシンパッド、防風ジーンズ。上はロングTシャツ重ねにプロテクタジャケット、ウインドブレーカーの上から革ジャン。
 正直春仕様と呼ぶにはちょい重装備だけれど、迷ったら寒い方に合わせるのがライディングウエアの基本なのだよ。

 国道4号バイパスを南下する。予報のせいか反対方向へ向かうバイクの姿も多い。
 「おー、ホンダのNM4が10台くらい走ってるわー、さすがに目立つわー」
※オフ会かな?そして黄色は特に目を引くねぇ

 多少の混雑のあるバイパス道路。空いている左車線をまったりと流していたら、ふいに右から軽自動車が、ウインカーも出さずこちらへ一気に車体を寄せてきた。
 ホーンを鳴らす間もあらばこそ、ABSガキガキのフルブレーキで前へとやり過ごす。そのまま車体を右へ振って加速、軽自動車の鼻先を(あえて)かすめて前へ出る。
 こっちが気を抜いていたら完全に衝突していたタイミング。ま、意図的にじゃないんだろうけどさ。
#意図的にだったら犯罪だけどね。


 混雑していたバイパスも小山市を過ぎるとガラガラになる。

 周囲の車もペースアップ。そしてこちらは革ジャン、フルフェイス、ロングスクリーンのコンボを決めてるので速度感が希薄。
 気づくと「ココハコウソクドウロジャアリマセン」な速度が出てしまうので要注意っと。

 五霞から圏央道へ。ココハコウソクドウロデスなので遠慮なく速度を上げる。

 あっという間に着いた定例の給油場所、菖蒲PAにもバイクが多数。給油所に入る車両多し。
 圏央道にはGSのあるSA/PAが少ないからねぇ、もう1、2か所増えてくれると嬉しいんだけどな。

 朝食は済ませてあるのでトイレ・給油のみで出発する。
 ちょいと考えていることがあるので走るペースはここから控えめだ。

 圏央道は関越道を横断して東京の西部へと入っていく。
 トンネルが多くなるこの辺りではXDのプロシェードシステムが大活躍、パカパカと開け閉めするのがとても楽しい。
 そういえばXD被ってロングツーリングに出るのは初めてだったっけ。

 ここまで快調だったのだけれど、あきるの市付近で渋滞が始まってしまう。
 車線幅があるのですり抜けにはさほど苦労しないけれど、トンネルもあるし、今日はサイドバッグが張り出しているので慎重に。

 渋滞は中央道への分岐までだった。

 左車線に並ぶ車の列を抜けると途端に道が空く。そしてそれはその先もずっと同様で、以前は大渋滞してた東名高速への接続路もすんなりと通過できてしまった。
 この辺り、何か道の構造が変わったのだろうか?新東名の先がちょっとだけできたって聞いてるけどその影響かな?

 東名の混雑はこれまたほどほど。混んではいるがすり抜けするほどではなし。

 ここにきて風が強くなってきた。尤も以前のようにおっとっととなる程ではないし、ペースも落としているので走りに影響はない。

 と、前をパトカー(PC)が走っていることに気が付いた。

 程なく追いついたが、気後れすることは何一つないのでそのまま追尾する(をい)
 このPC、ずっと追い越し車線を走っているけど混雑時はいいんだっけ?大昔「追い越し車線を走り続けましたで賞」で青い切符貰ったことあるんだよな、俺。

 東名が左右ルートに分岐する手前。おとなしく走っていたPCが急にスピードを上げ右ルートへと入っていく。
 俺は左ルートへ。左右ルートはしばらく並行する。
 ひょいとステップに立ち上がって右ルートを覗くと、案の定赤色灯を回してミニバンの先導をはじめたPCと、そのリアウインドウに「パトカーに続け」の文字。うん、俺も気を付けねば。


 足柄SAへのINは10時という辺り。
 ここではトイレ休憩のみ。いつもなら給油していくのだけれど、今日の集合場所手前にGSがあるし、計算上ではそこまで持つはずなのだ。
※なのでここまでペースを抑えて燃費を稼いできた。

 残念ながら富士山は雲を被って見えず、だが周りの空は相変わらず青い。そして気温も上がってきた。
 グローブを冬用からスリーシーズンに換えてもいいんだけど……もう少し様子を見ようかな。


いつもなら向こう側に見えるんですが→富士山


 長泉JCTから伊豆縦貫道(無料)へ。
 ここは暫定開通(多分)なので一車線、だから混雑も仕方なし。「それに無料なんだし」とゆるゆる進む。

 予定していたGSへ入ったのはリザーブランプが点灯してから5kmというあたりだった。よし、燃費はばっちり計算通りっと。
※俺メモ:スロットルの開け閉めにさえ気を付ければ速度を多少アレしても15Km/Lは切らない。頑張るつもりなら17Km/Lで計算してもよし。

 その先、集合場所の「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」に着いたのは約束の20分前だった。

 いそいそとVMAXを二輪駐車場へと停める。
 「あ、綺麗な道の駅だな、さすがはできたばかりだわ」


とうちゃく~

 時間と共に集まってくる今日の参加メンバー、どうもどうもと挨拶しながら初めて来た道の駅を見て回る。

 おや、自転車カフェ(兼レンタルショップ)があるじゃないか。
 レンタルもだけれど、車載で来てここからポタリングってのも楽しそう。まぁここからじゃどこへ向かうにしても坂を登らされることになりそうだけど。


カフェ&レンタル自転車


メニューいろいろ

<自転車話>
 実際、このツーリングではあちこちでサイクリストを多数見かけたわけで。
 そして海沿いならまだしも、西伊豆スカイラインとかアップダウンの激しいところにわざわざ自転車で入っていくってのは、やっぱMな人が多いんだねぇ……


 定刻。幹事氏の「え~、今日はとてもよく晴れまして~」という挨拶を「体調大丈夫ですか!心配です!」と遮り、とにもかくにも昼飯をとなる。

 道の駅内のお店で定食をチョイス。ちょいちょい盛りのおかずが嬉しい。


なんやかんや


おいしゅうございました

 出発。VMAXがメインの17台(だっけ?)で南伊豆を目指す。
 をっと、忘れずウインドブレーカーを脱いで、グローブを3シーズンに換えないと(暑)

 一旦西の海沿いへと出てから、県道127で山を駆け上がる。

 他に車の無い場所では程々のところまでペースアップ。あー、やっぱ晴れてる&綺麗なドライ路面って気持ち良いねえ……
※そして地元氏の案内だととてもスムーズに走れるわけで

 西伊豆スカイラインをえいやと走り、いつもの牧場で休憩となる。
 いつぞやはストーブが点いていたこの牧場も、今日はドアを開け放って外気入れ放題だった。


なんやかんや2


1年ぶりですね

 「さっきご飯食べたし、減量中だし」と悩んだのだけれど、M氏の勧めに従い、つい同じコーヒークリームセットを注文してしまう。
 うん、ソフトクリームとコーヒーってやっぱ合うわ!(駄目)


初めての組み合わせ


 仁科峠を下ってまたまた海岸線へ。

 さすがに海沿いの国道は山の上のようにはいかず、四輪と入り混じってのまったり走行。
 相変わらず風は強め、白波の立つ西伊豆の海をVMAXの上からつらつらと眺める。一人なら海岸まで降りて記念撮影するところだけれど、今日はマスツーだから我慢我慢。

 これまた定例のポイントで給油する。VMAXが多いと給油タイミングに気を使わなくて良いので楽だ。

 今日の宿手前の桜並木はまさに今が満開ちょい過ぎ(なんじゃそりゃ)だった。
 伊豆だからもう散っているのでは?と思っていただけに嬉しい限り。


ちょっとだけ青葉でてます

 宿着は16時過ぎという辺り。

 バイクをガレージに入れ、「明るいうちから入る風呂は最高!」と露天風呂に入り、「明るいうちから呑むビールは最高!」とビールを飲む。

 さあ、夜は焼肉で宴会だ!


カンパイダーッ!

※宴会だけは「減量は?」とかのヤボは言いっこなし!

<2019年4月7日>

今日も良い天気

 翌日は朝から素晴らしい青空が広がる上天気。
 うむ、これは本当に幹事氏の体調が心配だわ。


今日も暖かくなりそうな

 昨夜の宴会では早々にダウン。ダウンというか、一度荷物を取りに部屋へ戻ったらベッドの誘惑に逆らえずそのまま寝てしまったのだ。
 深夜には凄い星空が広がっていたとのことで残念無念(自業自得)

 出発はゆっくり9時。貸し切りの宿は融通が利いてありがたい。

 服装は昨日午後の状態から更に1枚減らしてみた。
 どうやら今日は昨日に増して暖かくなりそうで、もしかするとこれでも暑いかも。
 インナーを薄くすると栃木への帰り道(の気温)が心配だけれど、それはまぁその時考えよう。

 桜が満開(ちょい過ぎ)なので近場で皆で記念撮影。今年はドローンが2台も飛ぶことに。


写真撮りますよ~


満開(ちょい過ぎ)


時代ですな

 街道沿いの桜を愛でながら西海岸沿いを北上する。
 快晴の日曜日とあってさすがの混雑具合だけれど、まぁ慌てない慌てない。

 戸田まで上ると、漁港にヤマハの3輪LMW、NIKEN(ナイケン)が何台か。
 発売されたばかりなのに珍しいな。ユーザーのオフ会か、それとも何かの取材かな?
※来月号のバイク雑誌をチェックしてみようっと

 戸田では道の駅で小休止。ここに道の駅ができていたとは知らなかった。
※いや、去年ちらっと見かけたかも?
 いずれにせよ戸田ってお土産を買う場所が無かったからこれはありがたい限り。


タカアシガニもいましたよ

 ここから海を離れて山へ。それっと戸田峠を駆け上がる……つもりが前をワンボックスに塞がれる。まぁ慌てない慌てない。(再)

 このルートにも、伊豆(だけじゃないけど)では定番の無人販売所があちこちに設置されている。
 バイク(&マスツー)でなければ寄って買い込んでいくところ。そしてちらっとミカン的なものも見かけたけれど、季節的に違う柑橘類なのだろう。

 山を越え西海岸へと戻ったら、その先は昨日の逆ルートで。
 昨日と違うのは東へ回らずそのまま沼津方面へと向かう点だ。

 こちらの道も混雑していたけど以前ほどではないような?縦貫道ができたのが効いているのかもしれない。

 空は相変わらずの好天、気温も高め。
 でもいつもならこの辺りから綺麗に見える富士山が今日はモヤってはっきりしない。「うーむこれだけは残念だな……」


 12時丁度に沼津港着。
 お昼はこれまたまた定例のお店にて。刺身定食は相変わらずの旨さ。


二輪車駐車エリアはぎっしり一杯でした


おいしゅうございました

 帰りがけ、これまでずっと気になっていた「マグロのテール煮」を買ってみる。
 店のお兄さんに「バイクなんだけど」と言うと、ラップで入念にパッキングしてくれた。よし、これだけ巻いてあれば汁漏れの可能性はナッシングだっ!

 土産をサイドバッグに押し込んだら皆と雑談タイム。

 話ながら飲み終わったペットボトルを捨てようとゴミ箱を探すが見つからない。ちょい離れた駐車場で係のおっちゃんに「捨てるところあります?」と聞くと快く事務所のゴミ箱に引き取ってくれた。
 そして更に「捨てにきてくれてありがとうねぇ」とも。
 その辺りへのポイ捨ては結構酷いらしい。漁師さんは海の汚れ気にするだろうにねえ。


 解散は13:30過ぎ。
 「え~今年は天気も良く」という幹事の挨拶を(略)

 皆に手を振って別れ、一人新東名のICへ。
 さて、給油は済ませてあるからこのまま菖蒲PAまで一気に走っても大丈夫っと。

 新東名→東名→圏央道。

 東名の混雑は許せる範囲。もっとも一か所で事故(起きたばかりで警察も未到着)があったから、あと30分もしたら大渋滞になっていたに違いない。
 圏央道の混雑も同様。トンネルではプロシェードが(略)

 予定通りの給油&休憩に菖蒲PAへIN。
 「あ~、順調だった割になんか疲れたわ~、距離もそんなに走ってないんだけどな~……」
#以前も同じ事言ってたような(←歳じゃね?)

 なのでたっぷりと休憩する。
 バイクが次々と入ってきて次々と出ていく。風が気持ち良い。ソフトクリームが旨い(駄目)

 空は相変わらずの晴天。そういえば途中「トンネル出口雨注意!」の表示が出てて慌てたけれど、結局気配もなかったよな。

 「よしっ!」と気合を入れなおして、あとは一気に自宅まで。

 自宅近くのGSで満タンにしたのが18時丁度。
 ガレージにVMAXをしまいこんで、荷物を整理してほっと一息。うん、2日間良く走ったわ。

 さて、今夜はテール煮で一杯やるぞーっ!(減量は?)


(晴れなのに)沼津まで来てようやくうっすらと姿を現した富士山
ちなみに御殿場付近ではさすがに綺麗に見えてました(高速道路なので画像無し)

両日のルート(高速を除く)


2日間の走行距離:700km超 給油回数:6回
両日の教訓:晴れているって素晴らしい。

 
 

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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