■ツーリングレポート セロー 栃木

 

北回り・半日枝道探索記


ソロツーだけど画像少な目(何故)

 

 

garage Ak!rA

 

<2019年4月21日>

近場の巡回にでも

 日曜日の朝……ではない午前11時、セローのエンジンを始動する。

 つい先日まで寒い寒いと騒いでいたのに、昨日今日と春真っ盛りの暖かさ。
 いろいろ忙しい時期ではあるのだけれど、この日和では家に籠っているわけにはいかないだろう。
 なら北の山のご様子伺いにでも出かけてみるか、覗きに行きたい枝道がいくつか無いわけでもないんだし。

……と、いきがって(?)はみたものの、出発は先のとおりお昼前。
 いや、だから大人にはいろいろあるんですよ、浮世の義理って奴がねぇ。

 国道119、日光街道を北上する。
 朝のうちは晴れ渡っていた空も今は雲多し。残念だけど自業自得。

 先のとおり気温は高め。なのでグローブは3シーズン、下半身はニーシンパッド+防風ジーンズのみ。
 上はTシャツトレーナーにウインドブレーカー、その上からパーカー。
 そういえばパーカーは補修後の初出勤となる。

 日光街道・国道119を走る途中、枝道探索の小手調べにと旧道へ回ってみる。

 バイパスができて交通量のなくなった旧道はなかなかに雰囲気が良く、「なら全部こうしちゃえばいいのに」……なんて辺りは別途BLOGに書いたとおりということで。


この辺りの旧道探索は定期的にやっても面白そう

 日光市街の混雑はまぁまぁ。清滝出口(日光宇都宮道路終点)との合流を過ぎると混雑は減った。
 その先の交差点、いつもなら直進していろは坂へと向かうのだけれど、今日は左折して足尾方面(日足トンネル)へと向かう。

 「こっち側へ来るのは久しぶりだな」とぱたぱた走る。

 日足トンネルの入り口では、セローということでトンネルを使わず旧道での峠越えも考えた。
 前回旧道を走ったのは何時だったっけ?確か先代V-Maxで走ったような気がしないでもないような……【忘】

 だが、足尾側まで抜けられるかどうかが不明だし(入口が開いているから大丈夫だとは思うのだけれどね)なによりお腹が減ってきた。今回はパスして素直にトンネルを使うとしよう。

※そしてトンネル内では後ろから来たウォンウォン系が煩くて煩くて。奴らはなんでトンネル内で無意味な吹かしをするのだろう?ま、自己顕示欲なんだろうけどさ……

 足尾の手前での昼飯はかねてより狙っていた店。よしよしっと(量的価格的にね)

 お腹も膨れて、さあ、ここから先が今日のメインだぞ。

 国道122から粕尾峠方面へと曲がる。
 すぐ先の路肩でGSX系が休憩していたけれど、この先の峠はSSだと結構辛いから覚悟してね(はぁと)

 ちょい走った先にあるのが今日の目的の1、以前から気になっていた枝道だ。

 かなり前になるけれど、先代V-Maxで入ったらすぐ砂利道になって引き返した記憶がある。
 もちろん今日はセローなので路面がどうなっていても大丈夫。


入口は普通なんですけどね

 枝道へIN。
 道は細かったがしばらく舗装が続く、まぁあれからずいぶん経ったし舗装も進んだのだろう。
 幅はかなり狭く、崖沿いの部分は車がすれ違えない程。四輪車で走るには相当リスキーだ。
※もちろん今も交通量はゼロ

 九十九折れで高度を上げて行く。

 雰囲気は典型的な山間の林道だ。枯葉の間に新芽がチラチラする程度の今の季節だと、見晴らしは良いがちょい寂しくもある。もう少し経って青葉が茂ればまた雰囲気は変わる事だろう。
 そして、「ああ、舗装路だけどやっぱり(枝とか岩とか)いろいろ落ちてるな……VMAXだとあまり走りたくないな……」
※何かあった時にUターンが大変なんだ→VMAX


道は川沿いでもあり
「C&R」ってのはキャッチアンドリリースかな?

 不思議な事に、舗装は上の方が新しかった。
 その分路面も良いのだけれど、林道名物のアレ、ゴムのベロベロ(雨天時に水の流れを遮って道が削られないようにする奴……だっけ?)がバコンバコンとタイヤに当たる。ううむ、ここはやはりVMAXでは走りたくないな。


綺麗な舗装、そしてベロベロは撮り忘れました

 その先、道はやっと(?)ダートへと変わった。

 基本フラットだが、一部は結構な深砂利でちょい荒れてもいる。でもまぁセローなら何も問題は無し。


よしよし……

 道が砂利に変わってすぐのエリア。ここまで皆無だった人家跡がぽつりぽつり。
 今は住む人がいないとはいえ集落跡付近から未舗装というのは不思議な事だ。何か理由があるのかな?(さて)

 未舗装部分を走る事1~2km……というところで舗装路へと突き当たった。

 どれと見渡すと、予想通り粕尾峠頂上と古峰ヶ原を繋ぐ道の途中。よし、やっぱりここへ繋がっていたのか、こっちからの入り口も気になっていたんだよな。


思っていた通りのところへ出ました

※そしてこんな山の上にもサイクリストの姿が。ホント、Mな人は多いわ……

 ゆっくりと古峰ヶ原方面へと進む。
 確かこの辺りにもう一本枝道が……おお、あったあった、これが今日の目的の2

 入口には小さく「行者岳」への看板があった。この辺りは既に頂上に近いはずなのだけどまだ上があるのだろうか。


ここも気になってた道でして


公式な標識ではなさそうです

 それっと入る。道はもちろん未舗装だ。

 砂利の上に枯葉の積もった林道を「そんなには荒れてないな」とゆるゆる登って行くと、道端に休憩中風のCRF(?)が1台。会釈してすれ違うとその先にトリッカーが1台。
 ペアで来てるのではなさそう、って事はもしかしてここ有名な林道だったりする?


セローだととても走りやすく

……と、わくわくしていたのに、道はすぐその先で切れてしまった。
「あー惜しいなー、雰囲気ある林道なんだけどなー」

 道の正面はちょっとした段差が前を阻む。その上には鳥居と何やら案内板。

 よっこら歩いて路面を確認、大丈夫そうなので鳥居から離れたところをセローでえいやと上がってみる。
 ああ、ここは多分遊歩道だな。人影はないけどお邪魔にならないうちに引き上げよう。


行き止まりました


鳥居


その先は崖でした

 舗装路まで戻って古峰ヶ原湿原。

 ここも久しぶり。南に広がる山への道は塞がれてはいないけれど、遊歩道には間違いない。


天候によって雰囲気が変わりますね

 おとなしく山を下る。
 古峰ヶ原神社までは相変わらずの九十九折れ。ホント、ここは絵にかいたような急坂急カーブなんだよなあ。

 延々下る途中も枝道探し。残念ながら全てロープで封鎖

 降りた神社付近の桜はまだまだ見ごろだった。
※画像撮っておけば良かったな。

 そこから先も結構な下り。そして下から上がってくる自転車が複数台。ホントMな(略)

 さて、ここからいつもなら大芦川沿いの快走路で鹿沼市へ出るのだけれど、今日は趣向を変えて真東の山中へ。
 お願いしますよGoogleMap様、ちょい前に地図が変わって精度が落ちたらしいけどさ。


 案の定、いろいろ引っ張りまわされて(?)知った道へと復帰したのは30分の後。

 やれやれと進む県道。と、線路に並行して砂利の枝道があった。
 どれどれと侵入。砂利敷きのフラット路面はそのまま線路と並行して山へと上がっていく。「どこまで登れるのかな~?」と進むと小さな広場があって……「あれ?」

 何故か1台のパトカーが。中には警官が1人(かな?)
 ううむ、こんな奥まった、しかも未舗装路の先にどうしてPCがいるのだろう?不法投棄の監視にしては変だし、もしかして線路へのテロ警戒とか?(やんごとない身分の方が電車で通るとか?)

 ともあれ、引け目はないのでPCの前を通過、先へ進む。
 林道は残念ながらその先でENDとなっていた。脇に登山道風の道はあったけれど、階段状になっているので遠慮しよう。


セローでも物理的には登れるけれど論理的に(定例)

 Uターンして(またPC前を通過して)県道へと復帰する。
 んじゃま、時間も遅くなったし、この辺りで帰り道にするか。


 後は一気に自宅まで……のつもりだったけど、最後にちょっとだけ寄り道を。

 久しぶりに来た新里街道の鞍掛峠。現道はトンネルだけど脇道から旧道へと入る。
 そして頂上にある、宇都宮市民にはお馴染みの道祖神に手を合わせてみたりとか。
 そう、この道祖神のおかげでここはチ〇ポコ峠と呼ばれているのだよ。


社は修理中。そしてあまり目を凝らして見ないように

 自宅到着は夕暮れ前。

 今日は半日150km前後のチョイノリだったけどとても面白かった。
 近隣をじっくり回るのはやはりいいな。うん、またやるとしよう。


本日の走行距離:150km超 給油回数:1回
本日の教訓:セローで60km/hで走るのは凄く楽しい。

 
 

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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