■ツーリングレポート セロー 北海道

 

北海道ツーリング 2011 何を今更記

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この~木なんの木~

 

 

garage Ak!rA

 

<2011年8月15日(月)>

もう最終日ですか

 6時起床。
 どうだっ!と見上げる空は…お、結構晴れてるじゃん!

 厚めの雲が広がってはいるが、ところどころ青空が見え隠れ、もちろん雨は降っていない。
 天気予報からすれば万々歳な空模様、今日一日このくらいの天候なら嬉しいんだけどなぁ


曇っているように見えますが結構明るいんです

 昨日は結構な距離(&雨の中)を走ってきたということもあり比較的早く床についた。おかげで睡眠時間はたっぷり8時間。よ~し、これなら戦える!(←何とだよ)

 昨夜同様これまた旨い朝飯を食べながら見る天気予報は「でもやっぱり今日は雨」なもの。場所によって多少の違いはあるがあまり期待は持てそうに無い。ま、それはそれってことで。

 9時。乾いた雨具をしまいこみ発進準備完了。オーナー氏に挨拶して宿を出る。いやおいしゅうございました。また寄らせてもらいます。
 走る先はとりあえず北へ。朝のこの天気が続くうちに美瑛辺りを見て回るとしよう。

 まずはと国道237沿いのかんのファームで花を眺めてみる。
 未舗装&結構な斜面の駐車場だがオフ車のセローならもちろん問題なし。後から入ってきた某アメリカンが大騒ぎしているのを見て、軽いバイクってやっぱ便利だよなと思う。何を今更


ここもメジャーですよね

 「そういえばあそこも行ったことなかったよな?」と、これまた国道沿いのゼルブの丘に寄ってみる。「お、なかなか綺麗な庭園じゃん」

 場所が良いせいか朝から結構な混雑模様。確かにここは家族連れのちょいとした散策に丁度良い場所かもしれない。


ぜるぶの丘


これまた庭園です


花はさすがに綺麗ですね

 これまた賑やかに車の出入りする駐車場を出たら、さて、美瑛の丘の状況は…っと。

 天気がいま一つなわりにこれまたそこそこ混雑している美瑛の丘。
 うろうろ走り回ってみると、昔は何も無かった場所に案内板やら看板やらが取り付けられていた。丘の間を抜ける道も拡張されているところ多数。
 「より本格的に観光地として売り出そうとしてるのかな?シンプルな丘ってのも魅力の一つだと思うんだけどなぁ」

 ともあれ、せっかくなのでセブンスターの木の前で記念撮影してみたりする。
 空は晴れたり曇ったり。時折日が差しこむとやはり嬉しくなる。


雲があったり無かったり


ちょい晴れると嬉しくて


やはりメジャーポイントは押さえないと


 それっと出発。国道を今度は南下する。
 上富良野から富良野市へ入ったら…さぁ次はメロンだ!

 南富良野のいつものおばちゃんとこでも良かったのだけれど、皆が「安い!」と口を揃える「福田メロン」を探してみる。
 場所がツーリングマップルと違っていたので見つけるのにちょい苦労、まぁこれはいつものこと。


地図よりWEBの方が頼りになります

 時間が中途半端(11時)だったせいか客はカップル1組のみ。
 だが俺がバイクを降りるなり、「食べていきますか?」と聞かれたのでバイク乗りは結構な数訪れているのだろう。
※…ってかここライダーハウスも兼ねてるんだっけ?

 「半玉300円ってのは確かに安いよなー」と食べる。もちろん味は文句なし。

 土産もここで手配する。自宅用なので形は関係なし、味(&単価)重視で選ぶので気楽だ。何を今更


美味しかったです


 「よーし、これで今日のノルマ達成!」と出発する。
 今日が北海道の最終日、予定していたイベントも一通りこなしてあとは小樽へ戻るだけ。さぁて、時間もあるし何処へ寄り道していこうかな?

 天気は意外にも好転。燦々と降り注ぐ日差しはなんと暑いほど。
 念のためにと下だけ履いていた雨具をええいとバックに戻す。

 ファーム富田を「ファーム富田だ!」と通り過ぎ、中富良野で「素通りばっかりってのもアレだよな」と記念撮影。
 そういえばいつぞやV-Maxで来たときに、この場所でアジア系の観光客から声かけられたよなぁ…


上の赤いところは「なかふらの」の文字

 「やっぱここから寄り道するなら夕張か。」と道道135へと入ってみる。

 富良野から夕張方面へ出るには山越えとなる。境のトンネルへ入ると微妙な冷気、「昨夜の冷えなのかな?とにかくトンネルを抜けるとそこは豪雨!とかのベタな展開はヤメてくれよぉ…」

 …はい、ベタな展開でした!(←お約束)

 実際にはトンネル出た途端にぽつりと雨が降りだした。(そう、降っていたではなく"降りだした"のだ)
 その雨は次第に強くなる。うわわとカッパを引っ張り出して着込む…と間もなく、ドッシャーッ!「なんじゃぁこの豪雨は!」

 トンネル手前の晴天はどこへやら、本当の土砂降りになってしまう。
 慌ててブーツカバーを追加。うへぇ、あと2分カッパ着るのが遅れたらとんでもないことになってたぞこれ。

 豪雨の中を走り出す。
 4輪が例外なくライトを点けるほどの雨の量だ。そしてカッパも着ずに雨に打たれて走るハーレーのお兄さん方とすれ違う。う~ん、あれはポリシーなのかそれとも諦めなのか…

 これだけの土砂降りなので何処かへ寄っていく気はすっぱりとなくなる
 「直行だ直行、早めにチェックインできますよってホテルの受付のお姉ぇさんも言ってたしな!」(←昨夜雨予報だったので確認した)

 豪雨変わらず。時折止んでほっとさせられるが、やがてまた土砂降りへと戻る。
 道道135から国道452をたらたら走るが、こんな道&天候なのに交通量が多い。(もしかするとこんな雨だからこそ混んでたのかもしれないが)
 「こりゃダメだ、高速使おう…」

 手近のインター、三笠ICへと向かう途中、交通量は更に多くなり、ちょい渋滞というレベルにまでなってしまう。

 どけどけどけぇ~とすり抜けて、白いカッパを着た大型バイクの後ろに付くと、その背中には「北海道警察」の文字が。
 うへぇ、なんで白バイがこんな大土砂降りの中走ってるんだ?
 「すり抜け注意されるかな?」と首をすくめたけどど特にお咎めはなし。まぁこの雨だから見逃してくれたのかもしれないけれど。


 13時過ぎ。そういえばまだ昼飯を食っていない。道沿いにコンビニはあるものの、この雨なので寄る気がしない。
 「まぁ高速使えば小樽までさほどかからないし…」と三笠IC近くへ来ると…「あれ?止んだ?

 あれだけの豪雨がぴたりと止んだ。いや、止んだというか降った気配もない。路面はもちろん路肩もカラカラに乾いている。そして頭上から降り注ぐやわらかな日差し。
 「なんだこれ?ほんの500m手前まで土砂降りだったんだぞ?」

 振り返ると、確かに数百メートル先にもやもやとした白いカーテンのようなものが見える。きっとアレから向こうが雨なのだろう。
 不思議だねぇと首をかしげながらコンビニを見つけ、駐車場へセローを乗り入れる。


さっきまで土砂降りだったんですが

 腹は減っているが既に昼抜きモードだったのでがっちり食べる気にはならず。
 コンビニもセイコマではなかったので、北海道らしく塩ヤキソバとかを買ってみる。これはこれで旨し。

 ここでやっと雨雲レーダーをチェックする。(←あんな雨の中では携帯は出せない)
 なる程、この辺りは綺麗に晴れているが、すぐ近くを物凄い奴が次々と通っている。ちょいと暑いけど高速は雨具を付けたまま乗るとしよう。

 そしてその判断は大正解で、高速を走る最中数箇所で物凄い豪雨と遭遇させられた。
 それはもう、「対向車がライトを点けていたら土砂降り近し」「前方にカーテンのようなものが見えたらそこから豪雨」の法則を見いだしたほどだ。

 そしてそんな土砂降りの中、カッパも着けずに走るハーレーのお兄(略)
※あと、サイドカーの団体が(高速の路肩なのに)止まってカッパ引っ張り出してたけど既にズブ濡れだと思う。


 高速を一直線。小樽のホテルへの到着は16時。(←雨なので直行した割に時間がかかった)
 こちらは小雨でほっとする。屋根下駐車場にセローを停め、ぽんぽんとシートを叩く。お疲れお疲れ。

 チェックインして荷物を降ろし、やれやれと部屋へ入る。
 「これまでも雨ってのはあったけど、小樽まで来て傘が必要になるほど降られたことって無かったよなぁ…」とか考えているところへ、携帯へメールが届いていることに気づく。

 某こたろー氏、「予定外な事がいろいろあって(略)今夜は小樽へ泊まることになりました、飲みませんか?」

……ああ、これか、原因は……何を今更

 夕刻、しっかりと降ってきた雨に傘をさし、こたろー氏と飲みに出る。

 いつぞやも寄ったビアホールは、今日は飲み放題コースが無くて残念至極。悔しいので大ジョッキとやらを頼んだら本当に大ジョッキが出てきて驚いた。


いつものビアホール


なんかでっかいのが来ました
(携帯は比較用です)

 ああ、それにしてもこれで北海道ツーリングは終わりかぁ、くそ~、飲むぞ~


酔っ払ってた割には綺麗に撮れたかな?

本日の走行距離:250km 
本日の教訓:「雨男の面目躍如!」って言葉は何か間違っている気がする。

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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