■ツーリングレポート セロー 北海道

 

2013北海道ツーリング?記

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やっぱりトップには良い天気の画像を載せましょう

 

 

garage Ak!rA

 

<2013年8月16日>

初日はなかなかに面白く

 午前3:30、恒例の船内放送「野郎共!到着1時間前だとっとと起きろ!」(意訳)で目が覚める。

 ゆっくりと準備。
 スマホで確認する天気予報は相変わらずの曇り模様。まぁ仕方ない、泣く子とお天道様には勝てないからなぁ。(使用法違)

 外の気温は20度前後の様子。これなら昨日同様Tシャツ+ジャケットで大丈夫そうだ。
 いや、何かここ数年、北海道へ来る度に寒い寒いと繰り返している気がしていてさ。
#もちろん今回も重ね着できる準備はしているけど


 5時am下船。
 そしてこんなに早い下船は久しぶりかも。いつも車両デッキで長々と待たされるのだけれど、今日はすんなりと港へ下ろされた、これも客層(車両が少ない?)のせいだろうか。

 これまた恒例、また来たぞ北海道!撮影。
 さ~て、んじゃ一発走り出すかぁ!


また来たぞ北海道!
(リモコン2秒タイマーを思い出しました)


あ、でも空は明るいや

 国道5号を東へ。

 実は「小樽から目的地の道東までは距離もあるし、雨なら高速使おうかな?」と考えていた。
 だが、予想に反して天気は悪くない。いや、これなら今日は結構な上天気になるのでは?と思える程だ。
 「よ~し、下道で行くぞ~」

 よっこら走る海沿いは、朝焼けがなかなかに綺麗だった。


しゅっぱぁ~つ

 内陸に入ってR274。札幌の周囲をぐるりと回る。
 朝だから交通量はごく少ないのだけれど…なんかマナーの悪い車が多いような気がしないでもないような…
#早朝だからですかねぇ?


 6:30、道の駅マオイの丘公園、休憩。

 この時間なので店の類は開いていない。
 これなら手前のセイコマで休めばよかったかな?でもフェリー出る前にランチパック食べたから腹は減ってないんだよな。

 道の駅施設の屋根の下では、男性がテントを畳んでいる最中だった。
 バイクは見当たらないけど?と思っていたら、丸めたテントを駐車場に停めてあったマツダロードスターの荷台(オプションキャリア)にどさり。
 う~む、あの車で北海道をキャンプドライブというのは、バイクツーリングに共通するものがあるかもな。

 ちょい前から強くなってきた風。空には雲がひゅんひゅんと舞っている。さーてこの雲、これから散っていくのか集まってくるのか。

 出発直後、パラっと雨に降られてびっくりするも1kmと走らずに止んでくれた。
 やはり今日の天気は気まぐれそうだ。最初の勝負はこの先の峠越えかな。

 夕張をスルーして、その峠越えとなる石勝樹海ロード。
 またまたパラっときて慌てて見上げる空は結構明るい。まだ平気かな?と進むと…「んぎゃ~」
 突然土砂降りになりましたとさ。

 慌てて雨具を着込むが既に遅し。結構な感じに濡れてしまった。
 う~失敗した失敗した。怪しい空なんだから雨雲レーダーで確認しなきゃダメだよな。


こんな画像撮ってるヒマがあったらまず荷物にカバーしましょう

 8:20am、日高まで来ると雨は上がってくれた。

 セイコーマートへと入り小休止。米が食いたくなっておにぎりを買う。飲み物はもちろんグランディアブラック(ホット)
※茹でとうもろこしは丁度茹でている最中ということで買えず、残念。


HOT CHEFに外れなし

 出発前、目の前のGSで念のための給油。
 レーダーをチェックすると薄い雲だがこの先もう一雨ありそう、なので雨具はそのままとする。

 R274継続。

 日勝峠はパラパラ雨だが路面はフルウエットだった。きっとちょい前に凄い奴が通り過ぎたのだろう。
 そして雨だと対向車のピースサインがより派手な気がするのは気のせいだろうか?「こんな中よく走ってるな、オイ」的な仲間意識が強くなるというかなんというか。


久しぶりだベアー!コケ増えたなベアー!


日勝峠下りはこんな感じで

 峠から見下ろす十勝平野は霧に包まれていて心配したのだけれど、降りきったら綺麗な青空が広がっていた。


 R274道の駅しかおいで休憩。やれやれと乾いた雨具をしまいこむ。

 回復した天候のせいか同じように休憩中のライダー多し。但し例によって年齢層は高め。 
 気温はやや低めをキープ。ジャケットのベンチレーションは朝からずっとクローズのままだ。

 せっかくの寄り道なので("鹿追い"なので)鹿の角で作ったキーホルダーを購入してみたりする。


空が明るくなって一安心

 青空は更に広がってきた。うきうきと出発する。

 ルートはそのままR274だが、「晴れているうちに!」と枝道へ入っては撮影を繰り返す。


やっぱこの手の画像は必要ですよね


そしてひまわりも

 ダートで撮影してそれっとUターン。調子に乗ってスパンとクラッチを繋いだらフロントが高々と持ち上がった。「うひ~」
 危ない危ない、リアに重いの積んでいるんだからクラッチワークは慎重にっと。


 士幌付近は相変わらずの直線路が続く。

 R274で対向車にミニバン、そしてそのすぐ後ろに回転灯を点けた覆面パトカー
 どうやら追尾されているようだがミニバンは気づいていないらしい。そして俺とすれ違った直後に「前の車 止ま  り    なさ…」(←ドップラー効果)
 む~、あれだけ派手に追われても気づかないもんかな~

 12時、道の駅足寄。

 新しくなっていた道の駅に「あれ?線路で本物の列車運転する奴やめたのかな?」と思ったのだけれど、それは陸別の話でした。

 旧駅舎を模した食堂(福祉の店?)でブタ丼(小)+うどん(小)の昼飯のようなもの。
 今日は買い食いしながら走る予定だからきちんとした食事じゃなくても大丈夫だもんね。


あ~暑い暑い(喜)


道の駅内には実線路と松本壁画のコラボが


見てのとおりのお味でした

 ちょい戻ったホクレンで給油。
 どうしようかな?と思ったけれど、ここで初めて有料の旗を買ってみる(100円)
 ここまでは景気づけにヤマハの応援フラッグをつけていたのだけれど、それと交換してネットに取り付けて…さて、んじゃ行ってみましょうか。


今回これ1枚のフラッグ画像(後述)


 R241。
 セローで走っていると「遅い車に捕まっていらいらする」という事はほとんど無いのだけれど、このだだっ広い直線路を50km/hで走られるとさすがにムズムズしてしまう。
 場所を選んで前後確認して一生懸命追い越して、追い越したのだからとそのままペース上げて走って、ふとバックミラーをしげしげ見ると…「あ~、旗が無いぃ~」

 どこで落としたのか、さっき付けたばかりのホクレン旗が消えていた。
 買ってからわずか10kmで紛失かよ!いつもと同じ付け方だったし、いつぞやのように強風が吹いているわけでもなかったのに何故なんだろうなぁ。
※今思えばこれが予兆だったのかもね…

 戻って探す気にもなれず、がっくり首を落としたまま先へ。そして道路わきに「ゆでとうもろこし」の看板を見つけてセローを停める。
 よーし気晴らしだ気晴らしだ。
 見た目はちょいアレだけど、甘くて美味しいとうもろこしでした。


しまった!逆光だった!

 R241から道道664へ。

 寄ってみたのはラワンブキの栽培所。
 所謂フキの巨大版は…お~確かにデカいわ、これならトトロが被っても大丈夫だな。(ダメです)


圃場って言うんですね


いや、だから2秒リモコン覚えようよ

 出発後、またまたパラ雨。おやおやと雨具を付けてはみたものの、路面はドライなままで不要だったようだ。

 地図どおり、その先道はダートへと変わった。うきうきとペースを上げる。

 ダートではあるのだけれど、ここは普通車も走るフラットな林道だ。なので対向車には注意が必要。
 オフロード車はもちろん、4輪だとミニクーパー、2輪だとAX-1等とすれ違う。


この道なら多少リアが重くても大丈夫

 程なく今日最大の途中見学ポイント、オンネトー湖に到着する。

 「おーやっぱ綺麗だな、”天候によって色が変わる湖”はもちろんだけど、その向こうの山が本当に綺麗。これは先の雨のおかげもあるのかな?」(ポジティブシンキング)


メジャースポットだけにご家族連れも


そして花も咲いてます

 さあて、ここまで来れば目的地はもうすぐといってもいいくらい。もうひと頑張りするとしますかね。

 R241へ復帰。
 阿寒湖は華麗にスルー。ここは後日落ち着いて訪問する予定だ。

 阿寒湖から摩周湖は峠越えとなる。
 思っていたよりタイトなコーナー、そして急斜面にセローが喘ぐ。この道は何度か走っているはずなのだけれどこんなに厳しい道だったかなぁ?

 本日の目的地、多和平キャンプ場への到着は、きっちり予定通りの16時だった。

 一度は泊まってやろうと思っていたここ、多和平キャンプ場。
 道東のほぼ中央にあり、知床へ回るにもノシャップへ行くにも丁度良い距離。
 今回はここに3連泊、明日からはテントを張りっぱなしにして身軽な格好であちこちへと回る予定なのだ。

 受付で手続き(1泊350円)を済ませたら適当な場所にテントを張る。
 他にもテントはあるけど混雑はしていない。受付のおばさん曰く「夕方になるとバイクが増える」らしいのだけれど。

 全面斜面のテントサイトの中で比較的フラットな場所をチョイス。
 3日間張りっぱなしにするし天気が不安定なので、テントの下には二重にブルーシートを敷き、普段は使わない張り綱も張っておく。

 あーでもなんか要領悪いな、テント張るの久しぶりだからなぁ。


とうちゃ~く


設営完了

 なんやかんやの準備が全部終わったら、さあ飯だ風呂だ

※そして暗くなる前にとオイル量チェック。飛ばしたせいかやや減り気味だったので150cc程補給。

 さてこのキャンプ場、弱点はその飯と風呂。

 飯はともかく風呂が近くに無い。一番近くの温泉まではR243を東へ走って20km弱というところ。まぁ北海道でのこの距離は遠いとはいえない距離かもしれないのだけれど。

 一日走り続けたせいか、風呂は恐ろしく気持ちが良かった。なので俺にしては珍しく長湯をしてしまう。
 そしてこの温泉、気持ちは良いんだけど普通のお湯が出ないので体もタオルも温泉臭になっちゃうんだな。
#特に頭も洗うとね

 ほかほかの体で次は飯屋探し。どうせならともう数キロ走ってとある食堂へと入ってみる。

 お勧めありますか?と聞いたら、「実はこの前TVで取り上げられましてね」とラーメンを薦められたので注文する。
 その「おぼろラーメン」とやらは、カツオとコンブの出汁の効いた俺好みの味だった。いやご馳走様でした。


おいしゅうございました

 店を出たのは19時丁度。もちろん周囲は真っ暗で街灯など存在するはずも無い。

 頼りはセローのハロゲンランプのみ。そしてパタパタ走るペースがゆっくりなのは、暗闇が怖いからではなくぶつかってくる虫のせいなのだ。
 「ええい、羽虫の類は許すとして、この時折ガツンとぶつかってくるメタル系の奴ときたらっ!」

 ぶつかる毎にゴキン、ガキンと自分で擬音を発しながら進む。
 帰り道途中「開いてれば…」と思ったGSは全て閉店済み、給油は明日の朝にするとしよう。

 そしてここだけは開いていたコンビニでビール(もちろんサッポロクラシック)とつまみを入手する。いくらお腹一杯でもこれだけは外せないものね。

 キャンプ場着は20時ちょい前。

 セローに施錠&軽くカバーをかける。いや(今は降ってないけど)雨の日の電装にはトラウマが(略)


お疲れセロー

 テントへもぐりこんでビールをやっつけている最中、ごく僅かだが雨が降り始めた。

 「ああ、いい時に風呂と飯を済ませられたな、明日もこんな風に上手くいくといいけどな」

 そう、この時はまだそんなノンキな事を考えていたのだ。(←何度目だろこのセリフ)


その後雨はすぐ上がり、周囲はなかなか幻想的な風景に


本日の走行距離:490km
本日の教訓:天候には振り回されたけど、バイクで走れるってのはそれだけで幸せなんだわ

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。



 

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