今日もどっかーんと晴れました
■今日は走りますよ!できる範囲で…
朝6時起床。
温泉宿の朝風呂を楽しんだら即食事、旅館恒例の3杯飯を平らげてさくさくと出発の準備。
今日はこれからドラッグレース見て福島3大道路走って会津若松でお城を見学する予定だから忙しいのだよ!
近所のご老人方の集会場も兼ねているらしいこの温泉宿。駐車場で荷物を積んでいると、80歳過ぎだという婆さまナンシーに捕まった。
「凄ぇな、デカいバイクだな」の後には「私もまだまだ車を運転するんだよ!」そうですか、どうかお気をつけて運転してくださいな。
駐車場から見上げる空は昨日同様綺麗に晴れ上がっている。
山方面には水分がたっぷりらしく、朝日を浴びて綺麗な虹がかかっていた。
#画像が撮れず残念。
レース組みは昨夜のうちに(驚)出発済み。
ここでお別れするメンバーに見送られ、さてそれじゃぁ今日一緒に回る6台で出発するとしますかね。
お疲れ様でございました
★
最初の目的地のレース場までは50km程、高速道路を使うので時間はさほどかからない。そして今日はもちろん俺のETCにも問題はなし。
#まぁ元々俺のETCが問題なんじゃなくてスマートICが・・・(プンスカ
そしてあんなに良い天気だったのに、高速を降りて山間部に入るとぱらぱらと雨が降り始め路面が濡れてきた。
あれあれ?と見上げる空はまだ青い。確かに風は強く雲はぐんぐん流れていくのだけれど、けっして雨雲と言う感じではない。
う~む、どこから降ってくるんだこの雨は…
ドラッグレースの会場は山頂にある飛行場だ。山間から山頂へと上がったのが良かったのか雨は上がり路面も乾いてきた。
駐車場にVMAXを停め、昨日+αのメンバーと落ち合う。
聞けばやはり朝は結構な雨降りだったそう。それでも今は青空だし、風も強いし、路面はすぐに乾くだろうとの事だ。
そのとおり、すぐ乾いた路面でレースが始る。向かい風が強いからタイムは難しそうだけれど、2台の競争であれば条件は同じ。
青空ですが強風が吹いてます
あらためてみる400mは長いですね
頑張れ~
(スタートゲートが骨組みなのは強風対策の為)
楽しく見て回る。
時間とともに風は益々強くなってくる。あちこちでテントが壊され・飛ばされ、挙句の果てにはスタート地点のクリスマスツリー(信号機)までが倒れ、レースは中断となってしまった。
ありゃまぁ。んじゃ時間も時間だし、我々はこの辺りで引き上げさせて頂きますね。
レースチームに挨拶して駐車場を出る。さあ次は音に名高い3大有料道路(今は無料開放中)まずは磐梯吾妻スカイラインへ行きますかー!
★
県道からスカイラインへ。そして今考えると手前からその兆候はあったのだ。
なんとなく車が多い。
道が坂になりじりじりと上がるにつれ次第に詰まってくる四輪車。む~、もしかしてこれは…渋滞なのか?
俺はこのルートへは(方向は逆だけど)VMAXで2度、4輪で1度来ている。だがその時は休日でも「渋滞」という言葉とは縁遠い状況だった。
確かに今日は秋の3連休の2日目ではあるのだけれど、そんなに突然に混んだりするものなのだろうか?
「事故でもあったかな?」と上る6台のVMAX。そして気づけば我々は渋滞の真っ只中に入ってしまっていた。
★
前後はびっちりと車に埋められてしまった。記憶ではここはまだまだ下の方、頂上までは結構な距離があるはずだ。
「スカイライン」だけに道は急勾配が続く。 路面にバンクのある場所では重量のあるVMAXだと足を着く方向にも気をつけなければならない。(谷側に足を付くとアブナイカラネー)
そして完全にぴたっと止まっているだけならともかく、じりじりじわじわ動いていくのが面倒臭い。スクーターと違いバイクではクラッチ操作が気になるのだ。
「あ~、これだけじわじわやられるとクラッチ軽いVMAXでも左手にクるぞ~」
あまりの渋滞の酷さに、今日ツーリングのみの1台は「約束に遅れるんで帰ります~」とUターン離脱。
だが残った5台は今日の宿に向かわねばならない。そしてその為にはなんとしてもこの磐梯吾妻スカイラインを走りきらなければならないのだ!
画像を撮ってる場合じゃないんですが
そんな中、とある場所で前を行くMK氏のVMAXがスコンとエンストする。
「クラッチ失敗しましたねへっへっへ」と笑う間もあればこそ、セルボタンを押すと…「ビー…」 こ、これはあの時の俺と同じ!
そう、それは電圧が足らなくてセルが回らないよという警告音だったのだ。
★
渋滞の上り坂でバッテリーあがり(?)というのは最悪の状況だ。
さてどうしよう?と皆のVMAXを路肩に寄せたところで、当のMK氏がさらりと言ってのけた。「あ、んじゃUターンして押しがけしてきますわ」
切り替えししてUターン、下り坂を降りながら押しがけを始めたMK氏を見送る。「ふっふっふ、なかなかにやるぢゃないか」(←疲れているので意味無く傲慢)
程なく(エンジン再始動に成功して)戻ってきたMK氏。
さて、ここまで「VMAX乗りは紳士たれ!」を掟に(何が掟なんだか…)行儀良くツーリングしてきたけれど、バッテリーが逝っちゃったマシンが出たなら仕方ない。んじゃここから先は緊急避難ということで。
えんやこら開始。まぁこれができたのもこの道がはみ出し追い越し禁止でなかったからだけれど。
渋滞はその先もその先もまだまだと続いている。2輪のえんやこらでこれだから、4輪でここに紛れ込んだら俺は泣くな。あとおしっこ漏らすな。(←最近近い)
天気も見晴らしも良かったんですけどね
上では紅葉が始まってました
MK氏のバッテリーは完全死亡ではないが息も絶え絶えな感じ。
電圧が低いせいか低速トルクがスカスカらしく、ちょい油断をするとクラッチミートでエンスト→Uターンして下りで押しがけ→Uターンして戻ってくる、の繰り返しとなる。
本人はもちろん見守る方もはらはらし通し。4回目のエンスト→Uターンを見送った後、路肩の駐車スペースで「このヤマハのバイクは何気筒?ナンシー」に出会ったが上手く対応・リリースする気力が無くて残念無念。
★
頂上の浄土平駐車場に着いたのは予定から1時間半遅れだった。うへぇとヘルメットを脱ぐ。
もちろんここも超満員。バイクはともかく車が満車で…って、もしかしてここの入り口が渋滞の原因だったんじゃないの?
天気も見晴らしも(略)
大勢だと自分の画像も撮ってもらえます
この先も車は走っているのだけれど繋がるほどではない。
反して駐車場の入り口付近ではここに入りたい車の待ちと通り過ぎようとする車で大混雑。どうやらこれが下まで繋がっていたようだ。上っている最中救急車が来たのでやっぱり事故が原因かと思っていたのだけれど。
※後で聞いたら(先の画像のように)「浄土平付近では紅葉が始まって…」的なニュースが流れたらしい。そりゃまぁ連休中に紅葉と聞けば人は集まるよなぁ…
レストランも土産物屋も当然のように満席だ。
客層は観光客もだが、バッグを背負ったトレッキング中老夫妻が目立つ。紅葉に加えて中高年の山歩きブームも影響しているのだろう。
レストランを諦めて、売店先でちょい遅めの昼飯はきのこ蕎麦(+かき揚げトッピング)
トレッカー向けの行動食だから味はまぁアレとして、熱い汁はあったまるわあ…(つまり結構冷え込んできたわけです)
★
さぁ出発!の為には押しがけが必要だ。
4人でえんやら押すこと3度目で始動に成功する。あ~良かった。それにしても始動性の良いVMAXがこれだけ掛からないというのはよほどの状態なのだろう、俺のときはスパンと一発で始動したわけだから。(ま、あの時は「上がりたて」だったからなぁ…)
先のとおり、下りは混雑はしているが渋滞まではいかないので安心して走る事ができる。いざエンストとなってもUターンする必要がないからだ。
景色を愛でながらゆるゆると下る。但し途中休憩はなし。(エンジンを止めたくないので。なので画像もなし)
スカイライン出口にあった料金所ゲートが撤去されていて驚く。
ちらりと見た案内板に「無料化」の文字があったので、今後は有料道路ではなくなるのだろう。(←そのようです)
次のレークラインもするりと通過。こちらも混雑はあるが渋滞はなし。料金所ゲートも同様に撤去中だった。
うー、時間(と心的余裕)があったら、中津川渓谷とか湖ビューポイントとかゆっくり見てほしかったんだけどなー
桧原湖畔での給油の後は最後の磐梯山ゴールドライン。こちらもちょい混雑な程度。
心配だったMK氏のバッテリーだが、ペースがあがり距離を走ったせいか電圧も安定してアイドリングも落ち着いてきたとのこと。
なので途中で初めての小休止。そして「俺の頃は白バイが250ccでなぁナンシー」をゲットする。
※ま、これだけVMAXが並んでいるとナンシーも爆釣だわ
お疲れ様です皆の衆、日陰でしかも逆光ですけど
あとは一気に会津若松市内へ。
休憩無しのおかげで多少時間を取り戻したもの既に夕方、なので予定していた鶴ヶ城見学は諦めることにする。
そして「今日中にどこかでバッテリー充電を頼みます!」と言っていたMK氏もさすがに疲労困憊の様子、んじゃま、今日はこのまま宿に向かいましょうか。いざとなったら明日朝また皆で押しがけすればいいわけだし。
今宵の宿は街中のビジネスホテル。しかし隣の健康ランド(?)の風呂が無料だし、飲みに出るのにも困らない。
さぁ風呂だ飯だ宴会だ!そして締めには喜多方ラーメンだ!
#しかしあれだけ飲み食いした後にラーメンが入るんだから人間の体って不思議だよねぇ…
かんぱ~い!(再)
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■本日の走行距離:140~150kmくらいのはず?
■本日の教訓:とりあえず無事に走りきれてなにより
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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