タイトルに?を付ける必要はあるやなしや
■出先でだと困りますよね
週末、素敵に晴れ上がった空にVMAXのエンジンを始動。
先日、某氏が良かったと言っていた施設を見に行こうと福島県白河市に向けて田舎道を走らせる。
70kmほど走って道の駅で小休止。
15分ほどの後、さあ出発とスターターボタンを押すと妙にセルの回りが弱弱しい。
あれれ?と思い2度3度と繰り返すうち、「ビー…」という電子音をたててセルは完全に沈黙した。そして黄色く輝くABS灯(←トラブル発生時に点燈する)
あ、これ電圧低くてセルへの電流が切られたっぽいぞ。
※最近のインジェクション車にはこの手の余計なフェイルセーフが用意されているから誤魔化し効かないんだよなぁ…
これは自宅ガレージでの再現フィルム(フィルムじゃない)
念のため、ETCの端子(電源)を外してみるが状況同じ。ビー音変わらず。
これは完全にバッテリー上がりの症状だ。
しかしそれにしては不可解な部分もある。
何しろここまで1時間以上快適に走ってきたのだから。(そういえば朝一のセルも弱かったような…気がするだけかな)
気温は革ジャンで丁度いいくらい。バッテリーへの負荷は一番少ない時期といえるだろう。
何故今突然に?との疑問はどうしても拭えない。
歩道から見上げる空はあくまでも青く
★
「だがまぁそれはそれとして!」とVMAXの上に仁王立ちしてみる。
今セルが回らない事実は動かしようが無い。さあ押し掛けだ押し掛け。
幸いにして道の駅の前はごく僅かだが坂になっていた。
重量300kgオーバーのVMAXだが、これならなんとかなりそうだ。(エンジンもまだ冷え切ってはいないわけだし)
クラッチを握ってギアを3速へ。
昔は「押しがけは2速」がデフォだったけれど、始動性の上がった最近の大型車では3速の方が軽くて楽だ。
「そういえば先代V-Maxも2速だと押すの大変だったよなぁ…クラッチ繋ぐとリアタイヤホッピングしちゃったしなぁ…」
キーオン後のセルフチェックを確認してからえんやらVMAXを押す。
10歩程度でクラッチをぽんっと放すと、ドンっと一発でエンジンが始動した。よ~し、さすがは新型マシン。(出てからもう4年経ってるけどね)
クラッチを握りなおして軽くレーシングした後、やれやれとサイドスタンドを出したらギアが3速のままなのでエンジン即停止。
うひー、落ち着いているようでやっぱ慌ててるのか?俺。
改めて押し掛けしなおし、今度はニュートラルを確認してからサイドスタンド。
一通りチェックするが異常は見当たらない。ゆっくり発進、Uターンして自宅へと戻る。
「ここまで70kmって事は、無給油(エンジン停止無し)で帰宅できるはずだよな。」
信号の少ない田舎道を選んでの帰宅途中。屋根に丸い全方向カメラをつけたグーグルカー(ストリートビュー撮影用?)と出会う。
いつもの俺なら「うっは~凄え~」と追いかけるところだが、さすがに今日の俺にはそんな元気は無しだった。
予想通りエンジンを止める(止まる)ことなく無事帰宅する。さ~て、一息入れたら現状チェックするか。
★
まずはとにもかくにも電圧チェック。
■エンジン停止時のバッテリー端子間電圧は12.6V
■アイドリング時(←今回はなんとかセルが回った)で13.5V
電圧だけで言うとぎりぎり下限、許容範囲な感じではある。
何度か測って中間値を
次に充電器を繋いでみる。
最初は充電している様子だったが、2時間後に覗くと充電器は満充電の表示になっていた。
バッテリーが空からの充電としてこれは早すぎる。
念のため先同様の始動→停止を繰り返すと、これまた3回目にビー音&始動不能。やはり充電はされていなかった様子だった。
となると(どこからかの漏電による過放電とかレギュレーター不調による充電トラブルとかではなく)やはりバッテリーの寿命だろうか。
確かに同じ状況を誰かから相談されたとしたら「あ、それは要交換ですな、MFは突然死するって聞くし」とかしたり顔で答える状況ではあるのだけれど。
新車購入から丁度4年。距離は38500km。
後付けの電装系はETCとUSB電源。あとはLEDウインカー。
寿命だとすれば先代V-Max、隼と比べ結構早い気がするのだけれどどうだろう?
※一般的には「バッテリー寿命は3年」なのだけれど、これまでの下駄は結構高かった。
ともあれ、今の手持ちのツールでは充電できない(走れない)事がわかったので新しいバッテリーの手配が必要となる。
ならどんなバッテリーを購入しようか。隼の時には「安心のGS-YUASAを選択」と書いたのだけれど、実は最近流行のリチウム系バッテリーが気になって仕方ないんだよね。
※実はこのバッテリー上がりの前日、某所に何気に「そろそろバッテリー交換を考える時期」とか書き込んだばかりだった。
いやぁ、言霊って怖いねぇ…(ブルブル)
★
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