購入直後の画像を載せておきますか
■8年4か月という販売期間は長かったのか短かったのか
先日、ヤマハから多分最後になるVMAXオーナーズミーティングの案内があって、「それにしても8月で販売中止になっちゃうのに9月にミーティング開いてくれるなんてありがたい話だよなぁ」としみじみしてたのだけれど。
■VMAXオーナーズミーティング 女神湖を望む高原リゾートでの開催となるVMAXオーナーズミーティングのイベント情報
以前BLOGに書いたとおり、VMAX1700は2017年8月で国内販売が終了となる。
■春夏秋冬バイク紀行:VMAX1700 2017年8月で生産終了
■ヤマハ発動機サイト:2017年VMAX生産終了についてご案内
公的理由はユーロ4(&それに準拠する国内規定)に適合できないこと。なのでヨーロッパも同様に終了。
そしてユーロ4対象外の北米ではもうしばらく売られるかも?という希望的観測がないわけでもない。
※後日追記:アメリカでは2020年式も発売中
上に「公的理由は」と書いたのは、実質的には「売れなかったのでこの機に終了」なんだろうなと思うから。
2009年に1700が発表された時の年間国内販売予定台数が、確か800台。
だが、実際に800台売れたのは数年後ではないだろうか。
※あちこちでのいろいろな情報(謎)から類推。
では何故国内で台数が出なかったのだろうか?
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すぐ思いつくのは価格。だがオーナーの贔屓目を取っ払っても、220万円(税抜き)という値が高いとは思えない。
あの車格にしてあの装備。
発売当初はもちろん、昨今の他の新車と比較しても、むしろ安いんじゃないか?と思う。
このクラスの車両を新車で購入しようと思う層にとっては、この価格はあまり問題にならなかったのではないだろうか。
では何か?
勝手な想像ではあるのだけれど、車体の大きさや重さ、シート高など、構造的な部分の要因の占める割合はかなり大きかったように思う。
例えば足つき。
雑誌であれだけデカいデカい足が付かないと騒がれれば(そして試乗会で実際に跨ってみれば)体格・体力に自信の無い人が二の足を踏むのは仕方ない。
いくら「オプションでローダウンキットが用意されています!」と言われてもだ。
購入後のインプレにも書いたのだけれど、せめて日本だけでもシートを選択できるようにはできなかったのだろうか。
もしくは日本仕様はローシートが標準、そしてオプションでハイシートとか。
国内用のみエンジン出力を変えるくらいないなら、ハンドルも含めたトータルポジションにこそ日本仕様が必要だったように思う。
もとより日本仕様は、見えない部分にもこだわられたスペシャル仕様だったわけだから→vmaxwiki参照。
そしてその馬力。国内もなんとか200psで発売して欲しかった。
実際の走りでは9割がた影響なしとしても、このバイクを買う層が馬力を気にしないはずはない。
プレミア性を感じさせるバイクであればなおのこと。
事実、「国内は50psも下がってるじゃないか、それじゃ……」という話をあちこちで聞いたものだ。
これまた例え「アレとアレをナニすれば合法的200psになりますよ」の情報があったとしても。
わからないのは、海外から並行輸入された200ps仕様がそのまま日本で車検が通ったということ。
「なら何故?」というのは当時から大きな疑問だった。
メーカー的にいろいろ事情はあったと思うが、「日本でも最初から200psで出てれば市場は変わっていただろうな」の思いは今でも変わっていない。
★
さて、生産中止が決まったとはいえ、ヤマハが自ら至宝と称するVMAXという車両・名称をこのまま無くすということは考えにくい。
どのくらい後になるかは判らないが復活するはずだし、して欲しい。
とすればその時、どうなって欲しいのか・どうあるべきか、なんて事を勝手に考えてみるのだけれど。
★
まずはこれ。
イメージは1700的にプレミアムで行くか、先代1200的に庶民派でいくか。
念のため書いておくと、1200も海外発売された当時は高値の花のそのまた上の存在だった。
比較的手軽に買えるようになったのは、逆輸入が可能になり、かつ年数が経って大量の中古車が流通するようになってからの話だ。
#あと車検の軽減・自由化の影響もあるかな。
俺的希望としてはやはりプレミアモデル。
廉価版のVMAXなんてのは考えたくない。
だから値段のことは考えず、その時の最高の技術で作って欲しい。
先代同様、とにもかくにもハイパワー。
そして山でもくるくる回る。
デカくて重いのは仕方なし。
でも日本仕様のポジションは日本人にやさしくで。
そして、ここで思いついたのだ。
ヤマハには、デカくて重くても危なくない、取り回しOKな仕様があるじゃないかってね。
そう、それはMWT9的LMW (リーニングマルチホイール:前2輪でバンクする3輪車)
これならどんなにデカくなっても怖くない(はず)
多少荒れた場所だってがんがん走れる(はず)
転倒しないわけじゃないけど転倒しにくい(はず)
なんならバックギアだってつけられる(いりません)
まぁ、こればかりは実際にMWT9が世に出るまで本当のところはわからないのだけれど。
※後日追記:2018年にNIKEN(ナイケン)として発売開始
前2輪で派手なエアスクープの付いたVMAXというのも格好良さそうに思えるのだ。
ついでにエンジンも電動で……は、やっぱ内燃機関のV4エンジンだけは譲れないか(笑)
★
全体のイメージ・方向性はどうか。
SS風に持っていくなら、1400クラス+ターボorスーパーチャージャーとか。
Aモードで死ぬほど加速して、Bモードでまったり走れて。
ドラッガー・ビッグネイキッド・クルーザーの匂いを出すなら、2000ccで300kg未満。
見た目物凄い巨体でありながら、実はらくらく取り回し。
どうだろう?都合良すぎるだろうか。
だが最近のYZF-R1とかMT-10とかを見ていると、「結構できちゃうんじゃない?」と思うのだけれど。
そうそう、一番重要なデザインはまったく心配なし。
あのGKダイナミクスがVMAXの名前で創るバイクが格好悪いはずは無いのだから。
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さて、そんなこんなの勝手な妄想。
VMAX1700が販売中止になるのは寂しいことだが、いつか復活するであろう未来に期待するとしよう。
あ、もちろん俺は俺のVMAXにはまだまだ乗るわけで。
なんてったって購入してからまだ8年、走行距離は6万kmちょい。
バイク人生初の10万km走行はこのバイクになるはずだ。
ま、万が一にも手放す時が来たら、それはちゃんと動くうち・次の人がちゃんと乗れるうちに、というのは先代V-Maxあるいは隼の時と同じなのだけれど。
納車から8年、あっという間ですねぇ
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