■YAMAHA VMAX1700 オーナー編

 

タイヤに関するあれこれ、BT-028記

VMAX1700
特殊なタイヤではあるわけで

 

 

garage Ak!rA

 

<2020年3月>

そういえば書いてませんでした

 ふと「VMAXのタイヤに関する話ってサイトに書いたっけ?」と思ったのが運の尽き(?)

 ざっと見たけど書いてなさそうだったので(をい)一度まとめておくとしよう。


※以下はこれまでBLOGや他のコンテンツに書いてきた事のまとめであり、一部重複します。
※内容は表記のとおりBT-028についてのみ。他のタイヤは履いたことがない
ので評価できません。

銘柄・タイヤサイズ

 VMAX1700標準装着のタイヤ。ブリヂストン・BRIDGESTONE BT-028

 サイズは
・フロント:120/70 R18 59V TL
・リア:200/50 R18 76V TL

 フロントはともかく、リアはほぼVMAX1700専用サイズと言って良い。

 同サイズのリアタイヤを使うバイクはホンダのVT1300CX、あとハーレーの一部にあるとかないとか(よく知らない)

VMAX1700 リアタイヤ
200サイズの18インチ

 この為か、販売中にも関わらずBRIDGESTONEのタイヤパンフレットにBT-028は載っていない。知る人ぞ知るタイヤと化している。

※というか、BT-028にはFRともこのタイヤサイズしか存在していない。つまりVMAX1700専用の銘柄と言うことだ。

 ブリヂストン以外に同サイズが用意されているのは、
・DUNLOP SPORTMAX ROADSMART II
・METZELER ME888 Marathon Ultra

 ダンロップはともかく、メッツラーは明確にクルーザー・ツアラー用をうたっているので装着の際には意識する必要があるだろう。

 いずれにせよ購入の際には予約注文が必須となる。在庫のある店は皆無だからだ。
 「そろそろ交換かな……」と思ったら早めに問い合わせておくと安心できる。(自戒)

耐久性・交換時期・価格

 タイヤの減りは乗り方によるとして、馬力的にリアのセンターが減りがちになるのは仕方ないだろう。
 もちろんサイドの溝はたっぷりと余ったままだ。(俺の場合)

 そして何度か書いているが、俺はフロントが段減り気味になる。
 これはこれまで乗ってきたバイクでも同様なので、俺固有の問題だろうと思っている。

 とまぁ、フロントとリアで減りに多少の違いがあるとはいえその差は僅か。なのでこれまでの交換は全て前後同時に行ってきた。

 距離的には11,000kmプラスマイナスいう辺り。

 これらの数値は、かつて乗っていたGSX1300R隼と比べると1.5倍程度の耐久性といえる。
 「意外に持つんだな」と思うか「クルーザーとしてはちょっと短いな」と考えるかはオーナー次第だ。
※俺は前者

11000走行後
11,000km走るとこんな感じに

 購入・交換にあたっては、先のとおり、ほぼVMAX専用サイズなので安売りは無いと思って良い。(特にリア)
 タイヤはOPEN価格だが、実際的な交換費用はこれまた隼の1.5倍程度という辺りだろう。

※2020年現在の話。そして今後上がることはあっても下がる要素は無し orz

 「VMAXの維持費で一番かかるのはタイヤ代かも?」はこちらに書いたとおりという事で。
中古車購入時の注意・留意点記

 性能

 端的に言うと、「俺の腕だと何をしても大丈夫!」(はぁと)

 街中でも峠で振り回しても(当社比)雨の日のウエット性能もまったくをもって問題なし。

 サーキットだって大丈夫……だけどさすがに溶けるのは仕方なし。

サーキット走行後
2010年の富士スピードウェイ走行後。タイヤカスは乗り方が荒い証拠。

 乗り心地も上々で、多少減ってきてもその影響は小さい。

 これだけ車重と馬力のある車両でこんなに長く楽しくどこでも走れるのは、このタイヤの性能のおかげが大きいだろう。

 だから俺はうかつなタイヤに履き替えられないのだ。

 新しいもの好きとしてはいろいろ試したいところなのだけれど。

 設定・空気圧

 国内仕様VMAX1700の指定空気圧は、
・フロント:2.5kgf/cm2 (高速走行時は2.9kgf/cm2)
・リア:2.9kgf/cm2

※以下単位略、そしてkPaには未だ馴染めない俺。

 尚、高速走行時のフロント2.9は輸出仕様の指定圧と同じだったはず。
 なので前後2.9というのが、本来のVMAXの指定圧なのかなと考えている。

 俺の実際の設定値としては、
・高め時(高速道路的長距離移動)は、F2.6、R2.9
・低め時(街中・峠・真夏炎天下)は、F2.4、R2.6
 これをベースにプラスマイナス0.2と言う辺り。

 これでそこそこ楽しく走れている。

余談

 このBT-028、VMAX専用タイヤ(しつこい)だけに、心配なのは「いつまで販売され続けるのか?」ということだ。

 VMAX1700は2018年で国内での販売が終了済。ヨーロッパでも同様。
→VMAX1700の生産中止にあたって、とその後の話を勝手に記

 アメリカではまだ販売されている(2020年現在)のだけれど、これもいつまで続くかわからない。

 俺はまだまだ乗り続けるつもりなので、何年後かに「車体は元気なのにタイヤが無い!」な事態にならないよう、ブリヂストン、及び他タイヤメーカーに切にお願いしたいところである……
……ってか、前後18インチのSS車出そうよヤマハさん!(出ません)

 そしてもう一つ、市場に出る数が少ないタイヤで心配なのは製造日

 1ロット作ったら倉庫に積んでおいて、あとはそれを順次出荷とかになると、何年も前のタイヤを買う・履くハメにならないかなと。

 まぁ多少古くても実質的には問題ないだろうし、あったら出荷しないだろうし、メーカーの自主基準もあるから大丈夫なのだろうけれど、心理的なものとして。(心配性)

 ちなみに先日のタイヤ交換の際にこっそりチェックすると、フロントは1か月前、リアは3か月前と充分に新しいもので安心しましたとさ。

タイヤ製造日
タイヤの製造日チェックの方法は各自検索してください



 

 

 

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