■ツーリングレポート VMAX1700 福島

 

VMAXで行くうつくしま福島記


マスツーだと画像が少なくてですねぇ…(定番)

 

 

garage Ak!rA

 

<2016年10月8日>

朝から残念ではありますが

 早朝、ガレージのシャッターを開け、つい1時間前からパラパラ降りだした雨を恨めしげに眺めてみる。
 「そうだよな、やっぱり雨だよな」

 今日は3連休を利用して行くお泊り福島ツーリングの出発日。

 VMAXな連中で福島の3大ラインを走りに行こうというのにこの天模様、日帰りだったらきっと中止にしていたことだろう。(←幹事役)
 まぁ前々からいまひとつな予報なので覚悟はしている。そして、「遠くから来られている方はもっと大変なわけだからなあ」

 8時、自宅を出発。

 雨具は下だけでも誤魔化せそうな雰囲気だったが、面倒がらずにちゃんと上下を着ていくことにする。
 そしてそれは正解だったようで、程なく「ちゃんとした雨」になった。

 集合場所までは30分ほど。VMAXを停めたものの、ヘルメットを脱ぐと濡れるので被ったままで皆を待つ。
 「やれやれ、こんなことならちゃんと屋根のある場所を集合場所にするんだった」
※だがそんな場所に心当たりがあるかといえばそんな事もなく。

 路肩で一子相伝の「雨上がりの儀」を舞っているところへ、やまたろうさん、MAXMANさんが到着する。
 いやいや、こんな天候だというのにありがとうございます。(謝)

 そして関西からの刺客、MACKYさん、56号さんも到着。
 昨日わざわざ宇都宮までお越し頂いていたのに、夜お付き合いできずに申し訳ありませんでした(謝2)

 「バッテリーが飛びました!」というよりたろーさんからのメールを受け取り、これで全員の確認が終了となる。
 さて、んじゃま走り出しますか。空からは相変わらず雨が落ちてきているけどな!

 5台のVMAXで宇都宮市内をふるふると走り、矢板ICから東北道へ。
 本当は下道を使って那須の山で遊んでいくはずだったのだけれど、この路面状況では楽しめはずはない。なので高速でさくっと北上してしまうのだ。

 3連休初日にしては東北道の混雑はほどほどという感じ。路面も濡れているので慌てずまったりと走る。

 白河ICで高速を降り、面倒な市街地のスルーはスマホのナビ任せで。
 雨の中でも使える防水スマホ万歳。まぁケーブルで充電しながらだからちょい心配ではあるんだけど。(自己責任)

 甲子道路。
 那須側は直線とトンネルが続く。ここも晴れていれば連なる山々が綺麗なんだけど、今は白い霧に包まれていて…あ、でもちょい天気回復してきたんじゃない?

 道の駅しもごうで休憩。

 駐車場に入ると、なんと、雨があがったではないか。
 空はまだまだ雲で一杯だけれど、流れは速く一部には青空も見え隠れ。よーし、多くは望まないからもう少しだけ持ってくれよ。


路面ウエットなれど青空も

 国道121まで出て給油。
 走行距離はまだ130km前後だけれど純正15Lタンク組はちょい心配になる頃合なのだ。(一部カスタム20Lタンク組は平穏無事)

 出発。雨はなし、曇り継続。そして路面は次第に乾いてくる。「よーしよしよし」

 大内宿への到着は12時前というあたり。

 今日は決して「絶好の観光日和」ではない。にも関わらず大内宿は結構な賑わいだった。
 4輪駐車場が満車なのにも驚いたけれど、2輪駐車場にも30台からのバイクが。
 「いやぁ、物好きってのはいるんだねぇ…」(突っ込み待ち)


合羽が脱げて何より

 ぶらぶらと見て回る。
 高速道路を使った分、時間には余裕がある。慌てる必要はまったくなし。


大内宿は以前下見済みでもあって

 お昼ご飯はここ大内宿名物、本家「葱1本で蕎麦を食う」の店。

 正直興味半分で入ったのだけれど、蕎麦はしっかりとした味で量もたっぷりとあり、噂の葱も辛くなくて旨い。
 「うん、これはお勧めできるかも」
※でも食べるのにはやっぱ箸の方が楽。


噂の蕎麦到着


いただきましょう

 食後、せっかくだからと一番奥まで行って急な階段上ってヒーヒーいうまでがここでのお約束だ。


階段上って


ヒーヒー


そして焼きたて煎餅を食う
(撮影:56号氏)

 大内宿発、県道131北上。

 これまた面倒な会津若松の街中をスルーしようとナビを使う。だが妙に西へ案内されて…「これ、高速使うルートじゃねぇかよ!」
 ここまで来て高速使ってどうするんだと、皆に謝ってUターン。
 やっぱアレだな、スマホのナビは全体図確認しにくいのが難点なんだな…

 国道49沿いのコンビニで休憩。
 大内宿からここまで雨はパラッ程度だったが、北上したせいか気温が下がってきたような。熱いコーヒーが実に旨い。

 磐梯河東ICをスルーしてちょい走れば、その先が本日の峠道のメイン、磐梯山ゴールドラインの入り口だ。

 路面は若干濡れている程度。もちろん雨は降っておらず混雑もほぼ無し。
 よしよしと走る。時おり詰まる車も道を譲ってくれるのがありがたい。
 だが更に下がった気温にメッシュグローブの手が冷たくて…「そうだ、うちのVMAXにはグリップヒーターがあるじゃないか!」
 ヒーターオン。ああ温かい温かい。真冬意外にもこういう使い道があるんだねぇ。

 峠途中の見晴台。猪苗代湖の上に白いモヤがかかって美しい。んじゃま、記念撮影といきますかね。


路面はセミウエット


記念撮影

 見上げる山の頂上は既に真っ赤に染まっていた。そうだよな、この気温なんだものな。
 その先、峠の路肩でも紅葉が始まっていて綺麗なこと、あー、画像撮っておくんだったー(マスツーなので略)

 ゴールドラインの出口で一旦停止。ここでMACKYさんの落し物が発覚する。
 開いていたサイドボックスからインナーウエアが落ちていたらしく、56号さんと一緒にUターンして探しに行く。いいなぁもう一回峠を楽しめて(違)
※無事見つかりました。


空はようやく回復傾向に

 桧原湖南岸をぐるり回って裏磐梯の剣が峰。ここで本日のみ参加のMAXMANさんとはお別れになる。
 1日ウエット路面でしたけど、お付き合いありがとうございました~

 お泊り組の宿、ペンションへの到着は17時前。
 結局今日一日雨具は手放せなかったけれど、ポイントポイントで降らなかったおかげで覚悟していたよりは楽しめた気がする。
 ともあれ……「さー、風呂へ入ってくつろぐかー」

<2016年10月9日>

2日目がんばりましょう

 起床、そして外は雨。うー、これまた天気予報どおりか…

 朝食をもりもりと食べながら(またかよ)皆で検討する。

 9時には宿を出るはずだったのだけれど、これから先、時間の経過と共に天気は若干回復するらしい。ならばと出発を1時間遅らせることにする。
 なのでこの雨の中、きっちり集合時間に合わせて来てくれた本日参加のymaxさん、服乾かしながらゆっくりしていてくださいな。


 10時出発、まずは給油。純正15Lタンク組は(略)

 予報どおり天気は回復してきた。これなら天原台方面へ回っても大丈夫かな?


路面の濡れは半々な感じで

 県道2号を北上。
 桧原湖の湖畔では薄日も出ていたので期待したのだけれど、上の方は残念ながらガスに包まれていましたとさ。

 ゆるゆる上る峠道。俺も初めて来たのだけれど、噂の七曲りは確かに七曲だった。(なんじゃそりゃ)
 くねくね具合は日光の半月山的なもの、「これで路面がドライだったらねぇ…」

 40分ほどで到着した天原台はまさにロープウエイの発着場だった。そして駐車場のお兄さんに「VMAX恰好いいですね!」と言われ笑顔を返してみたりもする。


ここ、昔スキーで来たこと…なかったっけ?(忘)


ロープウエイ営業中

 Uターンして同じ道を戻る途中は、あちこち見物しながらゆっくりと。
 だがそれにしても前を走ってた3台バイクのグループ、いくらなんでもゆっくり走り過ぎだって。
※ここは晴れてる時にもう一度走りに来よう、うんうん


途中の滝とかも綺麗だし

 戻った桧原湖畔は、残念なことに朝とは違い霧の中だった。
 来る時とは逆の西岸を回るルート(県道64)を使ったのだけれど景色が残念。ここ、晴れてれば凄い綺麗なんだけどねぇ。

 道の駅裏磐梯で昼飯。
 ここでちゃんとした食事するのは初めてだったのだけれど、うーん、まぁ道の駅だからなぁ…

 気をとりなおして(?)湖をぐるっと回って磐梯吾妻レイクラインへ。
 霧は晴れて雨も無し。でも路面はウエットだから慌てず行くとしましょうか。
※と、走り屋4輪に引っ張ってもらったりする。レイクラインの下りもウエットだと気を使うねぇ…

 三連休中日ということもあるのだろう、以前交通整理のおっちゃんが「観光バスが来なくなってなぁ」とボヤいていた中津川渓谷のレストハウスには活気が戻っていた。
 乗用車多数、観光バスも2,3台。善哉善哉。


賑わいがあって何より


 磐梯吾妻スカイライン
 それっと上り始めてすぐ、初心者マークとレンタカーの事故現場に遭遇する。
 正面衝突っぽいからどちらかのオーバーランかな?ここ、路面が良くないから今日のような状況の時は特に注意しないとね。

 標高が更に上がり、気温もぐっと下がる。(多分1桁)
 加えて強くなってきた風に、グリップヒーターのレベルを2に上げる。それにしてもメッシュグローブしか持ってきていないのは失敗だったな。
#それでも走れるグリップヒータ凄ぇ

 浄土平
 一時期無料だった駐車場は有料に戻っていた。
 そのせいか車の入りは7割というあたり。これまた熱い缶コーヒーが旨い。

 この辺りの紅葉は始まったばかりという感じ。曇り空ではあるけれど色の変わりかけた木々が綺麗だった。


人出多数


この画像の前、風で某氏の手袋が飛ばされ大騒ぎに
(無事見つかりました)

 この先、下りはゆっくりと。
 街中に出たらとにかく給油。純正15L組は(略)

 ここでやまたろうさん、ymaxさんともお別れになる。
 いや、ありがとうございました。天気はもう大丈夫だと思いますが気をつけて帰ってくださいな。


救急車も給油するんですね(当然)


お疲れさまでしたー

 宿泊組みは飯坂温泉へ。ここで何故か四輪車で現れたこたろーさんと合流する。

 「さー、風呂へ入ってくつろぐかー」(再)


<2016年10月10日>

すいませんすいません

 あけて翌日。
 天気予報では昨日までと一転した青空が…のはずが、まだまだ空には雲が多い。でもま、雨でないだけでも充分かな。

 本来今日がツーリングの3日目となる。だが個人的にいろいろあって俺はここで離脱させていただくことに。
 いや、幹事役なのにまことにすいません。そして昨日一昨日と慌しい先導ですいませんでした>ALL

 皆と別れて一人高速へ。さー、がーっと帰るぞー!

 がーっと走る。天気は思っていたほど良くはないが、気温は丁度いい感じ。
 長短レイヤードTシャツの上にベンチ全閉めの夏ジャケで実に気持ち良い。
 そしてベンチレーションが閉めてあると、高速域でもバタつかず快適な事にあらためて気づく。

 安達太良SAで急いで土産を調達して、安積PAで給油。
 あとは一気にがーっと(再)

 自宅到着は丁度お昼。
 個人的用件をいろいろと片付けたら、久しぶりにVMAXを丸洗いしてやるか。何しろ泥ドロになっちゃったからなぁ!


総括

 …というわけで、今回は5割雨5割曇り路面は9割ウエットという久しぶりに太陽の見えないツーリングになりました。

 こんな天候にもかかわらず参加してくれた各位には感謝感謝。
 そして繰り返しになりますが、つたない先導まことに申し訳ありませんでした。でもこれに懲りずにまたよろしくねっ(はぁと)

 福島の山の上はすっかり秋…というか初冬の雰囲気も。
 何も考えず夏の格好+αで行ったのは失敗ですね。これでグリップヒーターがなかったらどうなっていたことやら。

 さて、次は何時行けるかな?
 次こそ快晴の福島のワィンディングを楽しみたいものです(笑)


給油に寄った福島のGSの看板娘にベタ惚れされました
但し本当に娘だったかどうかは確認していません。


3日間の走行距離:ざっくり700kmくらい?
本日の教訓:なんにしても装備は重要ですな

 

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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