(撮影:ODEON氏)
■お集まりいただきました
きっかけはいつぞやの千葉オフの夜だった。
居酒屋で酔っぱらっての四方山話。
「そーいえば宇都宮にデカ盛りで安い蕎麦屋があるンすよー」と語ったら、「んじゃ一度そこで蕎麦オフを」という話になった。
うむ、せっかく宇都宮まで来ていただけるのであれば蕎麦だけではもったいない。
軽く鬼怒川の河原でもご案内しようではありませんか。
★
当日朝は気温良好、天候薄曇り。セローで鬼怒川近くのコンビニに到着したのは9時過ぎという辺り。
集合時刻は10時なので油断(?)していたら、既にふくろうさんが到着済みだった。
ふくろうさんは千葉オフには参加していなかったけれど、先週のいろは坂チャレンジ(←自転車で)の際に話をしたら「んじゃ是非に」とわざわざ埼玉から来てくれたのだ。
「おお、これが噂の2ストKTMですか、そして格好が本気モードですな!」
#こちらの恰好はお気楽流しモードで申し訳ない。
##でも来る途中の下見でハードコースに迷い込んでしまい、既にセローともども泥まみれだったりするんだな。
定刻前、お馴染みODEONさん(シェルパ)、haruさん(ツーリングセロー)到着。
今日はこの4台で。
んじゃぼちぼち行きますか。んでもまっすぐ蕎麦屋に行くと早すぎるので、近場の河原で遊んでから。
いかん、haruさんセローが映ってない
★
鬼怒川の河原、以前はトライアル的お遊びのできた場所。
今はほとんど均されてしまい遊べる部分は大幅に減ったのだけれど、それでも一部上ったり下ったり回ったりと楽しめる。
そして一見簡単そうな場所も油断厳禁、見えない窪みに水が溜まってドロドロだったりするんだよね。
※朝下見に来てハマっちゃったのがここ。
それそれと走り回る。
ふくろうさんが元気にハードポイント(?)へと突っ込んでいったので後を追う。
前から聞こえるパラパラという軽い2ストの排気音。それが藪を曲がるとともにふと消えた。「お、これはもしや?」
続いて曲がった先では……案の定、デカい水たまりにKTMが水没していましたとさ。
残念だったのは、こちらがカメラ(スマホ)を出しているうちに水から引き揚げてしまったこと。
「だーかーらー、画像撮るまでは動くなってあれほど!」【酷】
※バズり画像を撮り損ねたので「朝一からウエアが濡れると凹むよね!」と明るく慰めておきました。
水没なう
はい復活
賢く(?)乾地で遊んでいた他2人と合流。ひとしきり遊んだところで、4台で対岸へと渡るべく細い橋へ。
俺のBLOGにも時々出てくるこの橋。雰囲気あって好きなんですよ。
遊んだ遊んだ
インスタ映えは無理でした
対岸で「巨大建造物っていいよね」と水門を眺めて。
その先は河原から土手へ、土手から一般道を経由してまた土手へ。
できるだけ不整地路を走れるようなルートを選んで川沿いに北上する。
4台という台数&腕が安心メンバーなので、ここと決めたら躊躇なく入っていって問題なし。
時期的に混んでるかな?と心配した河川敷公園的場所も、思ったより人出が少なく安心して走ることができた。
※あーでもダートへはもう2、3本多く入れたかもなんだよな、道を細かく選べばさ。
先の泥を落とすべく洗車中
★
蕎麦屋への到着は11:30am
「すいません、テーブル席でお願いします、いや、ちょっと尻が濡れている人がいてですね……」
お目当ての蕎麦は相変わらずの大盛だった。のはいいのだけれど、値段が激上げされていた。
んー、残念。この値段だと「安くて大盛!」とは言えないかもな。まぁそれでも普通のお洒落蕎麦屋に比べれば充分にお手頃価格なんだけどさ。
イタダキマス
全部平らげてコーヒーまで飲んでご馳走様。さて、んじゃ腹ごなしに河原北上を続けますか。
★
鬼怒川沿い。満々と水が流れる用水路横を抜けて行くダート路。
えんやら走る……と、後ろが付いてこない。
「このメンバーがトラブるような場所じゃないけど?」と首をかしげながらUターン。
後で停まる2台と、更に戻っていく1台。
聞けば、走るODEONさんシェルパ搭載BOXの蓋が開き、中の品物が次々と吹っ飛び、それを後のharuさんが拾いながら追いかけるというプレー(?)をしていたらしい。
※こういうプレーを「三枚のお札」様呪的逃走と言います。(言いません)
拾いきれなかった品物を探しに行くODEONさんの背中が切なげだ。
そういえばこの蓋、以前も外れてツーリング途中から新聞紙に化けたことがありましたよねぇ。
「あの辺りで落ちたと思うんですけどね……」
★
拾うものを拾い、諦めるものを諦めたら、その先はお馴染み河原20kmダート。 「さー、気分アゲて行っきまっすよー」
だーっと走る。(ダートだけに←基本)
川の右岸と左岸を切り替えながら北上する。
先頭が俺、次がふくろうさん。そしてこのタイヤが凶悪なのでその後ろは結構な砂煙。
ま、ルートの見通しはいいし、このメンツなら多少離れても心配はしなくて大丈夫っと。
※後からは「砂煙の方向に走ればOK」と認識されていたらしい。
休憩に入った農産物直売所の駐車場でぐびぐびと水分補給&ざぶざぶと顔を洗う。(ホコリ)
その先、しばらく続く舗装路はまったり走って、到着したのが石切場跡地の丘下だ。
★
この場所へはソロで2~3度訪れている。
丘の上まで行くととても景色が良いのだけれど、登るまでが結構大変。
エントリー路は岩ガレガレのシングルトラック。年々荒れてきているし、今の時期は両側がぼうぼうの草藪なのだ。
どうかな?と途中まで徒歩で確認してみる。うん、まぁ行けるんじゃない?
それっと突っ込む。
2輪2足が使えるセローはこういう場所で本当に強い。スーパーローのギア比も相まって俺の腕でもぐいぐい登る。
あーでもエアはもうちょい落としておくんだったかな?
登る途中、エントリー路の前が藪に塞がれていて慌てたが、横に折れてスイッチバック的に登るルートがあった。そしてその先にまたスイッチバック。
うぐぐ、ここ、路面が傾いた1枚岩で滑りそう&滑ったら結構ヤバそうだぞ……(帰りの画像参照)
えいやと登る。ヒルクライムはとにかく強気で折れない心が大切なのだ!(多分ね)
ヒーヒー言いながら最初の広場までと登って一息つく。うはー、神経使ったわ。
皆も無事に登攀完了。いやー、セローとシェルパはともかくとして、KTMは大変だったでしょ。
丘の上には4名程の先客あり。(もちろん徒歩)
カメラを掲げているから風景撮影かな?ここ、景色良いですものねぇ。
三脚を抱えて降りてきたおじさま・おばさま方と笑顔ですれ違う。
他に客は……いないか。よーし、ならここから独占だー
★
広場はその上、またその上、更に……と段々畑状に続いている。
1枚1枚登って行く。
バイクで無理なく上がれのはこの辺りまでか?という場所でヘルメットを脱ぐ。
「おー、やっぱ景色いいなー」
崖っぷち(物理的)にバイクを停めて下を眺める。見渡す川と水田地帯が絶景だ。
いえ~い(昭和)
せっかくなのでギリまで寄せました
下はこんな雰囲気で
1つ下の広場から見上げると、断崖絶壁の上に置かれたバイクと人影が格好良い。
「ポーズを決めて、後ろに爆破の火炎とか似合いそうだよねぇ」
なので勝手に「戦隊ヒーローが丘」と名付けましたとさ。
※ワイシャツブルー!蓋無しブラウン!びしょ濡れオレンジ!そして……腱鞘炎グリーン!(なんじゃそりゃ)
故西城秀樹氏に敬意を表してのYMCA (Aは下で俺が)
ひととおり遊びまわり、「んじゃ草の少ない冬にまた来ましょう」と丘を下る……
……と、簡単に書いてるけど、下りは上りより危ない・怖いんだってば!
この角度と荒れ具合、画像だとなかなか伝わらないんですよねぇ
下はこんなガサガサだし
(撮影:ODEON氏)
★
帰り道。試しにと入った林間ダートが抜けていて、舗装路ルートが短縮できてにんまり。
今度は河原を南下する。もちろん同じじゃつまらないので来る時とは別のルート。
土手を走って河原へ降りて、行き止まったら土手へ復帰して、倫理的にアレな所は押して歩いて。
※あーでもダートへはもう2、3本多く入れたかも(略)
国道4号が鬼怒川を渡る橋が見えてきたあたりで最後の休憩。
わいわいやりながら、ふくろうさんのKTMに乗せてもらう。
うはは、2ストのレスポンスはやっぱ楽しいわ。これで両足のつま先だけでも着くなら考えてやってもいいんだよ!(何をだよ)
#ちなみにつま先どころかサイドスタンドすら出せず。
★
今日はここで解散となる。
走行距離は、集合~解散でわずか100kmと短いもの。
蕎麦メインで集まったとはいえ、コースを考えた時には「短いかな?時間持てあますかな?」と思ったのだけれど、実際走ってみると結構お腹がいっぱいに。(比喩)
路面も7割がたは不整地だったし、うん、そこそこ濃いコースだったかもしれません。
※あーでもダートへはもう2、3本(略)
自宅へ戻るふくろうさんと、(宿泊する)宇都宮市内のホテルへ向かうODEONさんharuさんを見送ったのは、3:30pm過ぎと早い時間。
何故早めの解散かというと、「そりゃもう、早い時間から飲みたいからに決まってるでしょ!」
宿泊組でかんぱ~い。(5時から)
★
■今日の走行距離:100kmくらい(集合~解散) 総給油回数:1回
■今日の教訓:マスツーも楽しいぞぉ!
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
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