■ツーリングレポート VMAX1700 山梨

 

YAMAHA Motorcycle Day 2022
&忍野八海ぶらぶら記

YAMAHA Motorcycle Day 2022&忍野八海ぶらぶら記
遊んだ遊んだ……

 

 

garage Ak!rA

 

<2022年10月22日>

3年ぶりですね

 今年、ヤマハモーターサイクルデイが開催されるという。

 メーカー主催のヤマハ車オーナー向けイベントで、前回開催はコロナ禍前の2019年
 3年ぶりだけに出かけないという選択肢はない。同時にVMAX1700仲間のお泊りミーティングも計画されているとなれば尚更だ。

 会場は前回同様、富士山の北側、山梨県のふじてんリゾート。
 場所は同じだが前回は9月で秋というにはまだ早い時期。今回は10月も中旬だし、雰囲気は変わっていることだろう。

 幸いにして、天気予報は一週間前から「土日とも晴れだよ!」で変わりなし。
 「そうだよなぁ、あの雨男人が来られないって言ってたからなぁ」

 朝7時前、ガレージのシャッターをガラガラと開けてVMAXを引っ張り出す。

 気温は11~12度とやはり前回出発時より大分低い。時間的には2時間後なのだけれどね。

気温11-12度
ここへきて朝晩急に冷え込むようになりました

 服装は(イベントなので)当然革ジャン。その下にプロテクタジャケット、その下にワッフルシャツとロンT。
 これまた前回より1.5枚多いけれど、この気温なら多分丁度良いはずだ。

 軽い暖機の後走り出す。

 先のとおり、会場は富士山の北側、山梨県。
 圏央道経由のルートだから五霞までは国道4号で行くのが定番なのだけれど、今日は宇都宮上三川ICから北関東道に上がってしまう。二輪車定率割り万歳。

 北関東道から東北道。混雑という程ではないが車はそこそこ走っている。

 VMAXはいつものとおり快調で「何も・問題は・無し」
 ブリブリゴウゴウと(?)走ってくれる。そろそろ8万kmだけど、俺的にはまだまだ新車感覚なんだよな。

 気温は相変わらず低めだが、ウエアとばっちり合っていて実に気持ちが良い。そして革ジャン+フルフェイスだと速度感が希薄、周囲に気を使いながら走る。
#気を使いながら:主として地味なセダンに。

 佐野藤岡ICを過ぎて気づく。「そうだ、東北道はこの辺りから120km/h規制に変ったんだわ」

 新東名に続きあちこちで始まった制限速度120km/h。なるほど路肩の標識には「120」の文字があった。
 周囲のペースもこれまでよりは上がってるかも。でもまぁ俺はいつものペースというこで。
#但しいつものペースが120とは言ってない

 東北道から圏央道へと乗り換えて、これまたいつもどおり菖蒲PAで給油する。
 本休憩はその先の狭山PA。ここのコーヒースタンドで種類選んでフルーツサンドと一緒に頂くのがこれまた最近の定番というかお楽しみなのだ。
 「今日選んだ炭焼珈琲、意外に軽くて旨いな」

コーヒースタンド
炭焼珈琲は丁度中庸の位置

コーヒー
おいしゅうございました

 圏央道は八王子が近づくとさすがに混雑が増えてきた。

 サイドケースを積んでいて幅が広い影響もあり、ここまでのようなブリブリゴウゴウとはいかず、ゆらゆらと(?)走る。それでも…… 
 「ええい、だからそこのBMW!行かないのなら前を空けんか!」

 中央道に乗り換え、ひたひたと走って大月線に再乗り換え。やっと減った車にブリブリゴウゴウを再開する。

 河口湖ICで降りて国道沿いでの念のための給油も前回同様。あとはGoogle様にお願いしてっと。

 「ありゃ?こんなところでバイク事故だわ。場所・車種的に同じ目的地への人かもなぁ」
※サポーターが大勢いたのでスルーさせていただきました。

 現地着は11時前と予定通り。係員の方に促され中へと入る。

 開場から時間が経っているので舗装の駐車場は満車だった。
 案内された砂利の駐車場にVMAXを進ませる。「よかよか、この程度の砂利なんて毛無峠に比べれば全然よかよか」

 しっかりとVMAXを停めて一安心。
 ちょい雲は厚くなったけれど、さすがに朝よりは気温が上がっている。ワッフルシャツは脱いでバイクに置いていくとしよう。

砂利駐車場
砂利駐車場も満車に近く

舗装駐車場
こちらが舗装駐車場(の一部)

 ここまでの道筋&駐車場の混み具合から予想はしていたけれど、会場は結構な人出だった。

 入場はもちろん無料。そして前もってエントリーしておいた会員証をスマホで表示すると記念品がもらえる……の手続きに手間取りあたふたする。
 「すいません、俺、この手の機械って苦手でして……」(をい)

記念品
なんとか貰えた除菌スプレーと記念のステッカー(兼抽選券)

 ひやひやと(?)中を見て回る。

 イベントのテント、ヤマハ車の展示、ショップの出店にもちろん食べ物屋と見て歩くモノには事欠かない。
 「にしてもアンケートの類も何もかも全部QRコードかよ!俺みたいに機械苦手の人はどうするんだよ!」(コラ)

会場内
結構な人出でしょ?

AX41
そんな中、ブリヂストンAX41のパターン眺めとか

ハンドガード
MT09/SPのハンドガード観察とか

NIKEN
ナイケンのハンドル幅確認とか

お土産
いろいろ貰ったけどしまうところないぞとか

ナビタイム
なのでアンケートに答えてバッグ貰ったよとか

 イベント的に気になったのが、「ヤマハの手」

 大人気で「待ち時間〇分」の札が出るほど。技術展示のようでとても興味があったのだけれど、混雑&時間の都合で観られなかった。残念。

ヤマハの手
それはもうな人気でした

 展示バイクには「初公開!」的なものは無かったのだけれど、俺的に気になったのがこちらの三輪バイク「TMW」

TMW
フロントに変なコード付いてるなとは思いましたが

 なんとハイブリッドの三輪駆動。
 前二輪(LMW)が電動(インホイールモーター)で、リアがエンジン駆動(TW200ベース)という変態仕様(誉め言葉)
 「実験部の有志で作成したプロト車両提案モデル」とのことで、そこここにゴリゴリ走った跡が付いていた。
 「面白いよなぁ、バギーとはまたジャンルが違うものな」

 「今のところ市販予定はありません。」のキャプションがあったけど、さてさて。

トリタウン
TRITOWNのNO20仕様もありました
(こちらはピカピカ)

 そうそう、忘れずメッセージボードに「VMAX復活待ってます!」と書き込みをっと。

メッセージボード
なんとか隙間を見つけて書き込みました

 昼飯は出店のからあげ丼をモゴモゴやり、VMAX仲間との落ち合いにも無事成功。

 皆でわいわいやりながら再度会場を見て回る。
 その後、恒例の抽選会は恒例のハズレということで。

会場
多少減ってきたけどまだこの人出

抽選会
抽選会の商品は多かったけれどもちろんハズレ
(この手の運は一切無し)

 それではとあらためてVMAXな連中で集まって、これまた3年ぶりにいつものカメラマンさんに集合写真をお願いする。

 「もっと派手にアピールを!」って言われたけど、いや、平均年齢が上がってまして。

VMAX1700
恒例、正規の画像を撮る前を撮る画像

 日が傾く前、ヤマハの方々に見送られて会場を出る。
 「ありがとうございました!来年の開催もどうかよろしくお願いします!」(望)

 16時、市街にある今宵のホテルに到着。VMAXも屋根下に停められて一安心。

 そしてその夜は、これまた3年ぶりにVMAX連のお食事会が時世を反映して慎ましやかに行われましたとさ。

VMAX
帰る頃になって雲が取れてきたりとか
ま、その分明日は良い天気になるはずです

<2022年10月23日>

行ったことのない場所へ

 翌朝、ホテルの食堂で朝食バイキングを平らげ、外へと出る。
 「おお、今日は綺麗に晴れてるな。富士山が良く見えるわ」

富士山
北側からの富士山がはっきりくっきり
さすがにまだ雪は無い……と思ったら、この二日後には真っ白になったのだとか

 ゆっくり準備しての出発は9時前。昨日よりは大分高い気温に今日は朝からワッフルシャツの出番は無し。

 VMAX仲間に手を振って一人駐車場を出る。
 さて、せっかく山梨まで来たのだから観光していかなければ!(使命感)

 昨夜、地図を見ていて目についたのが「忍野八海」(おしのはっかい)だった。
#最初「しのぶのはっかい」と読んだのは秘密。

天然記念物である「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。
富士信仰の古跡霊場や富士道者の禊ぎの場の歴史や伝説、 富士山域を背景とした風致の優れた水景を保有する「忍野八海」は、世界遺産富士山の構成資産の一部として認定されました。
「百聞は一見に如かず」その厳かで神秘的な湧水池に訪ねてみてください。

忍野町公式観光ホームページより

 有名でTV番組でよく見る場所だけれど行ったことはない。
 宿からすぐの場所だし、覗いてくるとしよう。

 30分とかからず現地に到着「さて、どこに停めようか」

 観光地だけに駐車場は多く「うちの店(土産屋)を使ってくれれば無料」的な場所もあったけれど、バイクだし、専用駐車場が無難だろう。

 大きな駐車場にVMAXを停め管理所へ。
※ちなみに二輪車の駐車場代は200円

 駐車場のおじさんに「初めてかい?」と聞かれ、うなづくと案内図をくれた。

 結果的にこれが正解。忍野八海はそんなに広くないエリアだしそこここに案内板はあるのだけれど、実際に歩くと全体像が判りにくい。
 手元に地図があるとないとでは歩く距離が大分違いそうだ。

駐車場
広い駐車場の上には素敵な青空が(そして富士山)

忍野八海
では歩きましょう

 地図を見ながら歩き出す。

 まだ早い時間なのだけれどそこそこの数の観光客が。目立つのは外国からのお客様グループ。

 「ああ、それにしてもいい天気だな、気温も丁度良いわ」(というか少し暑いほど)

 先のとおり、忍野八海は池やら沼やらが見どころだ。
 手前から順に覗いていこう。

お釜池
お釜池、小さくて湖面が綺麗だけど、よく見るととても深い

銚子池
銚子池、こちらは深さはさほどじゃないけど……

魚
……魚が多数

濁池
濁池は全然濁ってないけど流れあり

湧池
湧池、ここが忍野八海的にはメインのはず……

硬貨禁止
……なので極めて日本人的な看板も

 この湧池付近がエリアの中央なのだろう。

 大きな売店があり(忍野八海的には番外だけれど)綺麗な池があって、それを見るにはこの売店を通るしかないというなかなかの戦法だった。

売店全景
中央が番外の池(中池)奥から左手が売店

丸池
深さはなんと8Mとか

 この術中にまんまとハマり、お試しサイズのシャインマスカットを買って食べる。

 ふむ、俺、このぶどうがシャインマスカットって呼ばれるようになってから初めて食べるかも。土産に買って帰るか後で考えよう。

シャインマスカット
おいしゅうございました

 その先にも池が二つ。
 ぐるぐると観て回り、せっかくなのでその先の浅間神社にも参拝する。

鏡池
鏡池は条件が良ければその名のとおり富士山が映ったりするんだろうか
(今日は微風あり&ちょい濁り)

菖蒲池
菖蒲池はちょい雰囲気が変わって田舎の沼風

浅間神社
すぐ先にある浅間神社

吐水口
格好いい吐水口

 神社から戻る途中、来る時気になっていた民家前の出店を覗いてみる。

 さりげなく並べられているのは先ほど食べたシャインマスカット、これが意外なほど安い。先の売店と比べてもかなりお買い得に思える。
 話を聞くと、売り手のおばちゃんが自分で作っているそうだ。
 「バイクだからなぁ、箱でもあれば……」と言うと、自宅から小箱を持ってきてくれた。
 「おばちゃんありがとう!んじゃ買おうと思ってたのより1つ大きな奴を頂くわ!」

※そしてそんなやりとりをしている俺の周りにはいつの間にか大勢の客が。さっきまでは閑散としていたんだけどな、久しぶりに俺のスタンド「The Zasikid」(能力:客集め)が発動したか。

 「オラオラオラオラオラオラオラァッ!」と先の売店まで戻って人の多さに驚く。
 1時間前に比べ3倍くらいになっているんじゃなかろうか、こりゃぁ早めに来て見て回って正解だったわ。

富士山
まぁこの天気だしねぇ

 そうだそうだと宿で貰ったGOGOチケット現地クーポン券も忘れず使って観光完了。さー帰るぞー!

 これまた満車になっていた駐車場に驚き、サイドケースから取り出した荷物をシートに積みなおし、できたスペースに雨具をクッションにしてブドウの箱を突っ込んで。
 「よし、VMAX発進!」

 帰りのルートは来るときと同じ。
 大月線をうっひょーっと走り、中央道談合坂SAでトイレ休憩。頭の中で電卓叩いて「吹っ飛んで走っても菖蒲までは持つ」

 吹っ飛んで走って圏央道。
 「ええい、だからそこのBMW!行かないのなら前を(略)

 菖蒲PAでの昼食はカレーうどんで食後にコーヒーとハロウィン的かぼちゃパン。

 満タンキメたVMAXで、東北道の120km/hエリアを輪をかけてうっひょーと……ではなく、地味なクラウンを避けながら走って。
 北関東道から国道4号。定例給油の後、無事帰着っと。

 「よーし、遊んだ遊んだ。VMAXのフロントはぶつかってきた蟲でアレになってるけど、その他は特に汚れ無し。んじゃ洗車はまた後で!」

……というわけで 今回も無事二日間楽しく走りきることができましたとさ。

 モーターサイクルデイは是非今後も継続していただきたいところ。
 そしてVMAXな連中も変わりがなくて何よりで。コロナが落ち着けばまたいろいろできることでしょう。

 忍野八海には今回入らなかった施設とかお店があるし、もう一回行ってもいいかな?
 あの辺り、他にも見るべきところがまだまだありそうですしねぇ。

 「さーて、VMAXもそろそろ8万kmだし、メンテもいろいろ考えておかないとなぁ!」

2日間の走行距離:480km 給油回数:4回
今回の教訓:まだまだ走るよ!

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。




 

ツーリング紀行へ戻る ツーリング紀行へ戻る