☆ これまでの ☆
バイク紀行
その5
(2000/1~2000/12)
<2000年12月下旬のある日>
【V-Max】
・・・という訳でバッテリ~を外す事にする(笑)
相変らずMAXのバッテリの取り外しは面倒くさい。シートを外して電送系のコイルを外すところまでは仕方ないとしても、垂直に設えられたボックスに収まったク○重いバッテリーを引っ張り出すのは一苦労だ。
今回はバッテリーのリブ部をバイスクリップで挟んでどうにかこうにか持ち上げる。
本当はバッテリー自体をガムテープで一巻きして(端を出して)おくと取り外しが簡単にできのだが、前回の格納時に忘れていたのだ。今度は忘れないようにしておこう。
外したバッテリーは部屋へと持ち込む。
購入からは丁度2年、そろそろ換え時かもしれないけれど・・・もうちょっと頑張ってもらおうかな。
<本日の走行距離=0マイル><本日の教訓=これで盗難の心配もなくなる・・・か?>
<2000年12月中旬のある日>
【V-Max】
V-Maxのメーリングリストに「集会やるよ」との通達が載ったのは先月末、場所はまたまたライコランド埼玉店だ(笑)
ライコには先週行ったばかりだし欲しいものは特に無いのだけれど、久しぶりのオフ会ということで懐かしい顔が集まる事だろう。どれ、顔だけでも出しに行ってみますか(笑)
前日たっぷりと時間をかけて磨き上げたMAXに跨り自宅を出る。
先週と同じ格好で出発したのだが、今日は日差しはあるものの気温が低い。カウルのついていないV-Maxは寒風が身に凍みる(笑)
走り出して早々、国道4号線沿いのコンビニ駐車場に緊急退避する。持参のオーバーパンツを履き、グローブをウインター用に替える。う~む、12月も中旬だものなあ。
ライコ着いたのはお昼前、既に駐車場の一部はV-Max専用と化していた(笑)
お馴染みの方とどもどもと挨拶する。今日は30台以上の参加者があるらしい。
今日はライコランドも年末セール中という事で一般客(?)も大勢、こりゃぁこれから混んでくるんだろうなら・・・
案の定、混雑の度合いを増してきた駐車場で、何故か(V-Maxにはまったく関係無い)EGG-Fさん、カラテカさん、カクチさん、B.W&いずらん夫妻などとも合流する。皆セール目当てにやってきたらしい。
自分はといえば自宅に届いていた500円割引券&5%割引券を忘れてきた事に気付きちょっとブルー(笑)、ま、いっか、今日は顔見せだけのつもりだったし
店内をあれこれ見物し、駐車場であれこれ世間話。 V-Maxの集まりの方は参加者が多すぎて誰が誰やら状態(笑)もう少し人数が少なければ近隣のファミリーレストランあたりで親交を深める事も出来そうだけど…この人数じゃなあ…
夕刻解散。帰り道、日が落ちた国道はなお一層の冷え込みとなり、オーバーパンツの有難みをつくづくと感じさせられる。
これだけ冷え込む様になってきたんだものな、そろそろバッテリーを外して保管しなくては・・・
<本日の走行距離=約140マイル=約224km><本日の教訓=冬も本番ですなあ・・・>
<2000年12月上旬のある日>
【V-Max】
先月末より冬らしい寒い日が続く。空は晴天、寒い寒いと騒ぎながらもV-Maxで市内をうろつき回る。
ヘルメットをフルフェイスにし、ジャケットとグローブも冬物を使う。日中と言う事でさすがにオーバーパンツは穿かないけれど、完全に耐寒仕様の格好だ。
リアサスを交換したV-Maxの動きは軽い。気分的な面もあるのかもしれないが、ギャップ通過、車線変更、高速走行(笑)等の動きが実にスムーズに行える。やはり元のサスは相当ヘタっていたに違いない、あれだけ緊張していた高速レーンチェンジが何も考えずに行えるのだから・・・
飯を食い、本屋を覗き、ホームセンターをひやかす。
日が傾かないうちに…と帰宅する。寒くなるにつれ、バイクに乗る時間はどうしても減ってしまう。ま、その分ガレージでメンテしてやる時間は増えるのだけれど。
<本日の走行距離=約50マイル=約80km><本日の教訓=Gパン1枚だと寒さが膝に・・・>
<2000年11月中旬のある日>
【隼】
週末、隼に跨り国道を走る。服装はGパンにフリース、その上にMA-1を纏っただけの軽装だ。
比較的暖かとはいえ11月も中旬、襟元や袖口からは情け容赦のない冷風が吹き込んでくる。何故こんな軽装で走るかといえば・・・「帰りはバイクじゃないから」(笑)
今日は隼のリコール処理にショップへ向かうのだ。カムテンショナー交換という大作業のためバイクは一時預かりとなる。代車というのもナニなので(笑)帰りの足は電車を使う。こんな時ブーツにライディングジャケットなんかだと途中で寄り道出来ないしね。
ショップに隼を預け、ついでに先日来気になっていたスロットルポジションセンサーの調整もお願いする。
6000kmでスリップサインが出たリアタイヤの耐久性は「まぁこんなもんでしょう」とのこと。念の為聞いてみた隼専用タイヤ(BT56SSのスペシャル)の価格は・・・う~ん、やっぱり(爆)
バイクと共にヘルメットを預け、JRの駅までショップの方に送っていただく。考えてみれば電車に乗るのって久しぶり、せっかくだから途中下車して映画館へでも寄っていこうか。
<本日の走行距離=約40km><本日の教訓=帽子も忘れずに持参しましょう>
<2000年11月上旬のある日>
【V-Max】
からりと晴れあがった休日の朝、これだけの上天気に家でじっとしていたらバチがあたる。ちょい乗りにでも出かけるとしよう。
もこもこと冬ジャケットを着込み、ガレージからMAXを引っ張り出す。
エア圧を確認し出発。こう寒暖の差が激しいと、空気圧にはついつい気を使ってしまう。
フロントタイヤ&ベアリングを交換したV-Maxはまさに絶好調。相変らずパワフルなエンジンに加えて、すばらしく滑らかに回るフロントタイヤ、交差点での倒し込みも実にスムーズ。う~ん、やっぱり新しいタイヤはいいねえ・・・
わざと遠回りして行った馴染みの喫茶店で早めの昼食、帰りもまた遠回りして帰ろう。
通る人もいない農道で加速を試し、田舎のワィンディングを流して走る。ああ~気持ちいい・・・
途中のGSでガソリンを満タンにしてから帰宅、さて、未だ早い時間だ、ガレージの掃除でもしてやるか。
<本日の走行距離=約60マイル=約96km><本日の教訓=冬ジャケットが似合う季節になってきました>
<2000年10月中旬のある日>
【隼】
秋も深まってきたとある週末、そろそろ山が赤く染まりはじめるころだ。
紅葉見物にでも行きたいが渋滞は御免被りたい、それでは・・・と朝駆けに出かけることにする。
朝5時起床、夏ならとうに明るくなっている時間帯だが、空はまだまだ暗い。
身支度を済ませ、アイドリングもそこそこに隼を走り出させる。
目指すは日塩もみじライン、その名の通り、紅葉の名所として名高い有料道路だ。また、その昔よく「峠遊び」に通っていた場所でもある。(当時は朝行けば無料で走れたのだ)
セブンイレブンでオニギリとコーヒーを腹に収め、峠の入り口へ着いたのは6:30。やっと明るくなってきた空の下、人気のないがらんとした料金所から峠道へと突入する。
隼のエンジンは相変わらず好調だ。図太いトルクに物を言わせてぐいぐいと山を登る。
ここは、日光のいろは坂に比べると(対面通行ということもあり)コースは狭く、ライン取りの自由度は低い。加えて15R程度のタイトコーナーも連続するテクニカルコースだ。
隼のような大型車だと切り返しに手間取るかな?とも思っていたが、どうしてどうして、低重心の隼はころころと向きを変えてくれる。
さすがに突っ込みで250のレプリカのように無茶をするわけには行かないが、それを吹き飛ばすような怒涛のトルク。1本目は軽く・・・と思っていたけれど、懐かしいコース&隼のパワーに思わずペースが上がる。
頂上手前の「白糸の滝」駐車場に着く頃、この低い気温の中、皮ツナギ下のTシャツには汗のしみが浮いていた。
思っていた通り、頂上付近の紅葉は見頃であった。 ここ何年かの通例で、真っ赤に染まる木より赤茶けた木の方が多いけれど、それでもなかなかに見事な眺め。ここから先のワィンディングはゆっくりと走ってせっかくの紅葉を愛でる事にしよう。
反対側の料金所手前まで走ってUターン、来た道を戻る。 路面状況も確認したし、今度はちょっとペースをあげて走ってみる。
思いの他交通量は少なく、気持ちの良いスピードで走れる。
登って下ってまた登る。うむ、楽しい楽しい。
2時間ほど走り回り、四輪車の数が増えてきたところで山を降りる。
通行料420円は無駄ではなかったようだ。さて、まだ朝のうちだし、帰って洗車でもしてやるか。
<本日の走行距離=約200km><本日の教訓=四輪車だとこうはいかないよなぁ・・・>
<2000年10月上旬のある日>
【隼】
どうにも落ち付かない平日の深夜、秋の夜風と十三夜の月が俺を誘う。夜走りには絶好のシチュエーションだ。
黒の皮ツナギを身に着け、フルフェイスを被る。ガレージから引き出した隼が軽く身震いして目を覚ます。
真夜中の街中、交通量は少なく、隼のヘッドライトが照らすのは日光街道の杉並木だけだ。
今市市から日光市、北へ向かうにつれ気温がぐっと下がるのが肌で感じられる。
いろは坂下まで一気に走りきる。シールドを開け、吐く息は既に白い。さぁ、峠を登ろうか。
隼の低い排気音が山に響く。ヘッドライトに切り裂かれる闇、木々の間から零れる月光、走りを邪魔をするものは何一つ無い。
ヘアピンを抜け、直線を駈けぬける。S字を切り返し、ブレーキングで息を止める。
無我夢中で走る。頭の中を真っ白にして走る。
走りきった頂上の中禅寺湖畔、缶コーヒーの暖かさで一息をつく。焼けた隼のエンジンが、月の明かりを浴びながらキンキンと小さな音を立てて冷えていく。
空き缶を懐にしまい、くるりとUターン。
忙しない日常のほんのささやかなインターミッション。帰りはゆっくり走っていこう。
<本日の走行距離=約120km><本日の教訓=偶にはこんな夜も>
<2000年9月下旬のある日>
【隼】
「山梨でホウトウを食うのだ!」との通達が回ってくる。「ホゥトウ(本当)ですか?」とお約束を返し、隼のエンジンに火を入れる。
東北道をオラオラオラァッと南下、首都高をウリャウリャウリャと潜り抜けて、中央道をダッシャァーと西へ向かう。談合坂SAまでの250KMを一気に走り抜けられたのは、隼のフルカウルのおかげに違いない。
集合地点の甲府昭和ICに着いたのは集合時間の20分前、なのに既に全員が集まっている。恐るべしはホウトウの魔力。
5台のバイクは市内のホウトウ専門店へと向かう。昼食時間前ですんなり座れてラッキーラッキー、見ればさすがは専門店、メニューの数はたいしたものだ。十数種類にも及ぶ献立の中から、まずは無難そうな「豚肉ホウトウ
1,300円」をチョイスし様子をうかがってみる。
鉄鍋で運ばれてきたホウトウは迫力だった。基本は当然味噌味、極太の麺にメインのカボチャ、豚肉に野菜に茸がこれでもかと詰め込まれている。
大汗をかきながら食う。うむ、美味い。味噌で煮込まれた麺と具に、甘く煮られたカボチャがアクセントになっている。自分で作るとついつい油っぽくなりがちなホウトウだがこれはイケる。この味はしっかりと覚えておいて今後の参考にさせていただこう。
完食後、突然降り出してきた雨に、膨れた腹をレインスーツに包んで出発する。食った後はもちろん「飲む」方、次の目的地は「サントリー山梨ワイナリー」だ。
雨の高速を走りぬけ、明治時代後半に建てられたと言う曰くつきの工場(&保存蔵)へと到着する。休む間もなく「ワインができるまで(意訳)」を見学し、出来たワインを試飲…はバイクの為に我慢する。ショップで今夜用のワインを選んだら即出発、今日の宿は八ヶ岳近郊の別荘だ。
敷地内に銭湯からスーパーまである大規模な別荘街はまさにバブルの一語に尽きる。今回のような「特別社員割引」でなければ到底泊まる気にはなれない豪華さだ。
広々とした別荘で宴会開始。お馴染みのパスタは時候に合わせて茸満載のトマト味。つまみにベーコンとソーセージを炒め、鮭の切り身を玉葱と一緒にホイル焼きにする。酒はもちろんビールにワイン、赤白ロゼの飲み比べは深夜まで続いたという。
翌朝、別荘を定期巡回してくる猫の鳴き声で目を覚ます。飯と味噌汁の正しい朝食を摂って出発、雨模様の昨日とはうってかわって抜けるような青空の有料道路を快走する。
一汗かいたあとの休憩にソフトクリームはかかせない、昼はまたまたホウトウ鍋。昨日は豚肉だったので今日は鴨肉をチョイス、脂身が少なくしっかりとした味の肉がさっぱりとした味噌によく合っている。
清里の土産物屋をひやかし、信玄餅を土産に買って解散する。体重が確実に2kgは増えたであろうメンバー達と別れ、中央道を来たときと同じルートで戻るとしよう。
時間が早いので混雑はさほどではない。ポルシェやらGTRやらの4輪に遊んでもらいながら快適に走る。V-Maxと異なりなんの不安も無い隼の高速走行、妙に早く自宅へ着いたのは、今日から2輪の制限速度が100KM/hになったから・・・という事にでもしておこう(笑)
<2日間の走行距離=約700km><本日の教訓=祝!80km制限解除>
<2000年9月上旬のある日>
【四輪】
一昨年参加したモトパラダイスの関東大会が、今年も群馬県の丸沼スキー場で開かれると言う。去年は他のイベントとかちあって行けなかったのだが、今年はどうやら大丈夫そう。ただこのイベント、手続きが意外に面倒くさいのだ。「どうしようかなぁ・・・」と思っていたら、千葉県松戸市のバイクショップ「サイクルボックス小松」さんが手続きを行ってくれると言う。お言葉に甘えて参加させていただこう。
当日朝、外は土砂降りの雨。昨日からチェックしている天気予報も「曇り時々雨」のままだ。「やれやれ・・・」と、昨夜V-Maxに積んだバッグを四輪のトランクルームに移し、出発する。
毎度おなじみ日光いろは坂を登ると、天候は何故か次第に回復してきた。路面もドライに変り、空は雲が切れ、時折陽も射すなかなかの上天気となってしまう。
「あ~、バイクでも来られたなあ・・・」
ぶつぶつつぶやきながら到着した会場の丸沼スキー場の駐車場は、既に結構な数のバイクで埋まっていた。
受付を済まし、フリーマーケットを冷やかしているとサイクルボックス小松さんのワンボックスが到着する。どもどもと挨拶し、テント村のあるゲレンデへ向かう。広大なテントサイトで次々と到着する小松さんの常連さん達と共にテントを設営する。
日も暮れ、夜はもちろん大宴会。BBQを肴に日本酒とワインを開ける。総勢十数人の宴会はさすがに賑やかなものだ。「天狗の舞」と「下野国」(共に日本酒)が空いた後は、スキットルのバーボンを片手にリフトを使ってスキー場の駐車場へと降りてみる。今夜のイベントはここで開催されるのだ。
地元青年団(?)の和太鼓演奏の後、毎年恒例のプレゼント抽選会では小松さんにゴアテックスのジャケットが当たる。俺に成果がないのはいつもの事だ(笑)
次のイベント「プロレス」の始まったのを機にテント村へと戻る。さあ、これから飲みなおしといこう(笑)
翌日、例によって6時前に目が覚める。朝食を済ませて荷物を畳めば、今日のメインイベント「販売店対抗綱引き大会」の時間だ(もちろん俺は応援だけ(爆))
熱戦にも関わらず、残念ながら一回戦で敗退したメンバーを労いながらバイク(車)の元へと戻る。遠路はるばるの方々とはここでお別れだ。「またよろしく・・・」と違いに手を振る。
さて、せっかく参加したモトパラだ、帰り際だが4メーカー乗り比べの試乗会へ参加してみよう。
試乗会では念願のVTR(1000)の試乗に成功、さすがに車体は軽くVツインのトルクが面白い。ついでにと乗ったFTR(230)もなかなか、広いハンドルとシートを武器にぺたりと寝かせると、リアがずりずりと滑り出す。最初は慌てて足を出してしまったがそこそこ慣れると楽しい楽しい、これでダートを走ればさぞかし面白い事だろう。
帰りはいろは坂の渋滞を避け、奥鬼怒林道経由藤原回りで帰宅する。今日の天候も見事な秋晴れ、バイクで行かなかったのが返す返すも残念だ。
<本日の走行距離=四輪><本日の教訓=晴れるなら朝から晴れろよぉ・・・>
<2000年9月上旬のある日>
【V-Max】
9月は何故かキャンプの予定が一杯だ。キャンプ場で使える何か面白いものはないか?と、アウトドア用品ショップを覗きに行く事にする。宇都宮市内のショップは普段から見て回っているので、今日は40km程離れた店まで足を伸ばしてみよう。
天気は快晴。昨日は最高気温が36度を超え、バイクで走っていると死にそうな暑さだったのだが、今は気温も30度前後。加えて空気もカラッとしており、感じる風は素晴らしく気持ち良い。Tシャツの袖をぱたぱたさせながら空いている国道をゆっくりと流す。
昨日、キャブの同調を行ったかいがあってか、V-Maxのエンジンは快調そのもの。空荷の車体も軽く、この前のふらつきが嘘のような快適さだ。(同調の他、ボルト増し締め、各部グリスアップ等を行った効果が出ているのかも)交差点でのハンドルの切れ込みにだけ気をつけてやれば市街地もらくらく、うむ、やはり手許に置いておいて正解だったな(笑)
1時間ほどかけて行ったショップだったが、現地では食指の動くようなものは見つからなかった。まあ良いか、今日買わないと困るような物は特にないし。
来た道をゆっくりと戻る。往復100km近い散歩(?)だったが天気が最高で大満足。それにしても気持ちの良い風であった、この天気がしばらく続くと良いのだけれど・・・
<本日の走行距離=約75マイル=約120KM><本日の教訓=空は既に秋の気配>
<2000年8月中旬のある日>
【V-Max】
知り合いの別荘で呑もうという話になる。場所は塩原、帰りには近場でキャンプでも・・・という事で、V-Maxで出かける事にする。
当日、出発予定の夕方から猛烈な雷雨、約束が無ければバイクで出かけるなど到底考えられないような天候だ。荷物には厳重にカバーをかけ、上下レインスーツの完全装備でガレージを出る。叩き付けるような豪雨の中を走ること15分…と、雨はぱたりと降り止んだ。「くそぉ、もう少し出発を待つんだったか・・・」
塩原近辺も路面はドライ、目的の別荘で旧知のメンバーと再会する。さて、今夜は呑むぞぉ・・・
一晩大騒ぎした翌日、やはり怪しい空の下を山間のキャンプ場へと向かう。雨は降ったりやんだり、路面もウエットとドライが交互に現れる。
キャリアが付いて荷物が積みやすくなったV-Maxだが、峠道だと妙にふらつきが感じられる。キャリアの分荷物を後方に積んだせいなのだろうか?ウエットのタイトコーナーの切り返しが怖くて仕方が無い。荷物の量自体は四国へ行った時より少ないのだが、あの時には感じた事のない不安定さだ。あとで荷物積み方を変えて確認してみよう。
久しぶり(5月以来)のキャンプは、心配した雨もさほどではなく楽しめた。散々悩んだ挙句に購入したターフが大活躍、前室が広いというのはやはり良い。得に今日のように天候が不順の時にはなおさらだ。
翌日朝、(給油口をふさがない範囲で)できるだけ前方に荷物を積んでみる。街中へ降りるまでの峠道、うむ、昨日よりはまともに走るようになった。たかだか積み場所を10cm程変えただけなのだがずいぶんと印象が変る物だ、9月に入ったらキャンプの回数も増えるはずだし、荷物の積み方についてはもう少し研究してみることにしよう。
<3日間の走行距離=約110マイル=約176KM><本日の教訓=雨中走行は久しぶり>
<2000年7月下旬のある日>
【隼】
早起きした日曜の朝。天気も良さそうだし、どれ、ちょっと出かけてみようか。
いつもいつも日光では芸が無い(笑)久しぶりにと塩原方面へ向かう。
…とはいっても、素直に行かないのが俺の良いところ(爆) 矢板市からは国道を外れて八方ヶ原へと登って行く。昨夜降ったらしく日陰に残る雨のあと、狭いワィンディングを慎重に登る。「栃木県民の森」との分岐点を直行、高度は次第に増していく。
この辺り、昔は本当に狭い道だったのだが、日塩もみじラインからの連絡路が出来てからと言うもの、そこここで拡張工事が行われているのだ。
なるほど、一番狭かった辺りはすっかり様変わりし、駐車場やら、路側帯やらの付帯設備も充実されている。まぁそこに至るまでの道が昔のままだから、意味があるかといえば疑問なのだけれど(笑)
「左折もみじライン」の表示がある連絡路に入る。初めて走ったのだがコーナーの続くなかなかに良い道だった。路面も良好、旧道との接続箇所もわかりやすいし、これなら塩原への裏道として使っても良いかなと思う。(ここへ来るまでが大変だが(笑))
なるほどなるほどと頷きながらの塩原市街、お昼は久しぶりに名物「スープ入りやきそば」でも食べてやろう(笑)
食後の一時、ちょっと離れた某峠を覗いてみる。この峠、今、漫画「頭文字D」の舞台になっているのだ。もしや?と思っていったのだけれど、やはり以前のままに通行止めで残念残念。う~む、そうするとどうやって取材したのだろう・・・>「頭文字D」
国道400号尾頭トンネルを抜け、上三依から五十里湖へ戻る。藤原町のampmでガリガリ君(ソーダ味60円)をガリガリし、県道63で牧場を見学。BBQの家族連れで賑わう川沿いを爆走したら国道脇のファミレスでエアコンのありがたさを思い知る。ああ、幸せ(笑)
距離はさほどでもないが、今日も1日気持ち良く走り回れた。ま、それが何より何より・・・
<本日の走行距離=約230KM><本日の教訓=やっぱり田舎道の方が落ち付くわ>
<2000年7月上旬のある日>
【V-Max】
台風が、梅雨の雨雲を引きつれて北へ去っていった土曜日の午後、どれ、久しぶりにV-Maxに乗ってやろう。
2ヶ月ぶりにガレージから引っ張り出してエンジンを始動する。バッテリーが弱っているかな?と心配したが、一発始動に成功。よしよし、まあ気温も高いしな。
たっぷりと暖機をしてやってから走り出す。久しぶりなのでポジションが妙にアップライトに感じる。フロントも軽くて、低速の倒れ込みが激しい。隼やVγと比べてはいけないけれど、やっぱり剛性感は薄いよな。
それでも5分も走ると感じを取り戻す。アップなハンドル、上半身にあたる風と不均等爆発のV4サウンドが心地よい。う~む、やっぱりV-MaxはV-Maxだよなあ・・・(笑)
30分程近所を走り回り、GSで満タンに給油する。
長距離ツーリングはやっぱりこいつの方が気持ち良さそう、バッグの取付用にキャリアでも探してみようかな?
<本日の走行距離=約20マイル=約32KM><本日の教訓=ガソリン満タンでの保管は基本です>
<2000年7月上旬のある日>
【隼】
現在の走行距離は約2500km。早く2回目のオイル交換を行いたいので(笑)、距離を稼ぐべく、またまた「いろは坂へ朝駆け」に出かけよう。
朝5時の日光街道(国道119)。梅雨も中休みなのか空の雲は薄く、朝日が路面を照らす。今日は良い天気になるのだろうか?
途中のコンビニでおにぎり一つの朝食を摂り、いろは坂へ。
早朝の峠はやはり気持ちが良い。軽く流す1本目、たまたま前を走っていたVFR(400)に遊んでもらう。1周した後の駐車場でそのVFR氏と世間話、う~む、やっぱり聞かれたか「で、何km/h出しましたか?」(笑)
しばしの後、駐車場に同じ隼が現れる。茶銀カラーの99年式だ。自分と同じ「宇都宮」ナンバー、声を掛けて話を聞くと、どうやら俺と同じショップで購入したらしい。
あれやこれやの隼話、VFR氏ともども「インターネットも見ますよ」との事なので、名刺を渡してうちのHPの宣伝をすることも忘れない。(笑)
さて、今日はジーンズ&メッシュグローブという軽装なので本気で攻めるつもりはない。お二方とももう2周ばかり楽しく走って、中禅寺湖畔でお別れする。
何時の間にやら空は真夏の青い空、戦場ヶ原まで上る途中の木漏れ日が美しい。
三本松の駐車場のベンチで昼寝をして、金谷ボートハウス脇の林道を覗く。道が混雑してきたのを機にゆっくり走って宇都宮へ、う~む、それでもまだ午前中かぁ・・・
<本日の走行距離=約220KM><本日の教訓=晴れた朝って気持ち良いよなぁ>
<2000年6月中旬のある日>
【隼】
前日までの天気予報では大雨で、何にも予定を入れていなかった日曜日。朝起きて外を覗くと見事な日本晴れ、まったく、どうなっているんだか…
せっかくなのでガレージから隼を引っ張り出して洗ってやる。
先日ちょっと「夜走り」したせいでカウルには虫の死骸が凄い。傷を付けないように水をじゃぼじゃぼかけながらワックスインシャンプーで洗う。汚れが落ちたら固形ワックスを掛け、綺麗になったところでちょっとお出かけだ。
空は晴天、今年初めての「Tシャツ1枚走行」が気持ち良い。いつもの喫茶店で軽く昼食を摂り、地元のくねくね道を流す。
ショップへ立ち寄り純正オイルフィルターを購入する。まだオイル交換にはちょっと早いけど、準備しておくのにこしたことはない。
そういえば俺(フィルター内蔵型の)この手のオイルフィルターを使うのって初めてなんだよね。パーツショップへも寄って、スズキ車用のフィルターレンチも購入しておこう。
何気にショップ内をふらふらしていると、隼用のフェンダーレスキットが展示してあるのに気付く。
キットには装着例の写真が添付してある。うむ、格好良い。最初からリアフェンダーはなんとかしてやろうと思っていたのだ。純正を切リ飛ばしてナンバーステーだけ自作してやるか、この手のボルトオンのキットを買うか悩んでいたところだ。価格が安ければ即決なのだが、20k円以上するしなあ…
あれこれ悩みながら帰る。アップハンキットも欲しいし、マフラーも交換したい。う~む、宝くじでも当たらないものだろうか?
<本日の走行距離=約100KM><本日の教訓=無理やり予算計上?>
<2000年6月上旬のある日>
【隼】
走行距離は丁度1600km。慣らし完了の祝いに、いろは坂へ朝駆けに出かけよう。
とはいえ、当日ちょっと寝坊して(爆)いろは坂への到着は8:00am、観光の四輪車もそろそろ現れ始めている。ま、仕方ないか、まずは一発行って見よう。
久しぶりに履いた皮パンツのカップと膝を合わせてコースイン。1本目は奥多摩と同じように3速固定で走ってみる。
う~む、トルクも凄いけどスムーズに回る直4エンジンが楽しいぞぉ・・・それに何より曲がる曲がる。がっしりとしたフレームはもちろん、どこまで倒し込んでも鬼のような安心感。こりゃぁ「寝かせゴケ」に気を付けないとなぁ・・・
2本目からは2速4速も使ってメリハリを付ける。ペースが上がるにつれ難しさも顔を出す。V-Maxの癖が抜けないのか倒し込みのタイミングが今一つ。思っているより曲がりすぎて、コーナー途中でのふらつきも出る。さすがに一筋縄ではいかないようだ。「今日はサスペンションの設定も・・・」なんて考えていたけどそんなものは後回し、まずは自分を慣れさせないといけないようだ。
それでも2時間ほど楽しく走り回り、戦場ヶ原まで登って休憩。すばらしく晴れあがった青い空の下でちょっと昼(朝?)寝、せっかく来たんだからHPに載せる隼の画像も撮っておこう。
今日はこれで終わりと思っていたけど、あまりに空が綺麗なんで「250kmお散歩コース」へルートを変更する。今市から霧降高原、一旦藤原へ降りて県民の森。ここまで全部ワィンディング、ふぅ、さすがにちょっと疲れました(笑)
わいわい騒ぐ家族連れの真ん中でお昼寝。その最中ふと思い出す、「そうだ、茂木にでも行ってみよう・・・」今日は某オフ会の下見に出かけるには絶好の日和なのだ。
そそくさと出発。中途半端な昼寝のせいか、あまり気合いは乗っていない。それでも県民の森のワィンディングはすばらしいコンディション、右へ左へ切り返しが楽しい。
後に3台のグループが付く。先頭は黄色のVTR(1000)、俺も結構いいペースで走っているのだがぴったりと付いて来る。本気でバトる(爆)にはちょっと気分が乗らないので「お先にどうぞ」と道を譲る。その後は新型と旧型のCBR(900)かな?俺が道を譲ったのはわかったらしいが、ペースがペースなのと(笑)道が下りなので追い越せない様子、「ま、いいか、この先は直線だし」と下りの右コーナーを立ちあがる・・・と・・・
『ガッシャーン!!!』
10m前を走っていた黄色のVTRが左のガードレールへ激突して弾かれる。対向車線を滑って行くバイクとライダー、散らばる部品。
先日付けたばかりのハザードスイッチを叩き込んで後方確認、後のCBRが減速を始めたのを確認してからフルブレーキ。
下りの長い直線の途中だ、前に動かないようにギアを1速に入れてエンジンストップ、幸いにして対向車はない。転倒したライダーの元へ向かう。
「大丈夫ですか?」の問いに「すいません、大丈夫です。」と立ちあがるライダー、よかった、どうやら体は大丈夫のようだ。
転倒したライダーの仲間の2人と共に、VTRを路肩に寄せる。フロントフォークは横を向き、ホイールは抉れ、路面にはオイルとラジエター液がこぼれている。周囲に散らばるカウルのかけら、ライダーに大きな怪我が無かったのが不思議なほどの大きなダメージだ。口にはしなかったが、これでは「廃車コース」かもしれない。
手分けして、交通整理と散らばった部品の始末。体が大丈夫なことをもう一度確認し、仲間のライダーと話す。連絡等の手配も大丈夫との事、「気を付けて・・・」の言葉に送られてその場を後にする。
「格好付けていたら・・・」「ちょっと粋がっていたら・・・」俺が彼の替わりだったかもしれない。いや、2人でもっと大きな事故になっていたかもしれない。
対向車が来なかったのは単なる幸運、もしも来ていたら、あの場で避けられたとは到底思えない。
あれこれ考えながらゆっくりと走る。目の前で事故を見たのはもちろん初めてではないけれど、今日は妙に考えさせられる。
「『明日はわが身』かもしれないしな・・・」
<本日の走行距離=約360KM><本日の教訓=もって他山の石と・・・>
<2000年5月下旬のある日>
【隼】
購入してから早1週間。1000km走って、初回点検して、オイルとフィルターの交換も済ませた。
慣らし運転は1600kmまで必要だけど、ここからは8000pmまで回しても大丈夫。(レッドゾーンは11000rpmから)
でもどうせそんなところまでは回さないし、ツーリングがてら奥多摩へでも持っていってタイヤサイドの皮むきをしてやろう。
4:00am出発、東北道を南下する。
エンジンは極めて快調・・・というかスピード感がまったくない。最高速仕様のカウルのおかげで大声では言えないようなスピードでもまったく平和。V-Maxと同じつもりで乗っていると1.5倍増し位のスピードが出ているのだ(笑)
試しに6速8000rpmまで回してみる。速度は・・・あっという間に3Seigen(爆) さすがに伏せないと辛いし、視界も狭くなるが「・・・なんだこの平穏さはっ!」
エンジンはまだまだ余裕充分、試しにもう少しスロットルを開けるとその分だけ車体が前に出て行く。これなら本当に出てしまうな、メーター読み4Seigen・・・
以前、V-Maxで行った時より1時間早く奥多摩周遊道路へ到着。友人連中が「迎撃」に出迎えてくれている。
8:00のゲートオープンと共にコースイン(笑) 相変わらずツイスティなコースは、隼だと3速固定のオートマチック状態でもそこそこのペースで走れる。
「太いリアタイヤには派手目のフォーム」と言う事で、いつもより多めに腰を落として走る。まあペースがペースなので格好だけだが。(笑)
行って帰って又行って。走り込むとなんだか腰が痛くなってくる。初めての慣らしの時には腰じゃなくて太腿が痛くなっていたのに何故なんだろう?今日の派手目のライディングフォームに関係があるのだろうか?
「腰が壊れる・・・」と大騒ぎしながら休憩。まあ、まだまだ慣らしの最中、後は適当に流して走ろう。
正午、奥多摩を後にする。フロント、リア共9割りがた皮むき完了。ここから先は地元のコースでしか剥けそうにない(笑)
途中、皆でお茶してからの帰り道、途中の東北道で自己最高の3.3Seigenを記録、エンジン、車体共にまだまだ余裕。
帰宅後、カウルに虫の死骸が凄い。帰宅後の洗車がこれから恒例になりそうだ。
<本日の走行距離=約550KM><本日の教訓=フレーム剛性が高いってすばらしい・・・>
<2000年4月中旬のある日>
行き付けの喫茶店で早めの昼飯、BGMにかかっているのはサザン(オールスターズ)。tsunami
をぼ~っと聞いていてふと思う「そうだ、海を見に行こう・・・」
V-Maxに跨って東を目指す。ツインリンクのある茂木を抜け、県道から国道50号、水戸からちょっと北へ戻ればそこはもう太平洋岸だ。海沿いの駐車場にバイクを停めて波打ち際へ。2時間ぶりに脱いだヘルメット、その顔に潮風が心地よい。あ~、やっぱり海って良いねえ・・・
ぶらぶら歩いて海岸の堤防で昼寝。缶コーヒーで喉を潤して、サーファーのお兄さん達を見学。さすがに未だ開いていない海の家、その前の日陰に腰を降ろして海を眺める。う~む、落ち付くなあ・・・
日暮れ前に出発する。周囲はだんだん暗くなってくるけど風はさほど冷たくない。確実に暖かくなってきているんだねえ・・・さ、帰ったら潮風を洗い流してやらないとな。
<本日の走行距離=150マイル=約240KM><本日の教訓=♪海は広いな・・・>
<2000年4月上旬のある日>
妙に早く目が覚めた週末、天気もなかなか良かったけれど、今日は出かけずバイクの整備。
エアクリーナー掃除してプラグを変えてオイル交換。テストにエンジンをかけて近所をちょいと一回り。…おおっ、気のせいかもしれないけれど調子良いぞ(笑)
その調子にのって(笑)ガレージ内の整理と模様替えもしてしまおう。
ゴミを捨てて木製のベンチを組みなおしてコンテナにしまえるものはしまってしまう。作業机とスチール棚も移動してっと。うむ、多少は綺麗になったかも。
あらためて見ると天井付近のスペースがちょっともったいない。棚でも釣ってロフトっぽく仕上げようか?あれこれ考えるのがなかなか楽しい。後でパソコンで3面図作って、改築のシミュレーションでもしてみようかな?(笑)
<本日の走行距離=10マイル=約16KM><本日の教訓=いずれ手間と暇ができたときに・・・>
<2000年3月中旬のある日>
風は強いが燦燦と降り注ぐ太陽「せっかくの日曜日だしな…」と出かけることにする。
国道4号を南下。宇都宮市街を抜け、周囲を遮る建物が減ってきたあたりで「風は強いが…」どころの騒ぎではないことに気づく。
強風にあおられ、畑や水田、北関東横断道路の工事個所等から猛烈に吹き上がってくる土埃。照りつける太陽もさえぎられ、周囲の風景が茶色に染まるほどだ。
うおおおお…と声を上げると土埃が口に入るので(笑)顎を引いて無言で走る。
や~、それにしてもこれは凄いわ。以前、群馬の伊勢崎あたりで同じような目にあった事もあるけど(あちらは「赤城おろし」)あの時は車だったしな。
我慢しきれずファミレスへ逃げ込み、お茶。あ、口の周りがじゃりじゃりするぞ…
小山市でヤボ用を片付けたらちょっと遠回りして筑波サーキットへ向かう。
東コース(ミニサーキット)で知り合いの走行を見学、本コースで行われているBOTT(バトル・オブ・ザ・ツイン)も覗き見できてお徳お得(笑)
夕方、結局1日収まらなかった強風の中を帰宅。ウエアもバイクも土埃でいっぱい、こりゃあ早めにエアクリーナーも掃除してやらないといけないなあ…
<本日の走行距離=100マイル=約160KM><本日の教訓=春分を過ぎたら春一番じゃないそうな>
<2000年3月上旬のある日>
やっとの事で取れた休日、まさか取れると思っていなかったので(笑)予定はまるでなし。どれ、バイクでも洗ってやるか。
V-Maxをざぶざぶと水洗いして拭き上げる。さすがは10年越しモデル、新車のよう・・・とはいかないけれど、洗ってやればそこそこは見られる状態になるかな。
綺麗になったところでちょっとお出かけ。3月とはいえ北関東に吹く風はまだまだ冷たい、ジェットヘルの中で鼻水をすすりながら走る。
本屋を回り、アウトドアショップを冷やかし、パーツ屋で情報収拾。気の向くままに市内をうろつき回る。あ~当ての無い休日なんて久しぶりだぁ~(笑)
日の暮れないうちに帰宅するのがこの時期のお約束。さて、来週はガンマのメンテでもしてやろう。(休めたら・・・ね)
<本日の走行距離=40マイル=約64KM><本日の教訓=Gパン1枚じゃまだまだ寒い>
<2000年2月上旬のある日>
思いついてV-Maxのキャブレターを掃除してやる。
ダミータンク外して、エアクリーナーボックス外して、燃料パイプとスロットルワイヤーをえんやこらと外してからキャブ本体を外す。V4はインライン4みたいにクリーナーボックスズラすのに癇癪起こさなくていいから楽ちん楽ちん。(笑)
オーバーフローしてくるガソリンを全部抜いてから、ステーで固定されている4個のキャブをバラす。フロー室を覗くと結構綺麗だったで安心、とりあえずジェット類を外してキャブクリーナーをかける。横置き(?)キャブのせいか部品点数が多いよなあ。ニードルもぴかぴかに磨き上げて・・・あ~、なんか1個だけスライドピストンの開き具合が違うぞぉ、トルクスレンチがないからダイアフラム側が開けられないんで確認できないけど、スプリングだけでも交換しといてやらないとなあ・・・
仮組みして、付けるもの付けてエンジン始動。全バラしたんでバランスはめちゃくちゃのはずだけど、とりあえずエンジンかかって一安心。ふと気付いたら・・・あ、12時間も経ってら。(爆)
ふと思い立った割りに大仕事になってました。(笑) さて、今週末に同調取りなおしてから部品注文しにいこっと。どうせだからプラグも新品にしちゃおかな?(笑)
<本日の走行距離=0マイル><本日の教訓=ま、たまにはこんな日も>
<2000年1月下旬のある日>
やっと休日らしきもの(笑)が取れた。
朝日に誘われてちょっと早起きした日曜日、寝ぼけマナコでガレージの扉を開けてV-Maxのバッテリーに充電器の端子を繋ぐ。ううむ、こいつに乗るのはほぼ2ヶ月ぶり、すまんのぉV-Max・・・
部屋を掃除してゴミ出してシャワー浴びて・・・と、忙しく動き回った頃に充電完了。タイヤの空気圧を見てやってからいそいそと出発する。
1月にしては暖かな日差しだ、相変わらず好調のエンジンイ音を楽しみつつ宇都宮市内をぐるぐると回る。日差しはあるけど1月の風はやっぱり冷たい、アライのSZ-Mの中で鼻がぐすぐす言い出したら馴染みの喫茶店で一休みしよう。
くつろいだ後の帰り道はちょっと遠回りしてワインディングへ。路面もタイヤも冷え切っているから飛ばせないけど、交通量の少ない峠がなかなかに楽しい。うむうむ、バイクはやっぱり峠だねえ・・・
さぁて、久しぶりに楽しんだし、日の暮れないうちに帰らないとなあ。
<両日の走行距離=60マイル=約96KM>><本日の教訓=♪ある晴れた昼下がり・・・>
<2000年元旦>
あけましておめでとうございます。
バイクに乗らずしてバイク紀行とはこれいかに?(爆)という状態ですが、まあ、お正月って事で(笑)
しかし日付がとうとう2000年になっちゃいました。いやぁ、2000年ですよ、2000年。俺が子供の頃に考えていた2000年といえば、仕事は全部ロボットがやってくれて、ロケットで月旅行に行けて、車は全部エアカーになってるはずだったんですが・・・なんかそんな気配もないぞ(爆)
まあ仕事で使うコンピュータはずいぶん進化したし、AIBOなんてのも発売されたし、P3なんてのもいるし、280馬力の車とか300km/h以上出るバイクとかも普通に売られている位だから、少しずつ近づいているとは言えるんでしょうけど。
とはいえ、2ストロークのバイクも無くなってしまうようだし、これからのバイクはどうなってしまうんでしょうか?
バイク云々以前に、内燃機関(ガソリンエンジン)そのものがなくなっちゃったりして。(笑) 足回りが2輪駆動やフロントスイングアームに進化する前に、エンジンがモーター化される…なんてのはありそうだよなあ。
ま、大友克洋の漫画「AKIRA」(笑)に出てきたバイクみたいのに乗れるのなら、それも「アリ」って気はしますけど。
さて、それまで現役で頑張るのがなにより肝心・・・っと(笑)
<両日の走行距離=0マイル>><本日の教訓=あと20年は現役で>