■ツーリングレポート セロー 北海道

 

北海道ツーリング 2011 何を今更記

<0>


今年も走ってきましたよ

 

 

garage Ak!rA

 

<2011年8月11日(木)>

今年も渡道できました

 午前5時前、少ぅし明るくなってきたかな?という空の下、うんと一伸びして体をストレッチ。
 早朝だというのに気温は結構高い。手足を伸ばしているとうっすら汗をかく程だ。そしてどこからか聞こえてくるセミの声。
 「明け方からセミって、やっぱ今年はどこか違っているよなぁ…」

 控えめにセローのエンジンを始動。暖機中に各部を指差し点検。
 万事OK、よし、んじゃ行ってみるとしましょうか!


行きましょう!


 2011年の夏休み。休める期間が決まらず気を揉むのは恒例のこと。

 今年も直前(でもないか?)に決まって「うひ~、これからじゃぁ北海道行きのフェリーも宿も厳しいなぁ…」と思っていたのだけれど、案外すんなり予約が取れてしまった。
 うーむ、これも大震災後の影響(自粛もしくは経済的なもの)なのだろうか?

 ともあれ、これで8年連続(だよな?)の北海道ツーリングが確定。
 期間は道内4日といったところ。さぁて、今年は何処を回ろうか?


 いつもどおりぱたぱた進むセローは東北道へ。
 一応ETCを積んではいるが電源は切ってある。そして一般ブースで通行券をゲットする。
 前回の福島行き同様、高速道路では被災者無料制度を活用させていただくのだ。

 明け方の東北道、車の数はちょい多め。そしてバイクも相応数走っている。
 セローの速度は90km/hプラス。トラックやらミニバンやらに煽られても気にせず走る。
 この前はVMAXでブイブイ言わせて走ったけど、今日はゆっくり行きますよっと。
※↑何を今更……って毎回書くのが面倒なので今後何を今更を貼っときます。

 出掛けにちょい暑く感じた気温もバイクで走るには丁度良い感じ。Tシャツ+3シーズンジャケット(ベンチ閉め)だと極めて快適だ。
 路肩がちょい濡れているのは昨夜雨が降ったのだろう。

 「休みの早朝は危ない動きをする車が多いから慎重に…」と走っている最中、突然横から握り拳大の塊が吹っ飛んできた。
 慌ててスウェーするが間に合わず、ヘルメットにガコンという衝撃が。「うひー(多分)スズメだぁー」
 朝一番からまさかのバードストライク、直撃じゃなくかすめただけだからスズメも無事かな?まぁ、これも厄落とし厄落としっと。


 6時過ぎ、安積SA。
 ここまで通り過ぎるSA/PAが全てほぼ満車で驚いたのだけれど、ここ安積SAも四輪駐車場はぎっしりだった。
 高速1000円制度は終わったし、今日は平日なのに何故だろう?俺同様の被災者制度利用なら高速に乗る・降りる時間は関係ないはずなんだけど。
#それとも普通に深夜・早朝割引使用の為だったんだろうか?

 ここの食堂で摂る朝飯はもちろんトン汁定食。トン汁はもちろんだが付いてくる納豆が嬉しい…って、毎回同じ事書いている気がするんだけどキニシナイっと。
 缶コーヒーを抱えての休憩の後、出掛けにセローにも給油。これはまぁ念の為的なものだ。
#高速道路90km/h±ペースだと300km走ってもリザーブ不要なことがある→セロー

 見上げる空は薄い雲がかり、だが北&西の方角に真っ黒い雲が広がっている。
 実は、これから向かう新潟(フェリーターミナル)の天気予報は見事な雨なのだ。ここはともかく、西へ行くときっと降ってくるんだろうなぁ…


微妙な感じですね


 東北道から磐越道へと乗り換えた途端、急に風が強くなる。
 それも向かい風となる西風で、山越えと合わせてペースが上げられない。それでもなんとか90km/h+をキープして走る。がんばれ20PS(←新車時)のセロー!

 ところどころ越えて行く川は皆結構な水量で、茶色の濁流がごうごうと流れている。
 これまたところどころにあるダム・水門も絶賛全開放流中。やはりここしばらくの雨は結構な量だったようだ。

 空は非常に不安定。強い風に真っ黒な雲が流されてきたり、唐突に晴れ渡ったりと忙しい。
 なにか今年の北海道ツーリングを予想させるようなそうでないような・・・(さぁどうでしょう?)

 西会津あたりでとうとうパラっと降ってくる。
 だがこの辺りにはPAも待避所もなく、加えてトンネルが続くので停まるところがない。「降るなよ降るなよ…」 と走ること数キロ、ようやく停車場をみつけセローを乗り入れ合羽を引っ張り出した途端ザーっと本格的に降ってきた。
 「うひぃ~、それでもカッパが間に合って良かったぁ」

 幸いな事に雨はその先強くなることも無く、福島から新潟県へ入る頃にはすっぱりと止んでしまった。 
 阿賀野川SAへと入ったのが8時半前、ここから西に見える空は綺麗に晴れ渡っている、これなら合羽をしまっても大丈夫だろう。

 降られはしたけど、降水確率70%でこの程度で済んだと思えばラッキーかも。


ここから先は晴れ!
(ジャイアントコーンを食べながら)


 高速を降りる新潟亀田ICの一般ブースには前回の二本松ICのような混雑は無かった。
 チケットと罹災証明と免許証を渡してすんなり通過、はいお世話になりましたっと。

 途中コンビニでの食料調達、最後の給油はいつものとおり。
 フェリー埠頭でさくさく手続きして乗船。バイクの数は…まぁ普通かな?


到着っと

 乗船して荷物を片付けたら、とにもかくにもサッポロクラシックをやっつけるのもお約束。
 今日はがっちり満員…ではないのかも?人は多いし混雑もしてるのだけれど、どこもかしこも一杯で、という感じではない。
 それともこの船、定員はそんなに多くないのかな?(←7年も使っていて何を今更


また会えたね…


海の上は良い天気でした

 ベッドにひっくり返って本読んで昼寝して飯食って。

 夜はデッキに出て満月鑑賞と洒落こんでみる。すれ違う兄弟船フェリー(小樽からの上り便)と月のコラボレーションが実に綺麗だった。
 さあ、明日は北海道、走るぞぉ…


本日の走行距離:290km 
本日の教訓:ほぼ高速とはいえ、セローだと休憩込みで片道5時間はみておいたほうが無難かも。

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

ツーリング紀行へ戻る ツーリング紀行へ戻る