祝!5月!
■ツーリングは今日が本番です
6時起床。
念のためにと確認する天気予報は、これまで同様「今日は晴れるよん」
よ~し、そうこなくては。なにしろ今日は能登半島ツーリングのメイン日なのだから。
それではといそいそと出発…はしない。だってこのホテル、朝御飯も付いているのだもの。(←
前にも使ったな、このフレーズ)
食堂でパンと卵、そしてコロッケの朝食。飲み放題の熱いコーヒーが嬉しい。
そういえばここ高岡は「コロッケパン」で町おこしをしようとしているらしく、この宿
の朝食もそれを意識しているようだ。
ふ~ん、いろいろと考えるものだねぇ…
…と思って画像を確認したら、パンじゃなくてサンドでした。まぁコロッケには間違いなしということで。
☆
出発は7時過ぎ。
気温も上がりそうなのでインナーはロンTとTシャツのレイヤード。革ジャンもベンチレーションのアウトレットのみをオープン。
荷物を積み込んだVMAXをえんやらと引っ張り出し、道路脇で暖機する。
そしてホテル泊り客と思われるお兄ちゃんが得意げに「あれ、ブイマックスって言って900シーシーくらいあるんだぜ」と仲間に言っているのを聞きながら「いや、もうちょっとあるんだけどね」と心の中で呟いてみる。
ま、朝から青空なので万事OK!
☆
VMAX発進、R160を北上する。
なるほど、今日は昨日に増して風が気持ち良い。空も青く良いツーリング日和に なりそうだ。
暦上、今日は平日だ。
なのでこの時間、歩道には多数の小学生の列。そして沿道のそこここではパトカーを停めて立哨してい
るお巡りさんの姿。
GW中という時期的なものか、それともここしばらく不幸な交通事故が続いたせいか。いずれにせよこういう警戒なら大歓迎ですので頑張ってくださいな。
R160は海沿いへ。飛ばしてはもったいない(&お巡りさんも多い)のでゆっ
くりと走る。
「ああ、VMAXの2000回転走行ってのもいいもんだよな」
あまりに気持ち良いのでちょい国道を外れ、小さな漁港を覗いてみる。
脇には神社となにやら怪しい洞窟が。案内看板もあったし観光スポットっぽいけれど、俺はぼーっと海見ている方が気持ち良いや。
そうそう
せっかくなので自分撮りも
R160から県道246へ。
道はいきなり細くなる。海沿いをうねうねと続いていく田舎道をこれまたまったりと走る。
海が綺麗なんですよ
車1台分がやっとという幅の場所もあるというのに、何故か大型ダンプが行き来している。
すぐ脇に高速道路を作っているせいだろうか?それにしてもプロドライバーは凄いよな、この道をあのデカ車体走らせるんだものな。
道が内陸に入ったところでちょいペースアップ。気持ち良いけど路肩の砂にだけは注意。
これはまた海沿いへ出た後。向こうに橋が見えますね
☆
R160復帰&県道1号経由県道47。
9:30am、橋のたもと、能登大橋ロードパーク。
この橋を渡ると能登島ということになる。
さて、橋が綺麗に撮れる場所は…と探している最中、俺の頭上ではずっと大きなくまんばちがホバリング。
いったい何に誘われたのだろう?花に見まがうようなものは身につけていないんだけど。
#ニオイか?(花の?)
探したわりに画像は今ひとつで
出発。ステップに立ち上がって海を見ながら橋を渡る。(駐停車禁止なので画像なし)
能登島でも海岸線の県道47をぐるりと一回り。落ち着いたところで道の駅のとじま併設のガラス工房を 覗いてみよう。
これは道の駅併設の美術館、ガラス工房はこの反対側です
実は先の震災で愛用のロックグラス(いろいろ思い出あるグラスだったんだよな…)を
失ってしまった俺。現在「長く付き合えるマイグラスを探す旅」に出ている身でもあ
る。
展示場で品定め。
う~ん、皆綺麗で素敵なんだけど、俺が欲しいのはもっとこう無骨でずっしりと重くてそれでいてしゅっとしていて…
「ま、こういうのは巡り合わせなわけで」と出発。
どうやらまた少し気温が上がってきたようだ、革ジャンのベンチレーションは肩部もオープンしておこう。
☆
その後も観光ポイントっぽい場所を見つけては出入りを繰り返してみたりする。
そしてとある看板にひかれて小道に入ったのが間違いの元、行き着いた先はどうみても獣道でUターンに苦戦する。「くっそー、セローなら2秒で回れるのに!」
たっぷり2分かけてきびすを返す。
行き止まってしまいましたとさ
11時前給油。
「はっはっは、どうだっ!こんなに良い天気なのに朝から100kmしか走ってないぜっ!」
まぁ今日は寄り道し放題だし、それに今夜の宿は近いから慌てない慌てない。
☆
県道257、「ツインブリッジ能登」を渡って能登島を出る。
道はR249へ。
道路脇の駐車場から見えたのが「ボラ待ち網」
さすがに本物ではなくオブジェのよう。なんでも「ボラがくるまでひらすら待つ」という日本最古の漁法だそうだ。そういえば以前TVで見たような気もするな。
#沈めておいた網の上をボラの集団が通ったら上げる…んだっけ?
上に乗っているのは人形でした
道は県道34、これまた広くはない道だが気持ち良い。
ちょいペースを上げられるのも一因かも。「あ~、VMAXは2000rpmもいいけど4000
くらいも良いんだよなー」
飛ばしてもいいのだけれど、この道は小排気量でトコトコ走っても気持ち良さそうだ。
こんな感じで延々と
ニャ
☆
一旦R249まで戻り、その後県道35
そろそろお昼タイム!と店を探す。「食堂が無い事はないんだけれどいま一つピンと…あ、あそこにするか」
道路際にあった小さな寿司屋へ地元と思われる人が入っていくのを見つけてその後に続く。
近所の人が入るなら不味い店ではないだろう。
そしてその通り、刺身が抜群に旨かった。白身の魚はともかく、なんでイカまでこんなに旨いんだろ?
尤も頼んだ刺身定食は近所向けではないらしく、そこそこのお値段がしたわけなのだけれど。
「海沿い恐るべし!」と呟きながら店を出る。さあ午後の部をスタートしよう。
そして空には飛行機雲でVの字が
再々度R249、内陸側のバイパスだが交通量は激少でついついペースがあがる。そしてあの見附島(軍艦島)を
スルーしそうになる。
いかんいかんと国道を外れ、駐車場にVMAXを停めて海沿いへ。ああ、晴れの見附島も迫力あるねぇ
人出もありました
県道12→28
海へと降りる道を見つけ、たまらずVMAXを突っ込ませる。
うはは、海沿いはやっぱ気持ち良いぃ~
とはいってもここまでですけどね
14時、これまた前回も立ち寄った「ランプの宿」は…ありゃ?新しい道ができてるぞ?
以前同様狭いのは入り口だけで、その先は立派な舗装路になっていた。
宿を見下ろせる広場にはきちんとした駐車場と見晴台、そしてここまで等間隔に電柱が並んでいる。
「う~む、こりゃもはや秘境とは言えないな、どうせなら思い切って電化もしちゃえば
いいのに」
お宿は相変わらず凄いところにありますが
上は立派になりました
営業的にそうもいかないか…と、そのすぐ先の道の駅狼煙へ
ここがほぼ能登半島の先端になる。
☆
「先端の道の駅」は健在で、本当の先端である灯台へ行く人達で賑わっている。
バイクも多数。ジャケットがバイクの上に広げてあるという事は、これまた灯台へ歩いていくのだろう。
こちらは歩く気まったく無し。ベンチでゆっくりと「おからドーナッツ」を食べる。揚げたてで油っぽくなくて美味。
そういえば全景を撮り忘れました
その後も海岸沿いをひた走る。
半島を回り込んだので道は南西方向へと変わる。但し海が右手なのは変わりなし。
この辺りの海岸は岩場がメイン、奇岩も多く見ていて飽きることがない。
例のゴジラ岩をふんふんと眺め、なんとかの洗濯板っぽい岩をへええと見る。
川では5月名物のこいのぼりが大量に身を躍らせている。鼓笛隊(?)の練習が聞こえ
るのは近々お祭りでもあるのだろうか。
ゴジラ岩お久しぶり
華やかでいいですね
せっかく奥能登まできたので塩の直売所に寄ってみる。
有名な塩田(揚げ浜式?)で作られた塩がどう旨いのか、帰ってからのお楽しみだ。
これは人形じゃありません(笑)
☆
さて、そんなわけで今日は能登の海岸線を延々と走っているのだけれど、実は同じ道を走る道路パトロールの車を何度も追い越していたりする。
国道・県道問わず走っているのに見事に同じルートを通るパトロール車。
休んでは追い越され、走り出しては追い越しの繰り返しは既に10回以上。
ドアに「石川県」と書かれた黄色い車両、きっとあちらのドライバー(&同乗者)も「またあいつか…」とか思っているだろう。
#画像は自粛、あと追い越しはジェントルにしているつもりなので嫌な印象は与えていない…はず…
☆
と、とあるトンネルを潜ったところで、「旧道がありますよ、観光スポットですよ」的な標識があったので寄ってみる。…が、なんか怖いんですけど。
「こっち」と書かれた古いトンネル(旧道?)なのだけれど、中は照明も切られていて暗い。
ぱっくり口を開けているのでVMAXで入ってみたのだけれど、途中からは歩行者オンリーに。でも照明なしは変わらず。
よくわからないままに引き返したのだけれど、結局どんなスポットだったのだろう?
※帰ってから調べたら「岩窟不動」というのがこれかも。奥に不動明王を彫った岩のあるパワースポット…とか?
あ、こうしてみるとちょっと格好いいかも?
☆
国道へ復帰。
さて、そろそろガソリンがヤバ気なのだけれど、今日の宿はすぐそこの輪島だし、ぎり
ぎりまで引っ張ってしまおうか。
お馴染み千枚田は田植え時期。「田植え体験」なることもやられているようだっ
た。
そして相変わらず駐車場が狭い。狭いというか止まる車が多すぎるというか。
まぁお約束ではありますけど
輪島の街中はさらりと流し(←明日のお楽しみ)宿への到着は16時半。
オーナーの方にご挨拶して荷物を下ろし、やれやれと一息をつく。さて、日暮れまでにはもう少しあるし、軽く近所を走ってくるか。
海岸線を走る県道38はここから一気に高度を上げる。狭くて急な上り坂だが1700ccのVMAXにはもちろん関係なし。
途中の待避所に見事に大破したシビックが置いてあったのだけど、地元の走り屋コースにでもなっているのだろうか?
ゾウゾウ鼻(ゾウの鼻のような形をした岩がある)で海を眺める。少し雲が出てきたかな?
展望台から輪島方面を望む
Uターンしてゆっくりと宿へ戻る。
VMAXを停めて一安心。
いやぁ、今日は300kmも走らなかったけれど、こういうまったりツーリングも悪く無いな…
※そして夕飯はたっぷりの刺身、カニ、ブリカマ焼きと錚々たる顔ぶれ。
またまた食べ過ぎましたとさ。(←旅の基本です)
☆
■本日の走行距離:290km
■本日の教訓:やっぱ晴れると気持ち良いものです。
■ ご注意 ■
ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。
☆
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